インフィニットオルフェンズ ラブ&コメディ創作短編集   作:モンターク

13 / 21
これが多分今年初なので初投稿です

今回は小説版異世界オルガ・小説版オルガ細胞作者のT ogaさん(https://syosetu.org/?mode=user&uid=134450)との共同執筆と言う形を取り
私がシャル、箒、ラウラ、セシリア部分を担当
T ogaさんは鈴部分をなんと持ち込みしてくださりました
結果鈴だけは別の話になるほどのボリュームです。
セカン党の本気を思い知りました……

というわけでまずはシャルロット、箒、ラウラ、セシリア編スタートです




バレンタインの乙女達(side:シャル・箒・ラウラ・セシリア)

シャル・ラウラの部屋

キッチン

 

シャル「だからチョコにそんなにタバスコは入れちゃダメだって!」

 

セシリア「あら、もっと刺激が必要だと思いましたが……」

 

「だからって流石にそれはただのタバスコ味になっちゃうよ……」

 

ラウラ「シャルロット、味噌とチョコを混ぜるのはどうだ?」

 

「そ、それは……流石に合わないと思うよ……」

 

シャルとラウラとセシリアは今度のバレンタインのためのチョコレートを作っているようだ

最低限のことはこなせるが料理に不慣れなラウラとそもそも料理が壊滅的なセシリアにシャルが教えながらという形をとっている…が

 

(ううっ…二人共個性的すぎるよ……)

 

流石に少し音を上げてしまっていた

 

「だが、日本のバレンタインというものは女から男にプレゼントするようなものなのだな……なんとも不思議だ」

 

「確かにそうですわね……ワタクシのところでは男性から女性にチョコレートや花を送る物でしたし…」

 

「僕のところもだいたいそんな感じだね……チョコじゃなくてバラとか香水とか贈ってたみたいだけど」

 

「国によって色々と違いますわね……」

 

「まあだが、この機会を見逃す訳にはいかないな…これでミカに贈って「夫婦」の絆を深めようではないか!」

 

「ワタクシも日頃の感謝を込めて三日月さんに贈ろうと思いますわ!」

 

「二人共気合が入ってて何よりだよ」

 

「……だけど、変なチョコは作っちゃダメだよ?三日月君が怒っちゃうかもしれないから」

 

「そ、そうですわね!」

 

「ああ!」

 

「じゃあ早速次は……」

 

(ふーっ……やっぱ疲れるなぁ……)

 

(……でも楽しいから、良いかな)

 

シャルは少し微笑む

一緒に作る仲間というものを感じられて嬉しいようだ

 

「ん?ところでホウキやリンはどうしてるのだろうか?」

 

「あーホウキとリンも誘ったんだけどね…二人共「自分で作るから良い」って」

 

「ふーん……そうなのか……」

 

「やはり足りませんね……なら…!」

 

「だからISのレーザーで調理するのは無理だって!!」

 

―――――

同時刻

箒・鷹月の部屋 キッチン

 

「……」

 

(失敗は許されない……一夏に振り向いてもらうには……)

 

トントントン!

 

(心を……想いを……チョコに込める……!)

 

トントントン!

 

(…………!)

 

剣道の打ち合いをしている時と同じくらい真剣な表情になっている箒

バレンタインでの「勝負」に出たようだ

 

(………!)

 

「せい!」

 

ドン!

 

鷹月「篠ノ之さん?」

 

箒のルームメイトである鷹月静寐は声をかけようとするが

 

「……」

 

トントントン!

 

それを無視して…いや、気にせずにそのままチョコレートを刻み続けている

この集中度は戦闘時と同じくらいとも言えよう

 

(篠ノ之さんがいつしなく真剣になってる……)

 

(きっと織斑君へのバレンタインの…………頑張ってね、篠ノ之さん)

 

 

 

―――――

 

ラウラ「…ううっ……みかぁ……」

 

セシリア「……すぅっ……みかづきさん……っ」

 

シャル「……よし!やっとできた!」

 

ラウラとセシリアのは(シャルのフォローのかいもあり)完成して寝に入ったが

シャルは残りの自分のオルガへの分を作っていたようだ

 

「はぁ……どっと疲れが来たなぁ……」

 

グッと背を伸ばし

肩も軽く動かす

 

「うんしょっと……」

 

(オルガ……食べてくれるかな………?)

 

―――――

 

バレンタイン当日

朝 教室

 

オルガ「………なんでこんなにあるんだよ…」

 

一夏「一人一袋かよ…」

 

三日月「……」モグモグ

 

オルガ、ミカ、一夏の三人には大袋があった

中に入ってたのはもちろんチョコレート

ほとんどが義理チョコだが、中には本命らしきものもチラホラ

それらをなんとか処理しようとする三人であった

食べ慣れているミカはともかく、オルガと一夏は口の中がチョコレートと化してしまっている

 

「ミカ、流石にここまで食べすぎると太るぞ……?」

 

「別に」モグモグ

 

「ミカの場合はその分ISの操縦に糖分使ってるからよ……」

 

マクギリス「やあ、君達」

 

「マクギリスじゃねえか……」

 

いつからかIS学園の教師として来たバエルバカことマクギリス・ファリド

同じくチョコの袋を担いでいたがオルガ達のより大きいようだ

 

「ま、マクギリス先生?その袋って…」

 

「ああ、これかね…バレンタインのチョコを生徒たちから貰ってね……」

 

「流石外見だけイケメンのマクギリスだな……」

 

「これ、どうするの?」

 

「流石に全部は食べきれないのでね……これを使ってチョコレートバエル像を作って展示しようと思うのだ」

 

「は?」

 

「これでアグニカ・カイエルを更に広めることができる……」

 

「は?」

 

石動「准将、用意ができました」

 

「うむ、わかった…ではまた会おう鉄華団の諸君」

 

 

 

「……マクギリス先生ってやっぱ変わってるよな?」

 

「いつから変わったんだっけ?オルガ」

 

「さあな……忘れちまった」

 

(てかアイツの隣のやつも居たのか…)

 

キーンコーンカーンコーン

 

―――――

教室

 

セシリア「やっと渡せますわ」

 

ラウラ「よし……!」

 

「シャル達じゃねえか………まさか!」

 

「はい、オルガ!」

 

シャルから箱が手渡される

 

「お、おう……サンキューな!」

 

ラウラ「ミカ、これを!」

 

セシリア「三日月さん、どうぞですわ!」

 

「ん?わかった」

 

早速開けてみるオルガとミカ

 

そこには……

 

「これは……!」

 

オルガに渡されたのは鉄華団のマークで固められたチョコレートが入っていた

 

「鉄華団の証じゃねえか……まさか型まで作ったのか!?」

 

「うん!」

 

「サンキューなシャル!……ん?この手紙は……」

 

「そ、それは後で開けて!」

 

「え?けどよ……」

 

「いいから!」

 

「お、おう…」

 

 

 

三日月「これは?」

 

ラウラ「種無しデーツにチョコレートを流し込んで作ったものだ」

 

「ミカならこういうのが好きだと思ってな……」

 

「……」パクッ

 

モグモグモグ

 

「うん、美味しいよ」

 

「よかった……まだまだ一杯あるからな!」

 

「ありがとう、ラウラ」

 

「う、うむ……!」

 

(……///)

 

セシリア「ワタクシのチョコレートもご覧になってくださいまし!」

 

「……大丈夫?」

 

「今回は大丈夫ですわ!シャルロットさんから色々と教わりましたので!」

 

「大丈夫!大丈夫!今回は私たちで味見もしたし、ねっ!ラウラ!」

 

「うむ、旨かったぞ!」

 

「へぇ~」

 

そのままセシリアのほうの箱もあける三日月。

 

「……」

 

至って普通の生チョコだ。しかし、三日月は警戒してこう言った。

 

「……オルガ、味見して」

 

「なんだよ……シャルたちが大丈夫だって言ってんだから信じろよ……まぁ、いいか」パクッ

 

「う"う"っ!」

 

キボウノハナー

 

「オルガ!? セ、セシリア! 何で!? 前に作ったやつ持って来たんじゃないの!?」

 

「……え、えっと……ま、前に作ったやつを参考にして、ワタクシ一人でもう一回作ってみたんですの……」

 

「そしたら前に作ったやつよりも見栄えが良かったので、その……前のやつと一緒に持って来たの……ですが…………」

 

(その一人で作ったやつに当たったのか……)

 

「……セシリア? その一人で作ったやつ味見はした?」

 

「あっ……!」

 

「味見はしろって言ったよね」ゴゴゴゴゴゴッ

 

「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 

恐怖で半泣きしてるセシリア

 

「……まぁ、たまに外れのある火星ヤシみたいなもんと思っとけばいいか。ありがとねセシリア」

 

だがそれを察した三日月は怒りを抑える

 

「み、三日月さん!ありがとうございます!ワタクシ一生あなたについていきますわ!!」

 

 

 

 

オルガ「ぜぇぜぇ……」

 

シャル「オルガ、ごめんね……」

 

「こんくれえなんてこたねえ……ところで大丈夫か?だいぶ疲れてるみたいだけどよ…」

 

「大丈夫、これくらいなんてことはないから……」

 

「その…あのワンオフアビリティは俺しか持ってねえからよ…あんまり無理すんじゃねえぞ…?」

 

「……ありがとう、オルガ」

 

 

 

 

一夏「………」

 

(ミカもオルガも楽しそうだなぁ…)

 

シャル「あ、一夏にもチョコあるよ」

 

「いや、俺は良い……さっきから貰った義理チョコやらでもう一杯だからさ……」

 

「ふーん……そっか」

 

「……」

 

(もしかしてホウキやリンからまだ貰えてないのかな?)

 

女子生徒「あ、あの!デュノアさん!」

 

「ん?どうしたの?」

 

「こ、これを受け取ってください!」

 

「え?」

 

その後、シャルのほうにもチョコの山ができたのは言うまでもない

 

―――――

五時間目後の休み時間にて

 

 

箒「……」

 

(昼間は結局他からチョコを貰ってて結局行けなかったが……だが今度こそは!)

 

(早く渡さねば時間が………だが……っ!)

 

箒は上手く踏み込めないでいた

 

(………くっ!……私は!)

 

一夏「ん?」

 

「!?」

 

「どうしたんだ?箒、そんなところで隠れて……」

 

(……い、いくぞ!)

 

箒は意を決して一夏に突撃する

 

「い、一夏!」

 

「ん?」

 

「こ、これを!」

 

「これって……バレンタインの?」

「あ、ああ!その……気に入ってくれると良いのだが……」

 

早速箱を開けてみる

 

「これは……抹茶チョコ?」

 

「あ、ああ!あまり凝って作れなかったが……」

 

「パクッ……おおっ!これすっげえ美味えよ!」

 

「そ、そうか!喜んでくれて感謝するぞ!」

 

「ありがとな、箒」

 

「あ、ああ!」

 

「………///」

 

箒は今にも沸騰しそうだ

 

「ん?どうしたんだ箒、顔が……」

 

「な、なんでもない!で、ではまただ!」

 

 

(よ、よし!なんとか渡せたぞ!)

 

(……だが結局なにも言えなかった…!)

 

(まだ…未熟だな……)

 

―――――

オルガの部屋

 

オルガ「さてと…しばらくチョコレートは要らねえな…」

 

大量に貰った義理チョコはミカにあげたのもあったが

ほとんどはオルガが全部食べたようだ

だが途中でシャルから食べきれないチョコも貰ったりしたため

鼻血を出してキボウノハナーしたのは言うまでもないが

 

「……そういえばシャルからチョコと一緒に貰った手紙……何が書いてるんだ?」

 

手紙の封を開けてみるオルガ

 

「……」

 

オルガへ

 

いつもありがとう

僕、オルガが居ないと多分今ここに居なかったと思う

だから僕は今でもオルガに感謝しているんだ

これからも…ずっと…ずーっとよろしくね

 

Joyeuse Saint Valentin!

 

シャルより

 

(シャル……お前……)

 

「へへっ……」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。