インフィニットオルフェンズ ラブ&コメディ創作短編集 作:モンターク
インフィニットオルフェンズ外伝 ~三無を束ねし、煌めきの雲海~
https://syosetu.org/novel/185357/
の後日談的ななにかです
外伝だと一箒成分があまりなかったのでそれの補完として……
IS学園 1年生寮
箒の部屋
同室の鷹月は夏休みで帰省しており、現在は箒単独で使用していた。
「はぁ……」
シャワーを済まし、寝間着に着替え
ベッドに仰向けになっている。
だが眠りにつこうにも今日起こった出来事がそれを邪魔する
(また……迷惑をかけてしまったのか……)
福音事件での姉がやったこと
そして今回の無人IS「ストライク」のこと
(そして皆が……また……!)
結果、皆のISはかなり消耗した
そして雲海でのピクニックは結局できなかった
そう、無駄に疲れさせてしまったも同然だ
「私の……せいで」
あの文面で疑えばよかった
いくらキラと言えど束の関係者であることに変わりはないということに気づけばよかった
その後悔の念が箒の中にはあった
皆は「箒は悪くない」とは言ってくれた
だが箒の中での念は変わらなかった
「…私は……」
何かをいいかけた時
コンコンコン
ドアをノックする音
「……誰だ?もうそろそろで消灯に近いのだが……」
「俺だ、ちょっといいか?」
一夏であった
「…………」
あまり乗り気ではない足でドアのほうに向かい
ドアを開ける
「なんだ?一夏……今は少し……」
「手、出してくれていいか?」
「手?」
そう言って箒は手を一夏に差し出す
「はい」
「ん?」
箒に手渡されたものは500円玉1つと100円玉3つだった
「……これは……!」
「ああ、俺がお前に借りてた500円だ」
「どうして……何故300円も……」
「いやまあ、利子……かな」
「利子?」
「結構長い期間借りちまっただろ?だから……」
「お前……小遣いは使い切ったとか言ってたはずでは……」
「これだけはちゃんと残しておいたんだ。約束は守らねえとな!」
「そ、そうか……ち、頂戴しておこう…///」
そのまま小銭は懐にしまった
「あとさ、箒」
「な、なんだ一夏!」
「……その…大丈夫か?」
「え?な、何がだ?」
「いや、昼間の戦闘とか……色々と…な?」
「……私は……だが本当に申し訳ない……私がメールで最初に気づいておけば……!」
「箒のせいじゃない。悪いのは束さんだろ?そもそもあの最初に気づくなんてあのミカでも「なにかがある」と感じただけだしよ……」
「だが……!」
「そう背負い込むなって、な?」
「…………」
一夏から励まされるが、箒の顔は暗いままだ
「…………お、そうだ。まだ渡すものだがあったんだ」
「渡すもの?」
一夏が後ろから取り出したものは
ラッピングされた小さな箱だった
「これは……」
「開けてみてくれ」
「………」
箒がその箱を開けてみると
ネックレスのアクセサリーが入っていた
「これは……!」
「いつも特訓に付き合ってもらってるお礼……ってやつかな。箒の好みがよくわからなかったからさ、店員おすすめってやつにしたんだけどよ……」
「い、良いのか!?誕生日のリボンも貰ったばかりだと言うのに……」
「ああ」
「そう、か………まさか小遣いを使い果たしたってこれなのか!?」
「まあな。プラモとかにも使っちまってたけど、これのほうに一番使っちまったな」
「そうか……あ、ありがとう、一夏…///」
少し赤面しながらも、笑みが出る箒
「やっぱ箒は……」
「ん?」
「あ、いや……じゃあな!」
「ああ……明日も朝一番でいいのか?」
「もちろんだ!俺ももっと強くならねえとな!」
そう言って一夏は自分の部屋の方に戻っていく
そして箒も部屋の中に戻り、再びベッドに横になる
(そうだ、こんなところで立ち止まってはいられない)
(止まらない限り道は続く……とかオルガは言っていたが、その通りだ)
(ここで止まってしまえば「先」はなくなってしまう……!)
(………)
「紅椿」の待機形態である金と銀の鈴がついてる赤色の紐を箒は見つめる
(止まらないように……意地でも続けなければ……!)
箒は決意を新たにする
止まらないために……姉のプレッシャーに負けないために……
そして「一夏」と前に進むために……
「……しかし、一夏がネックレスをプレゼントしてくれるとは……」
(まあいつもの唐変木だから、特にあれ以上の意味はないだろう……)
(だがそれでも……)
「ふふっ…///」
箒はネックレスを見つめながら微笑んでいた。
うーむ……
久しぶりに一箒書いたらこうなった
後悔はしていない