インフィニットオルフェンズ ラブ&コメディ創作短編集   作:モンターク

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一応IS十周年らしいので初投稿です

ちな短編エピは基本、本編のどこかであるかもしれない前提で書いてるのナ



皆で強くなれば良いんだよ

「よし、皆集まったな」

 

昼休み、屋上でいつもの鉄華団員が集結していた。

ある一人を除いて……。

 

「ええっと、イチカ、シャル、セシリア、シノ、リン、ラウラ……ん?おい、ミカは?」

 

「あら、三日月さんは?」

 

その事実に気づいたセシリアとオルガはラウラに問いかける。

 

「ああ、ミカなら教官とヤマダ先生の手伝いで席を外すそうだ」

 

「相変わらず真面目だね、三日月君」

 

「すげえよ、ミカは……」

 

鈴は団長であるオルガに問いかけた。

 

「……で、なんかあるの?オルガ」

 

だが

 

「いや、用があるのはラウラのほうだぞ?」

 

「ああ、私から少し話……というのか、たとえ話をしたい」

 

そのラウラの言葉に皆は首を傾げる。

そして真っ先に箒はラウラへ疑問をぶつける。

 

「たとえ話?一体なんだ?」

 

その言葉にラウラは少し言葉を噛み締め、拳を強く握りながら話し始める。

 

「もし……もしミカが負けて……死んだら……お前たちはどうする?」

 

「……え?」

 

「ら、ラウラ?」

 

「み、ミカが……?」

 

「まあ!三日月さんが死ぬことなんてありませんわ!」

 

即座にセシリアは反論する…が

 

「そんなことはわかっている!……だから「たとえ話」だ!」

 

「そ、そうですわね……」

 

ラウラは即座に声を荒げたため、セシリアはその気に押され、小さくなっていた。

 

「二人共…落ち着いて……ね?」

 

もちろんシャルロットはその二人をなんとか落ち着かせる。

 

「すまない……声を大きくしてしまった」

 

「ワタクシも……申し訳ありません、ラウラさん」

 

ラウラも謝り、セシリアもお辞儀をして謝っている。

 

落ち着いた後、今度は首を傾げながらも一夏と箒が話し始める。

 

「……で、ミカが死んだらって言われてもなぁ……」

 

「うむ……三日月が死ぬなどありえるのか?」

 

「ミカはオルガ団長のように何回も死んで生き返るわけではないからな……」

 

「まあそうだけどよ………しかしミカがな……」

 

オルガは少し考える

ミカが死ぬことはありえない……だが実際はオルガと同じく死んで転生している身だ。

残念ながらオルガが死んだ後にミカが死んだため、その時の状況はオルガにもわかっていない。

だが確実に「死んだ」というのはわかっている。

 

(ミカがそう簡単に殺られるタマじゃねえのはわかってるがな……けどよ…)

 

オルガも少し不安を隠せなかった。

 

だがあることを思いついたのか、一夏が話し始める。

 

「……てか思ったけどさ」

 

「どうした?一夏」

 

「死んだ後のことなんか考えても仕方ないんじゃないか?それよりミカをそういう状況からどうやって助けるかってのを考えたほうが良いんじゃないか?」

 

「!」

 

「そうですわ!それよりどうやって三日月さんを助けるかを考えたほうが建設的ですわ!」

 

「そうよね……三日月が死んだ後のことなんかより今が大事よ!」

 

セシリアと鈴は一夏の意見に真っ先に同意する。

そしてシャルはそこから思いついたのか、ある提案をする。

 

「……じゃあ僕たちももっと強くなろうよ!三日月君を助けられるようにするために!」

 

「ああ……今まで色々とミカに頼りっきりなところもあったしよ……」

 

オルガは深く同意する。

今までの戦いはミカが活躍していたが、確かにミカへの依存度が高かった。

そのため福音の時に三日月及び一夏が不在だった際は、チームワークによる対抗こそ出来ていたものの

練度の甘さも少し目立った。

 

続くストライク事件では個別での戦闘であり、全員敵のストライクを撃破したものの

ほとんどの面々がギリギリの状況で勝てたと言って良いものであり、シャルに至ってはオルガを庇うためにISが大破・強制解除される段階までになってしまった。

その上、オルガが敵のビーム兵器「アグニ」を持って駆けつけなければ三日月もやられていた可能性があった。

 

「確かに私達はまだまだ未熟だ……だがこのまま立ち止まっては駄目だ。そのためにはもっと精神・身体・技術の各面を磨かなければ……」

 

「箒の言う通りね。もっともっと強くなるわよ!ね、ラウラ」

 

その鈴の呼びかけの応じて、黙っていたラウラも口を開き始める

 

「…うむ、ならば早速特訓をしなければな!」

 

「善は急げよ!早速アリーナに行くわよ」

 

鈴は今にも走りそうな勢いだ。

 

「鈴!先に戦術とかそういう話をしたほうが良いのではないか?」

 

箒は慎重な意見を発する。

だが鈴はそれに対して別の意見としてこう発した。

 

「そんなことは後よ!それより動かしたほうが早いわ!」

 

そしてシャルロットはそれに同意したように話す。

 

「そうだね、じゃあ僕たちもアリーナに……じゃあオルガ!」

 

シャルロットはオルガに「いつもの」を頼む

 

(よし、じゃあ……)

 

オルガは息を吸った後、大きな声で発した。

 

「よし!お前らぁ、行くぞ!」

 

「「おー!!」」

 

――――――

 

「おりゃあっ!」

 

「ふん、まだまだよ一夏!」

 

「グアアアアアアッ!」

 

キボウノハナー

 

「あら……当たってしまいましたわ…」

 

「オルガしっかりして!」

 

「だけどよ……止まるんじゃねえぞ………」

 

「刀とは……こう使うのか……」

 

「ああ、そうだ。こう構えてからの……斬る!」

 

各自が自分の短所を克服しようと特訓をする中、その様子を見ている金髪の男と扇子をパタパタ仰いでる水色の女が居た。

もちろん言うまでもなくバエルバカのマクギリスと生徒会長の楯無であった。

 

「ほう……自主練か」

 

「あらあら良いじゃない♪ ああいうの好きよお姉さんは」

 

「………私もどこかで訓練しなければな……」

 

「あら、マクギリス先生はそういうのは必要ではないと思ったけれど」

 

「この前の襲撃の際に仮面の男にやられてしまったのでな……やはり体は動かさないと腕は鈍るばかりだ」

 

「ふーん……」

 

パタパタと扇子を扇ぎながらも、マクギリスの話に相槌を打つ楯無

 

「……だが今はそれよりこの雑務を片付けねばな」

 

「そうね……ねえ、校舎修理費2割くらい負けてくれない?」

 

「駄目だ、全額支払ってもらう。オリムラ先生からも重々言われているのでな…」

 

「……はーい」

 

その言動に少し不満そうな楯無である

まあそれも自業自得なので仕方ないことである

そんな話をしながらアリーナより出ていく二人であった。

 

パンパンパンッ!

 

「ヴアアアアアアアアアアアッ!?」

 

キボウノハナー

 

「オルガ!?」

 

「あら……またですわ……」

 

「大丈夫かー?おーい!」

 




今回も荒削りでござった……
平和ってむずかしいね
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