インフィニットオルフェンズ ラブ&コメディ創作短編集   作:モンターク

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しばらく放置してやっと書き終えたので初投稿です。

梅雨時と仮定しておいてください……ホントはそこらへんで投稿できればよかったんだけどね……。
超短編もいいところじゃねえか…
アグニカポイント貯めとけばよかった……


雨のある日(オルシャル)

「はぁ……ついてないなぁ……」

 

シャルロットはある開いてもいない店の先の屋根で雨宿りをしていた。

先程まで晴れていたのだが、急に雨が振り出したからである。

そのためシャルロットもずぶ濡れとまではいかなかったものの、かなりびしょびしょであった。

 

(今日は晴れるって聞いたんだけど……日本の梅雨ってこんな感じなんだね……)

 

フランスは地方によって気候が異なるが

梅雨がなく、湿気も少なく乾燥しているため、夏も温度こそかなりあるものの比較的過ごしやすい

雨が降ること自体はあり、秋は比較的雨が降る回数が多いものの日本の東京の降水量に比べれば少ない。

やはり気候が全く違うなと改めて思ってたシャルロット

 

(ううっ…どうしよう……やっぱりここで上がるまで待つしか………)

 

そう思っていたシャルロットのところに―――

 

「ん?」

 

「……シャルじゃねえか」

 

傘を指してた「彼」―――オルガ・イツカが現れた。

 

――――――

 

「ごめんね、いれてもらっちゃって……」

 

「こんくれえなんてこたねえ……団員を雨から守るのも俺の仕事だ……!」

 

オルガの傘にシャルロットが入っている形になっている。

だが雨でずぶぬれになることは防ぐことができたものの

それほど大きな傘ではないためか、二人共少し濡れてしまっている。

 

「…………」

 

「…………」

 

だが二人っきりというわけかそれを言い出せることもできず

ただただ時間が過ぎていく……

 

(こ、このままじゃまずい……よね?)

 

シャルロットはもちろんこのことを考え、先に口を開く

 

「お、オルガ!」

 

「お、おう……どうした?」

 

急に少し声が大きいでシャルロットが話しかけてきたため希望の花を咲かせるまでではなかったもののオルガは少し驚いていた。

 

「もっと…詰めたほうがいいよね……?オルガのほうが雨当たってるし…」

 

「え、あ……お、おう…」

 

オルガとシャルロットは傘の中での距離を詰める。

距離が近いことは今までままあることだったが

二人共やはり慣れていない

 

「………///」

 

「………///」

 

余計に無言になったのは言うまでもない。

 

――――――

 

「……ん?」

 

「お、おう…どうしたシャル?」

 

「雨……止んだみたいだね」

 

「そ、そうか……」

 

雨がやんだので不要になった傘を畳んでいると

雲の隙間からは日差しが差し込んできている。

 

「あ、見て!虹!」

 

シャルが指した方向にはきれいな七色の虹ができている。

 

「なんだよ……結構キレイじゃねえか……」

 

オルガはその虹を写真に収めようと持っていたカメラを手に取り

シャッターを切る。

 

「オルガ、最近写真よく撮るようになったよね。」

 

「まあな……イチカやミカみたいにはあんま撮らねえけどよ……」

 

「ふーん…じゃあ!」

 

シャルロットは何かを思いついたのか

少し駆け出し、ある所で止まる。

 

「これと……僕を撮ってもらってもいいかな?」

 

「……あじさいってやつか?これ」

 

紫陽花

6月から7月の時期に開花しており、白・青・紫・赤といった色がある。

古くから親しまれており、梅雨の時期の花といえばこれとも言われたりするとか。

 

「うん!」

 

「お、おう……」

 

オルガはカメラを構え、シャッターを押す準備をする

ファインダーからは紫陽花とシャルロットの姿が見える。

 

「………」

 

(やっぱかわいいじゃねえか……へへっ)

 

「よし撮るぞぉ」

 

カシャッ

 

「……どうだ?」

 

「うん、よく撮れてる!さすがオルガ!」

 

「なに……こんくれえなんてこたねえ……」

 

オルガはシャルロットに褒められて照れているようだ。

いつもの言葉だが、どこかぎこちないことになっている。

 

「……じゃ、そろそろ帰ろっか?」

 

「お、おう……ちょうどいい頃合いだからよ……」

 

「……じゃあ手を繋いでも良い?」

 

「お、おう……」

 

オルガは差し出されたシャルロットの小さい手を握る

そして雨上がりの水たまりの道をゆっくりと進んでいくのであった。

 

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