Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
今回はオリジナルというか、繋ぎの話です
side悟誠
気が付くと俺は真っ白な空間にいた。
「は?え...?なんだ?ここ...」
よし、こんなときこそおっぱいだ!!
混乱する頭を妄想で無理矢理落ち着かせ、辺りを見回してみる。
冷静に辺りを見回してみても、周りには何もなく、ただ白い地平線が広がるのみ......
「
こういうときはいつもドライグが何かしら教えてくれるのだが、そのドライグからは何も反応がない。
そう、まるで最初にエミヤさんに会ったときのような......
「いったい誰が俺を連れてきたんだ?」
「それはオラが頼んで連れてきてもらったんだ」
不意に背後から聞き覚えのある、だがとても懐かしい声が聞こえてきた。
すぐさま後ろを振り向くと、そこには......
「オッス!久しぶりだな悟誠、元気だったか?」
そこには嬉しそうに話す、俺の恩人であり
◇◆◇◆◇◆
「それにしてもどうして父さんは俺を呼んだんだ?」
「あぁ、ウイスさんにおめえが死にかけてるって聞いて連れてきてもらったんだ」
それを聞いて、俺は目頭が熱くなるのを感じる。
父さん...そりゃ反則だよ......
ってか、ウイスさんって誰のことなんだ?
俺が知らない名前に首を傾げていると、父さんが『と、そうだそうだ...』と、ふと思い出したように懐からあるものを取り出す。
「悟誠、ほれ」
そう言って投げ渡されたのは小さい麻袋だった。
これってまさか...!?
「父さん...もしかしてこれ...」
「あぁ、仙豆だ!カリン様に頼んで少しだけ貰えたからおめえに渡しに来たんだ」
急だったんもんで二粒しかもらえなかったけどな!と父さんは言う。
やっぱ仙豆か!これがあれば多少の無茶は出来る!!
「サンキュー父さん、すげえ助かる!」
「そいつは良かったぞ!っと、そろそろ時間みてえだ」
そういう父さんの身体が透けていく。
もう時間なのか?もう少し話したり組手の相手とか頼みたかったんだが......
「父さん...もう行っちまうのか?」
「あぁ、あんまし時間もねえかんな...悟誠!オラ達がいなくても。後は頑張れよ!オラ達はずっと待ってっかんな!」
その言葉を最後に父さんの姿は完璧に消えていった。
「......あぁ、ありがとな父さん」
父さんが消えていった虚空を見つめて俺はそう呟いた。
その直後、俺の意識は急速に沈んでいくのだった。