Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
お待たせしました......m(_ _)m
side悟誠
「はぁ...不幸だ...」
「なんの連絡もなく外泊するからだろ?」
学校から衛宮家へと帰ってきたオレは、待ち構えていたセラさんと士郎にこれでもかと説教を受け、士郎の部屋で項垂れていた。
だって仕方ないじゃないか、目覚めたの夜中だったしイリヤちゃんもいなかったから勝手に入るわけいかなかったんだからさ ......
『その判断が今のこの結果な訳だがな』
いや、そうなんだけどさ、なんか...納得いかない
『それよりもだ、相棒、今日が最後なのだろう?』
あぁ、遠坂やルヴィアがいうには残るカードは残り一枚らしい。それで、この戦いは終わるんだ
『そうか、だがあの娘の護衛は続けるのだろう?』
エミヤさんから何も言われてないからなんとも言えないけど、多分そうなるだろうな
『やはり、いつになれば戻れるのだろうな...』
あぁ、まだ向こうでやりたいこと沢山残ってるのにな......
「...どうかしたのか?悟誠」
不意に士郎が話し掛けてくる。
おっと、ドライグと話しすぎてたみたいだ
「あぁ、なんでもない、ちょっと考えごとしてた」
「...イリヤのことか?」
何を思ったのか、士郎がイリヤちゃんのことを聞いてくる。
まあ、あながち間違いでもないかな
「うん、まあそんなとこ」
「イリヤの奴、朝から様子が変だけど、何かあったのか?」
やっぱ士郎も気づいてるよな...けど、これはオレから言うべきことじゃない
「いや、良くわかんなくてさ、俺も困ってんだ」
「......悟誠にもわからないか、どうしたんだろうな本当」
ここまで心配してくれるなんて良い兄ちゃんじゃん。
セラさん達も気にかけてたみたいだったし、良い家族に恵まれてるな
さてと、そろそろ行くか、終わらせに......
そう心を決め、家を出ようとしたときだった。
「あら~あなたがセラから話に聞いてた悟誠くん?」
不意に聞き覚えのない声が掛けられオレは驚き振り向く
何者だよいったい!?近づいてたことすらきずかなったぞ!?
「えっと、あなたは...」
そこにはイリヤちゃんをそのまま大きくしたような女性がオレを興味深そうに見つめていた。
◇◆◇◆◇◆
「そう、セラから聞いてはいたけど、そんなことがねー」
「えっと、はい...」
大人版イリヤちゃん、アイリさんと名乗ったその女性はイリヤちゃんの母親だった。
家に来た経緯を聞かれてかなり捏造して話をした。
イリヤちゃん達の話はするべきではないと思ったので伏せてある。
それにしてもこの人...どっかで......
「話は分かったけれど、あなたはこれからどうするの?」
いつまでもこのままというわけにはいかないでしょう?とアイリさんは言う。
これから...か、全然考えてなかったな......
「まあ、その時はなんとかしますよ」
最悪の場合は野宿なり山篭もりなりしながら生活でもすりゃいいしな
父さんもガキの頃はそうやって生活してたって聞くし
『完全に孫悟空の影響を受けているな相棒...』
ドライグがなにか言っているが今は無視!
「なんとかって言ったって...あなたお金持ってるようには見えないのだけれど...」
「え、えぇまあ...その時は野宿でもして過ごしますよ」
その途端アイリさんの様子が変わった。
なんか嫌な予感が......
「駄目よ、あなたみたいな子に野宿なんてさせられないわ!!」
やっぱか!だから言いたくなかったんだよ、
遠坂のときと良く似た状況だったから薄々察してはいたけどさ!!
『相棒の自業自得だろう』
う、うるせぇ!!アイリさんが逃げ場を塞いだから仕方なかったんだよ!!
「親御さんは?」
親か...向こうにはいるけどこっちには居ないもんな
「親は...いません...どこかに行っちゃったので...」
これでどうにかならねえかな?
「そう...ごめんなさいね、ツラい事を聞いてしまったわね」
へ...?なんでそんな顔してんだ?アイリさんは
『明らかに相棒の言葉が原因だろう』
ウソだろ!オレそんな暗くした覚えないぞ?
そんなことを言っていると、不意にアイリさんに抱きしめられていた。
「大丈夫、もうあなたに寂しい思いはさせないわ...今日からはあなたも私の子どもよ」
・・・・・・・・へっ...?
「えええぇぇぇぇぇぇえっっ!!!」
なんでそうなるんですかアイリさん!?!?
◇◆◇◆◇◆
「ふふっ落ち着いた?」
先程の件から数分、ようやく落ち着いたオレはアイリさんに笑われていた。
「クスッ...イリヤの様子を見に来たのに、その前に面白い息子ができたわね~」
そう朗らかに笑うアイリさん。
いや、笑いごとじゃない気がするんだけど......
「あっ安心して!キリツグには私から伝えておくから♪」
いや、そういうことじゃ...いいや、もう...
「分かりました...それよりアイリさん」
「んもぅ、もうあなたは私の子供なのよ?ママって呼んでくれなきゃ!」
は?は、ははは...
「いやだからアイリサ「ママ」アイリ「ママ」アイ「ママ」だあっ!もう!母さん!これで勘弁してくれ!!」
どんだけママって呼ばれたいんだよこの人は!!
「んー...仕方ないわねぇ...」
はぁ、ったく......
「そんなことよア...母さん、オレだけじゃあイリヤちゃんはどうしようもない、後は...母さんに頼んで良いか?」
「えぇ、任せてちょうだい♪イリヤちゃーん!!」
そう言いながら風呂場に突貫していくアイリさん。
「ははは...なんつーか、騒がしいヒトだったな...」
それだけ呟くと、オレはそっと衛宮家を後にした。
残るはカード後一枚......
いざ、最後の戦いへ!!