Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
side悟誠
「な...なんで...」
「なんで?そりゃ抜け出して来たからに決まってるじゃない」
そう言って妖艶に笑うクロ。
いやそんなの分かってるんだよ!!オレが聞きたいのはどうやって抜け出して来たかだ......。
「はは...は、抜け出したのは分かったよ...。けど、なんで俺のとこに来たんだよ」
「なんでって前にも言ったわよね?私は諦めないって」
そういうと俺にピタリとくっついてくるクロ。
おっ...イリヤちゃんよりはあるか?
『やめろ相棒...』
無理だドライグ!そこにおっぱいがある限り、俺はそのおっぱいを評するぞ!!
『うおおぉぉぉぉんっ!!もう相棒なんか知るかぁぁぁ!!』
あっ待て泣くな!っていうか俺を置いて行くなぁぁぁ!!
「...??悟誠?」
と、危ない危ない...クロに不審がられてる......。
「な、なんでもねえよ...というか、諦めないって言われても俺の気持ちは変わらないぞ?」
「ふぅん...なら、私が悟誠のタイプの女になったら?」
えっうーん...どうだろう...
「それなら...少しは...?」
って違うだろ!!何言ってんだ俺は!!あ、でもそんなイリヤちゃん見てみたいような気も......
「うふっ♪決まりね!じゃあ悟誠...。悟誠はどんな女の子が好きなの?」
そ、そうきたかぁ......。
「そう聞かれて俺が素直に答えるとでも?」
「教えてくれてもいいじゃない、そんな風になってあげるって言ってるのよ?」
【ズゴンッ】
いや、そう言われてもな......って、今凄い音が聞こえたような...
というか良くよく見ると......
「クロ...でいいよな?お前ホントに肌黒いよな、ガングロ?」
なんか昔のアニメにそんなようなキャラがいたような......なんだっけ?
「悟誠、それもう使ってる人ほぼ居ないわよ...?でも、ふぅん...そうなんだ。悟誠ってば、私の肌がそんなに気になるんだ」
それっぽい仕草をしつつそう詰め寄ってくるクロだが......
「いや、まあイリヤちゃんが真っ白だし、気にならないわけじゃねえけど」
「そんなこと言って、悟誠って実は肌フェチなんでしょ?」
肌フェチ?違うな、俺はおっぱい星人だ!!
『そこは胸を張るところじゃねえぞ生まれ変わり...』
あ、爺『よほど死にてえらしいな』すいません!
バーダックさん、出てきてたんすか?
『あぁ、お前が龍帝サマをいじめやがるから仕方なくな...』
な、なんかすいません......
『チッ...悪く思うならアイツを潜らせんじゃねえよ...』
善処します......。
「悟誠...?」
おっとと、また話に夢中になってクロを放置しちまってた......。
「ん?なんだよ...」
「さっきから急に黙り込んでなんか変よ?...どうしたの?」
「あ、いや別に...」
やべぇ...どう誤魔化したものか......
と、そこに...
「あれ?悟誠にイリヤじゃないか、帰ってきてたのか」
ん?この声は!!
「あぁ、士郎、ちょっと前にな」
「やっほーお兄ちゃん♪」
そこには形だけは俺の兄である衛宮士郎がいた。
「お前らそんなにくっついて仲良いんだな、けど...流石にちょっとくっつき過ぎじゃないか?」
そうだ!言ってやってくれ士郎!!
「やーねぇお兄ちゃん、だって私、悟誠のこと大好きなのよ?このくらいならこのくらい普通じゃない」
いやお前それは直球過ぎ...!?
「あぁ、そういうことならいい...のか?」
士郎も丸め込まれないでくれよ!!!?
「そういう訳で...悟誠...私と愛あばぁっ!!」
うおっ!?いきなりクロが不審な動きを取ったぞ!?
「だ、大丈夫か...?」
「おいおい、いきなりどうした?」
「あ、あはは...なんでもばぁっ!」
おいおい、これってもしかしてさっきの......。
そういえば近くにイリヤちゃん気配を感じるような...?
「あっ! ぶっ! らっ!」
謎の悲鳴?をあげながら床を転がり回るクロ。
なんというか...見ていてすごくシュールな光景だな......
「くっ...最後にせめて......!」
涙目ながら唐突に起き上がったクロが俺目掛けて飛び掛る。
「悟誠!キスを...!!」
「へっ?」
「うわっ!?ちょっ...!!」
ちょっ...!?おいおいそれはまずいって...!!
俺が迎撃の体勢に入ろうとした直後......
「みぎゃっ......」
俺に飛び掛かろうとしていたいきなり脚を抑えて蹲り始めたのだ。
そしてすぐ後に聞こえてくる複数の足音。
「クロ!!観念なさい!」
「ゴセ!無事ですの!!」
やってきたのは遠坂とルヴィアだった。
「へっ...?遠坂!?それにルヴィア!?」
これに驚いたのは士郎だ。
「えっ......」
「なっ...」
そして驚いたのは士郎だけではなかった。
「衛宮くん...?」
「
「...ッ!!!?(なっ...何その反応!?)」
なんか...皆して固まってるけど...バーダックさん、俺はどうしたらいいと思います?
『知るか、俺に聞くなバカが...』
ですよねー......
と、とりあえず様子を見ていると、動き出したのは遠坂達であった。
「ごめんね衛宮くん!!イリヤちょっと借りてくわ!!」
「あっ...」
「ごめんあそばせ〜!
「えっ...!?なんだよそりゃあ!?」
クロを抱え、慌てて駆けていく遠坂とルヴィア。そして後を追いかける士郎。そしてそれを見送る俺......。
「おい遠坂!?......あれ?」
「...??どうしたんだ?士郎」
「いや、さっきまで遠坂がイリヤ連れてったんだけど...イリヤがいるんだ」
「へっ...?」
あぁ...イリヤちゃんやっぱし帰ってきてたのか。
遠坂達が連れてったのはクロの方...と
「やっぱ用が無くなったんじゃね...え?」
俺がそう言って玄関の方に顔を出した時だった。
「お兄ちゃん......?」
士郎を見て美遊ちゃんがそんなことを呟いていた。
・・・・・んん?