Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー   作:ギミ

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母親乱入の修羅場...です!!

side悟誠

 

 

「もー...久々に帰ってきたって言うのに二人とも家にいないんだから...。勘で探してみたけど案外見つけられるものね。んっ...あれ?ドアが開かないわね...よっ...しょっと」

 

そんなことを呟きながら、煙を立てている車のドアを蹴り破り、無理矢理出てきたのは母さんだった。

 

えっ...というかなんでこんな所に...?確か国外に出掛けてたんじゃ......

 

 

まっ......まままままま...

 

ママ!?

 

 

「イリヤちゃん...まを連呼するAIみたいになってるぞ...というより、また急な帰宅だよな...アイ「ママでしょ」母さん!!」

 

 

「もう...相変わらず釣れないんだから...。ただいま二人とも、もうすぐ夕飯だから迎えに来たわよー...って、んん...?あれれ...??」

 

呆れるオレ、泣き出しそうにガクガクとか震えるイリヤちゃん、唖然としている美遊ちゃんとクロを見て、不思議そうに母さんは首を傾げるのだった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「あらー...あらまぁ、イリヤちゃんたら、いつの間に双子になっちゃったのかしら...随分可愛いカッコして...」

 

 

「いやリアクションの仕方が違うだろ...!?」

 

まさかの言葉にオレはすかさずツッコミを入れてしまう。しかし......

 

 

「......っ!」

 

 

「......!!」

 

突如、クロが動き出し、両手の剣で母さんに襲い掛かる。

 

それに気がついたイリヤちゃんが即座に母さんを庇うように前に立ち、攻撃を防ぐ。

 

 

「なっ...何考えてるの!?ママだよ!?私の...私たちの...!!」

 

なんとか攻撃を耐えたイリヤちゃんはクロに叫ぶ。

 

実の母を攻撃されたのだ。そうなるのも無理はない......。

 

しかし、クロはそれには答えず......

 

 

「逢いたかったわ、ママ。十年前...

 

 

 

━━私を『なかったこと』にした素敵なママ!━━」

 

十年前...?どういうことだ...って...!!

 

 

「あぶねえ!!」

 

ガガンッ...!!と、音を立てて二人に迫る双剣に近づき弾き落とす。

 

そしてクロを見ると、何やら見覚えのあるデカい弓に矢のような何かをつがえイリヤちゃん達の方へと狙いを定めていた。

 

あれは...不味い...!!

 

 

「!!イリヤ逃げて!!それは防げな...」

 

美遊ちゃんの焦りの声、それを遮るようにイリヤちゃんがルビーに向け叫ぶ。

 

 

ルビー!!物理保護...っ!?...ぁ...」

 

迎撃しようとするイリヤちゃんだっだが、足を縺れさせ、その体勢が大きく崩れてしまう。

 

そこにクロはなんの躊躇いもなく矢を撃ち放った。

 

凄い勢いで二人に迫る弓撃......

 

こんなところで...二人をやらせるかよ...!!

 

 

ウオオオォォォォォォォッ!!

 

超スピードで二人の前に立ち、迫る矢を持てる全ての気を解放して正面から受け止める。

 

しかしかなりの勢いだ......このままじゃオレごと二人を貫いちまう...!!

 

 

「ドライグ!!力を貸してくれ!!バランスブレイクゥ!!!!」

 

『Welsh Doragon Balance Breaker!!!!!!』

 

オレの全身を赤い龍のような鎧が包み込む

 

「......!?」

 

クロがその様子に驚いた様子を見せるが、俺は気にせず神器の力を発動させる。

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!!』

 

一気に倍加を掛け、自身の力を倍増させていき、矢を受け止める手に力を込める

 

 

 

 

ギギギギギギギッ...!!!!

 

甲高い音を立てて、矢の勢いを無理矢理弱め、なんとか抑え込めた......。

 

ふぅ...危なかった...あと少しで貫かれるところだったぜ......

 

そう思いながらオレはイリヤちゃんを見る。

 

よかった...二人に怪我はなさそうだ......

 

けど、力を使いすぎちまった...こりゃ、オレはもう役に立てな...い...な...

 

イリヤちゃん...後は頼んだ...ぜ

 

それを最後にオレの意識は闇へと落ちていった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆SIDECHANGE◇◆◇◆◇

 

 

 

 

ウオオオォォォォォォォッ!!

 

矢を弾き飛ばそうと足を縺れさせて体勢を崩してしまった私とママの前に立ち塞がったのは悟誠くんだった。

 

周囲の全てが揺れているようなプレッシャーを放ちながら悟誠くんはクロが撃った矢を両手で必死に受け止めている。

 

けど、それでも勢いの止まらない矢を受け止めながら叫んだんだ。

 

 

「ドライグ!!力を貸してくれ!!バランスブレイクゥ!!!!」

 

その叫びの直後、悟誠くんの左腕が赤い龍の様な篭手に変わり、その全身を同じく赤い龍のような鎧が包み込んだ。

 

 

「あらあら...うちの息子ったらすごいカッコになったわね...」

 

ママが見当違いなこと言ってる...!?

 

そうしているうちにやがて矢は勢いを衰え、悟誠くんの腕の中に納まった。

 

それを見てホウ...と息を着き、鎧を解除する悟誠くん。

 

そして私の方をみて小さく微笑んだ後、突然倒れてしまった......

 

心配で駆け寄りたかったけど、今はそれどころじゃないからクロの方へと意識を向けた......。

 

その後、何故か不安定になったクロにママが謎の拳骨を叩き込んで喧嘩両成敗ってことで何故か私も拳骨を落とされて意識を失ってしまうのだった......

 

 

いや、本当になんで...!?

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