Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
side悟誠
「ったく、私たちがこんなになるまで何してたのよ...全く、とんだ増援ね......」
「リ゙ン゙ざぁん゙...よがっだ...生ぎでたんだ...」
あの後、なんとか駆けつけた遠坂に呆れられた視線を向けられ、オレは肩を竦めつつ返す。
「悪い悪い...友達と遊びに出掛けててさ...けど、よく言うじゃん、ヒーローは遅れてやってくるってさ...。それより、遠坂、ルヴィアは!?」
そんなオレの言葉に、遠坂は嘆息しつつ、イリヤちゃんの頭を撫でながら答えてくれる。
「えぇ、なんとかね...ギリギリだったようだけど...執事の方も同様ね」
んなっ...!?あの隠密執事もマジでやられてたのかよ!!あん時、勢いであの人の分とか言ってぶん殴ってたけど...正解だったみたいだ......。
「さてと...で、問題はコイツよね......」
そういうと遠坂は目の前で倒れている女、(バゼットとと言うらしい)を見る。
正直、最後の一撃はコイツを瀕死にしてやるつもりでぶちかました...。だが、何故かそれが掻き消された......
まるで、オレがかめはめ波を撃たなかったかのように掻き消されたんだ。
それに、最後に飛んできた刃物っぽいのも気になる......
「なあ、コイツ、なんか変な力を持ってないか?」
そんなオレの言葉にその場にいた全員が固まる。
みんなのこの反応...やっぱりなにかあるな...?
「悟誠くん、あなた...相手を知りもしないでコイツを倒したの...?ホント、つくづく規格外ね」
そう呆れながらも、遠坂はコイツのことを教えてくれた。
上にも言ってた通り、コイツの名前はバゼット・フラガ・マクレミッツという、封印指定執行者とかいう教会?からの刺客だった。
そしてコイツの能力...というか力はフラガラックというらしい、効果は時間を遡り、相手の切り札発動前の敵の心臓を貫くというえげつないものだった......。
そりゃ美遊ちゃんが倒されるわけだよ......
けど、これで納得した。オレのかめはめ波が掻き消された理由が......
「とりあえず、コイツは悟誠くんがいれば抑え込めるわね。縛り上げて話をさせましょう」
とりあえず、遠坂に言われた通りにオレはバゼットを縛り上げ始めるのであった......。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「.........これは、どういうことですか?」
あの後、目を覚ましたバゼットは困惑と羞恥が入り交じった表情で問い掛けてきた。
「あんたがまた暴れないように縛らせてもらったわ、その縛り方は悟誠くん...そこの男の子の趣味よ...」
遠坂がオレに呆れた表情を向けながら話す。イテテテっ...!!イリヤちゃんに美遊ちゃんそれにクロ!!左右と後方から脚を蹴るなって...!!
「......こんなものを縛りあげたところで、私が拘束出来たと...」
「暴れるつもりならご自由に...ただ、その場合、今度こそあなたは消し飛ぶと思ってちょうだいね」
チラとオレを見てくるので軽く気弾を手に形成して見せる。
「......分かりました、従いましょう」
ふぅ...とりあえずは話をしてくれる気にはなったらしい......