Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー   作:ギミ

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次なる作戦です!!

『エーデルフェルト邸 再建おめでとうございまーす』

 

海の一件から数日...オレたちは、再び豪邸へと戻ったルヴィアの家へとやってきていた。

 

祝いの言葉もそこそこに、今回の作戦説明が始まった。

 

 

「八枚目のカード回収についてだけど」

 

いつもながらメイド姿の遠坂が進行役として話し始める。

 

 

「屋敷の再建と同時にボーリング工事も完了。 地中深くに眠っていたカードの元へようやくたどり着いたわ。 後はこれまで通り、鏡面界にジャンプしてカードを回収するだけ!!」

 

ボーリング工事ってのは...確かあの海辺でやってたアレ...だよな?

 

 

「はいはーい、しつもーん」

 

クロが手を挙げ、疑問を投げ込む。

 

 

現実世界(こっち)はボーリング工事してあるからいいとして、鏡面界(ジャンプ先)は土の中なんじゃないの?」

 

あっ、言われてみれば確かにそうじゃんか

 

イリヤちゃんも同じ意見だったのか遠坂を見ている。

 

しかし、それに応えのはサファイアだった。

 

 

『それは大丈夫です。鏡面界は可能性の重ね合わせ状態にありますから』

 

んん?ど、どういうことなんだ?

 

「ち、ちょっと待ってくれ、話に着いていけてないんだけど...まず、八枚目のカードってやつを取りに行くのに、地下深くに潜る必要があるってのは分かった、けど、その...重ね合わせってどういうことなんだ?」

 

オレの問いに答えてくれたのはルビーであった。

 

 

『悟誠さん、良い質問です。可能性の重ね合わせとは、我々がジャンプすることによって重ね合わせの中から相対...对となる状態を選びとるわけです。 まあ、本当の意味での理解はじじぃにしか分からないのですが、シュレディンガーの猫を思い浮かべればわかりやすいかと...』

 

 

「お、おう...」

 

そのシュレなんとかってのがよく分からねえけどな...!!

 

 

「バゼットさんはどうするんですか?」

 

 

「えぇ、それが問題その一よ、今回の作戦だけど...」

 

「彼女も同行することになったわ」

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「えっ」

 

 

「アイツも誘ったのか?お前らを半殺し...イリヤちゃん達にも怪我させた奴だぞ?」

 

アイツがいなくてもオレがいれば最悪なんとかなると思うけど...ドライグ、神器(セイクリッド・ギア)の調子はどうだ?

 

 

『快調だぞ、相棒、何時でもイける...』

 

なら、超龍形態(ドラゴニックフォーム)も出せるな...いざというときは頼むぜ

 

 

『任せておけ、ここ最近暴れてないのでな、腕がなる...』

 

そんなドライグの頼もしい言葉を耳にしながら、オレは意識を遠坂たちへと向ける。

 

 

「えぇ、そうね、けど、だからといって簡単に済む話でもなくてね...今回は同行することになったの...けど、味方って訳じゃないわ...ジャンル的にはどちらが先にカードを手に入れるか......。

そのための競走相手みたいなものよ」

 

競走か...今回のカード回収は早い者勝ちのバトルって訳か......。

 

 

「なら、とにかく速攻ね! あっという間にケリをつけてあの筋肉女より早くカードを回収!! もし取られたとしても悟誠がアイツをぶっ飛ばせば取り返せるものね」

 

 

「おいクロ、オレはバーサーカーの筋肉ダルマか何かと勘違いしてないよな...?」

 

そんなオレのツッコミを他所に......

 

 

「そんなことならどれだけ良かったか...事はそう簡単じゃないの」

 

遠坂の表情はあまり芳しくない......。

 

 

「どういうことだ?なにかあるのか?」

 

 

「......問題その二、八枚目のカードはこれまでの比じゃないレベルで魔力を吸い上げてるの...。 よりにもよって地脈の本幹ド真ん中...。 二ヶ月半にも渡って途方もない量の魔力を吸収し続けているのよ」

 

えっと...つまりどういうことだ?

 

オレの理解は置き去られ、話は進んでいく

 

 

「地脈が収縮するほどの吸収量...ということですか」

 

 

「いったい、どんな化け物になっているのか想像もつきませんわね」

 

...??いったいどういうことなんだよ...

 

 

『理解が追いついてない悟誠さんにも説明するとですねー、これから取りに行くカードの黒化英霊はどれほどの強さか想像がつかないということです』

 

 

「へっ...?なんだ、そんなことなのか?」

 

その言葉に場の全員がオレを見る。

 

 

「そんなことって...悟誠くん、アンタね...ほんとに分かってんの!?今までの敵なんかと比べ物にならない奴なのよ!?」

 

何をそんなに心配してんだ?強いだろうってことは分かったけど、そんなに心配することじゃねえや

 

 

「そんな心配すんなって、オレ、そういう奴とは戦い慣れてるし、何かあればドライグも力を貸してくれる。何も心配いらねえよ」

 

星とか平然と壊すやつとかいたし、なんとかなるだろ

 

 

「......ゴセが言うと、説得力がありますわね」

 

 

『はい、あの強さがあれば、八枚目のカードの回収もそう難しくはないかもしれません』

 

 

「ルヴィアにサファイアまで...悟誠くんだって人間よ?そんな戦いに...」

 

尚も言い募ろうとする遠坂にオレは口を開く。

 

 

「遠坂、そんな心配すんなって、それにオレ、強いヤツと戦えると思うと、ワクワクしちまって震えが止まらねえんだ!!」

 

今だって早くソイツとやりたくてウズウズして身体が落ち着かない......。

 

セルとかフリーザ...アイツらは強かった...そんな奴とまた戦えると思うと...ゾクゾクしてたまらねえ...!!

 

『そんなところまで孫悟空に似てきたのか...』

 

あぁ、憧れだし、追いつきたい目標だからな!!

 

 

『そうか、それでアレさえ治れば言うことないのだがな......』

 

はは、悪いなドライグ、それだけは無理だ

 

 

『うおおぉぉぉんっ!!何故だ!!何故だぁぁっ...!!』

 

あー...泣いちまった...悪いって...申し訳ないとは思ってるよ...けど、男のサガなんだ......

 

 

「何を百面相してるのか知らないけど、話聞いてた?」

 

 

「えっ?悪い、ドライグと話してて聞いてなかった......」

 

それを聞いた遠坂は大きく溜息をつき......。

 

 

「あのね...一度しか言わないからよく聞いて、今回の作戦は......」

 

なるほど、そりゃ簡単だ......

 

 

 

 

けど、それで本当に上手くいくのか?

 

なんだ...?この違和感......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄く...嫌な予感がする

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