Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
お待たせしました。今回はオリ回となります
sideイリヤ
こんばんは、イリヤです。
あの後、結局リンさんに押しきられて連れて来てしまった......。
「ど、どうぞ...」
「お、お邪魔します...」
悟誠さんも気まずそうに入ってくる。
流石にセラやリズお姉ちゃん達も寝入っているみたいで家の中は静まり帰ってる......。
「流石に静かだな」
悟誠さん...今は(見た目)変わらない感じだから悟誠くんのが良いのかな?
悟誠くんが気まずそうに中を見回して言います。
「う、うん...時間も遅いしみんな寝ちゃってるんだと思う」
「そっか、せめて親御さんに挨拶だけしとかなきゃと思ったんだけど...」
え? いやいやそんなことしたら色々大変なことになっちゃうんだけど!?!?!?
「い、いいいいいや、だだだだ大丈夫だよ!? そんなことしなくても!!」
男の子なんて部屋に上げてるのセラに見られたりしたらどんなことになるか......
というかそれよりもママに知られたりしたらからかわれるよーッ!!
『それより早く部屋に行きませんかー?誰かに見られたら大変ですよ?』
そ、そうだった...!
「と、とりあえず私の部屋行こっか...」
「お、おぉ...」
とにかく何もありませんように!!
◆◇◆◇sidechange◆◇◆◇
オッス、孫悟誠だ。
今俺は幼女の部屋にいる。
もう一度言おう!幼女の部屋にいる!!
『そうか...遂にやってしまったか相棒...悪いことは言わん、自首しろ』
いや待てドライグ!!どうしてそうなる!
『そりゃあお前が幼女の部屋に忍び込んだんだろう?なら、これ以上罪を重ねる前に止めるだけだ』
いったい何をどう考えたらそういう結論に至るんだよ!別に忍び込んだ訳じゃねえって!!
『なんだ、違うのか...紛らわらしい言い方をするな、勘違いしたじゃないか』
いやいやいや!その前にどうしてそんな考えになるんだよ!俺、今までそんなことしたことないだろ?
『......自分の胸に手を当ててに聞いてみるんだな...』
ウッソォ...どんだけドライグの信用ないんだよ俺って......
「...悟誠くん?」
おっと、いけね...話に集中しすぎたな
「あぁ、悪い、ドライグと話してたんだ。イリヤスフィールちゃん、どうした?」
「(イリヤスフィールちゃん...?)あ、えっと...もう寝ようと思うんだけど、悟誠くん、何処で寝る?」
イリヤスフィールちゃんが少し顔を赤く染めて聞いてくる。
ん?あぁ、そういうことか
「オレのことは気にしないでくれ、床とかで寝かさせてもらうからさ」
「ゆっ...!? そんなことさせられないよ!!」
さぞ驚いたようにイリヤスフィールちゃんが声をあげる。
そんな大声あげたら家族の人起きちゃわないか?
「いやいや、持ち主をさし置いてベッドに入る方がバカだろ?」
「でも...」
納得いかなそうなイリヤスフィールちゃん。
「オレなら大丈夫だからゆっくり休んでくれ」
軽く微笑み、そう言って壁に背を預け、眠りにつこうとしたその時だった。
イリヤスフィールちゃんが大きく息を吸って、覚悟を決めたようにカッ!! と目を開けて言い放った
「......分かった、一緒に寝ましょう」
・・・・・・はい?
は...?えっ?今イリヤスフィールちゃんはなんて...?間違いじゃなければ一緒に寝ようって......
それってどうき......
いやいやいやいや無いよなうん、ナイナイ。
だってそんなことしたら事案でオレ、即逮捕だよ!? と、とりあえずもう一度聞いてみよう。
「んんっ?悪い、イリヤスフィールちゃん...俺、耳悪くなっちゃったみたいだ...。もう一回言ってくれるか?」
そう言うと、少し顔を赤くさせながらしっかりと言い切った
「.....えっと...一緒に寝ましょう?」
「oh...」
聞き間違いじゃなかったよ...なんでだ!
体はこんな也だが年齢的には思いっきりアウトだぞ!!
『冗談のつもりが本当になってしまいそうだな相棒』
やめろドライグ、やめてくれ頼むから......
というかイリヤスフィールちゃんも恥ずかしいならそんなこと言うなよ...耳まで真っ赤なの見えてんだぞ?
仕方ない、ここは歳上として1つしっかりと言っておかないと......。
「あのな...イリヤスフィールちゃん。こういうこと...っつっても、まだ早すぎるかもしれないけど、こういうことは本当に好きな子が出来たときにするもんだ、無闇に知らない男と一緒寝るなんてことはしちゃダメだ。ましてやオレみたいに素性の分からない男は特にだよ」
まあ、今本当に好きな子が出来てたもしても、それでやったらダメだけどね?と追加しておくことも忘れてはならない。
「べっ別に...ごごっ悟誠くんのこここと...ききき嫌いじゃあななないし...どっちかと言えば好きだし」
最早言葉として整列してないような話方だなおい......ってか、最後はなんて言ったんだ?
と、そんなやり取りをしばらく続けていたのだが、頑なに拒み続けるイリヤスフィールちゃんにオレの方が折れた。
そして現在、同じベッドに同衾しております......。
シングルの、それも子供用のベッドなのでやはり狭い......
お互いに背を向け転がっているが、どうにもこれは落ち着かない......
小さくなっちまった弊害なのか、隣で寝ているだろうイリヤスフィールちゃんが気になって落ち着かない。
落ち着け...こういうときはおっぱいを数えるんだ...おっぱいがひとつ...
そんなことやり始めたとき、ふと声が掛けられた
「......ねえ、悟誠くん。あなたはどうしてあの時、私達を助けてくれたの?」
寝ていたとばかり思ってたから少しばかり驚いたが、意外にすんなりと言葉は出てきた。
「困ってる奴がいたら助けるのは当たり前だろ?理由なんてそれだけあれば充分だろ?」
「そっか...ふふっなんだか悟誠くんってお兄ちゃんみたい」
お兄ちゃん?イリヤスフィールちゃんには兄がいるのか?
「そうなのか?」
「うん、だからなのかな?気になるのは...」
「ん?なんだって?」
「な、なんでもない!早く寝よ、明日はアイツを倒さないといけないんだし」
それきりイリヤスフィールちゃんからは寝息しか聞こえてこなくなった。
それにしてもお兄ちゃんか......
本当の兄がいるのに言うのもなんだけど
「おやすみ、ゆっくり休めよ...イリヤ」
そう呟くとオレも眠りに着くのだった。
何故か今度は不思議と気持ちよく眠りに着けた。