Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
お待たせしました...。
今回余り進展はありません...子ギルとの会話会です...
side悟誠
ドーム状の何かから逃げるため空へと逃げたオレたちだったが、その途中で成り行きで拾ってしまった全裸ショタを連れて空を飛んでいた。
「...? いい街だね」
オレの手にぶら下がりながら、全裸ショタはにこやかに話す。
「まあ、それは分かる...いい所だよ、ここは」
そう返しつつそんなことより、前を飛ぶ二人はチラチラ後ろを見てないで前を見て飛んでくれ......。
そんなこんなでドームより離れた所に降り立ったオレ達は、その様子を伺う。
「......広がりは止まったみたいだな...」
「そうみたいだね、あの結界がまさかあんなに広がるとは...なるほど、あそこが境界なわけだ。傍迷惑なことしてくれるなぁ...」
にしても...と、全裸ショタはふと後ろを振り向き話す。
「......今度は君たちが隠れるのかい?」
それは、木陰に隠れたイリヤちゃんたちの事だった。
「あっ...あなたねぇ...!!」
「誰だか知らないけど、とりあえずその格好何とかしてよ!! これじゃ話もできないわ!!!!」
ちょっとは恥ずかしいとか思わないのーッ!!!?
と、顔を真っ赤にして怒るイリヤちゃん。仰る通りだ......。
しかしショタはなんと躊躇いもなく......
「なんだ、そんなことか...安心してよ」
「僕の身体に、恥ずかしいところなんてないから」
堂々と、言い切った......。
「......いや、そういうことじゃないから服着ろ」
呆れてオレが叩きながらツッコミを入れる。
「いたっ...もう、キミ容赦ないなぁ...」
仕方ないなと言いながら近くの草むらを漁るショタだったが......。
「これでいい...?」
そう言って身につけたのは少し大きめの葉っぱ......しかもそれを股間に貼り付けただけ......
「いいわけないでしょーッ!? ゴンッ!」
「いいから服着ろって...ないなら貸してやるけど」
「えっ...?じゃあ貸してもらって「それだと悟誠くんが裸になっちゃうでしょ!?」あーもう、分かったよ...探してみるから...」
軽い魔力弾をぶつけられ、オレの提案に乗ろうとしたショタをイリヤちゃんが間髪入れずにツッコまれ、渋々とそう言い出す。
「でも、今の僕じゃ...ちゃんと繋がってるかも怪しいんだから期待しないでよ...?」
そう言ってショタは何も無い虚空に手を突っ込み何かを探し始める。
「えっ...!?」
イリヤちゃんの驚きの声が聞こえてくる。
ドライグ、あれって、オレたちと同じ神器か何かか?
『いや、それは有り得ん、そんなことがあれば奴は俺達が元いた世界から来たということになる......。それは考えにくい......』
そうか...。じゃあ、アイツはいったい......。
「あー...やっぱりロクなものがないなぁ...えーと、服、服...あっ、あった!!」
そう言って虚空からショタは一着の服を取り出した。
「何あれ...!? 空中から服を取り出した...!?」
「同じだ...無数の宝具を出現させていたのと恐らく同じ能力!!」
イリヤちゃんの言葉に、美遊ちゃんが反応する。
つーことは、コイツ...あの時の......。
「なら、コイツは......」
『えぇ、悟誠さんたちの考えている通り...姿こそ変われど......
──八枚目のカード...その英霊です!!』
ルビーがそう口にした言葉は、あまりに呆気なく、オレを納得させられるほどの事実だった。