Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー   作:ギミ

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決算後の...です!!

side悟誠

 

 

「悟誠!! イリヤ...!!」

 

 

「二人とも無事!?」

 

不届き者を消し飛ばした俺...いや、俺たちの所に、遠坂達が遅れて駆けつけた。

 

そこには美遊ちゃんもおり、合流は出来ていたようだった。

 

しかし、オレは別の場所を見つめる。

 

気配が...完全に消え去っていないのだ......。

 

あのデカい気は完全に消えた...。だが、あの金髪ショタの気配が残っている。

 

しばらく見つめていると、消し飛ばなかった黒い残骸から、ソイツは起き上がった。

 

 

「ははっ... まさかこんなあっさり負けちゃうなんてさ...」

 

自嘲するように呟き、続ける。

 

 

「ま、半身だけでも受肉できたんだ。これで良しとするかな...。 あー...疲れた」

 

そうしてソイツはそのまま動かなくなった。どうやら眠りに着いたらしい。

 

それを後目に、俺の横ではイリヤちゃんが遠坂達に怒られていた。

 

それと、クロがすごい辛そうにしていたけど...なんだったんだろう......。

 

 

「悟誠...」

 

不意に声を掛けられ、振り向く、声を掛けてきたのは美遊ちゃんだった。

 

 

「ありがとう...。私を助けてくれて......」

 

そう言った美遊ちゃんは泣いていた。

 

 

「あの時、そう言ってもらえてとても嬉しかった...。私を仲間と思ってくれて...大切な存在だって言ってくれて...ありがとう」

 

そう話す美遊ちゃんの顔は泣き笑いのようなものだったが、とても見惚れる美しさがあった。

 

 

「当たり前だろ? 美遊ちゃんがどんな存在だって、オレの大事な仲間なんだ! どこにいたって、いつだって助けに行ってやるよ」

 

 

「うん...ありがとう。私からは何も返せない...けど、これなら...」

 

そう言って美遊ちゃんがオレに近づいてこようとしたその時だった。

 

[ギラッ!!]

 

一瞬、空が怪しく輝いたのを、オレは見逃さなかった。

 

 

「ッ!! みんな伏せろぉ!!」

 

叫び、即座に全員の頭上までオレは飛び上がる。

 

刹那──

 

[ゴガンッッッ!!]

 

光が幾つもの光がオレたちの上に降り注いだ。

 

オレは美遊ちゃん達に当たらないようにそれを全身で防ぐ。

 

 

「ぐっ...があああアアアアアアァァァッッ!!!!」

 

 

「悟誠...!?」

 

 

「悟誠くん...!!」

 

 

「エアで斬り裂いた世界の裂け目... まさか...!!」

 

舞空術を行使していられなくなったオレは、そのまま地面に叩きつけられる。

 

そこに、二つの人影が降りてきた。

 

だ......れだ......。

 

そいつらは、開口一番にとんでもないことを言い放つ。

 

 

夢幻召喚(インストール)

 

 

[カッ...!!]

 

その言葉の直後、奴らが光を発し、その姿を変えた。

 

 

「っ...こいつら、誰よ...!?」

 

バカデカい...気だ......。

 

受けたダメージのせいでマトモに身体がいうこと聞かない中、オレはその気配を感じ取っていた。

 

 

「にっ...げろ...みん...な...」

 

鉛のように重い身体を無理やり起こし、皆に逃げるように告げる。

 

 

「どういうこと悟誠くん!!アイツらはなに...!?」

 

問い掛けられるが、オレにはもうそれに応えてやれるだけの余裕がない。

 

 

「ぃいっ...から...はやっ...く...にげろっ...!!」

 

もう、立ってるだけでも限かい...だ......。

 

 

「......はン! ようやく見つかったと思ったら、なんだか、オマケがウジャウジャいるんですけどー?」

 

 

「捨て置け、今は最優先対象のみを回収する」

 

オマ...ケ...? 最優先...たい...しょう...?

 

 

「ま...てっ... おまえ...ら...まさか...」

 

嫌な予感がする......。

 

オレは迫り来る二人を前に立ちはだかる......が。

 

 

「ハッ!! 死に損ないが何出しゃばっちゃってんのー?そんなボロボロのくせにィー」

 

うる...せぇ...おまえらなんか...にっ...コイツらを...奪われてたまる...か...!!

 

 

「はは...はっ...こんな状態...でも...おまえら...くらい...なんてこと...ねえ...」

 

 

「......やめておけ、そのような状態で我らに歯向かうなど無謀にも程がある。身の程を弁えろ...」

 

 

「ならっ...試して...「やめて悟誠...!!」美遊...ちゃん?」

 

オレが決死の覚悟でSS龍(スーパーサイヤ人龍ドラゴン)になろうとした時、美遊ちゃんがオレに近づいてきた。

 

 

「......狙いは私のはず、だから、悟誠達には手を出さないで」

 

なっ...!!なん...でっ...!?

 

 

「へぇ、聞き分けいいじゃン。なんで逃げたか知らないけど」

 

 

「構いません、では参りましょう」

 

 

「ホラ、来たよ

 

 

()()()()

 

 

「や...めろっ...みゆ...ちゃっ...」

 

 

「.........ごめんね、悟誠...。それと...──────」

 

その言葉を最後に美遊ちゃんとそいつらは消えた。

 

取り残されたオレは、最後の美遊ちゃんの口の動きを見て、オレはハッとした。

 

そして、理解した。美遊ちゃんの最後の言葉の意味を......。

 

分かってるさ...。

 

必ず...絶対に迎えに行くから......美遊、待ってろ...!!

 

 

 

 

 

 

『迎えに来てね...()()()()()

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