Fate/Drag Emperor ドラゴマ☆ゴセー 作:ギミ
side悟誠
「.........」
崩壊した、空間の中で、オレは相手の少女をみる。
先程までの巨腕やそれに合った服装は消えており半裸に近い姿で倒れている。
動けない程度に、尚且つ消し飛ばしてしまわないように絶妙な加減をするのは大変だった。
「あらら、まさか勝っちゃうとは」
そんな声が聞こえたかと思い上を見ると、そこにはボロボロのギルくんがいた。
ひとまずは合流...だな。
オレは後ろの二人を容赦なく捕まえるとそのままギルくんの元まで瞬動した。
「ボロボロだな...ギルくん」
「はは、お兄さんは相変わらずみたいで安心したよ」
ひとまず、ここではどうしようもない......。
「逃げるぞ...このままじゃ全滅だ。掴まれ」
「はいはい、それについては僕も同感だしね」
ギルくんを身体に掴まらせ、オレはその場から離脱を試みる。
「逃がさんッ」
「逃げられるさ『太陽拳』!!」
オレを中心に、眩い光が辺り一帯を包む。
「なっ...!?」
「メッ...目がァ...ッ!!目が真っ白です...ッ!!」
あ、味方に警告するの忘れてたな......
とりあえずこの場から離脱だ......。
オレはそのまま再び駆け出した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ギルくん、どこに逃げればいい!?」
「まずはこの目のことを色々いわせて欲しいんだけど...とりあえず、敷地の外まで出てくれる!?」
「敷地の外だな、了解!!」
それを聞いたオレは、即座に全力で飛び上がり敷地の外まで全力で飛び去るのだった......。
その途中...すこし視線を感じ振り返る。
その視線の先には中央の一番高い塔......。
美遊ちゃん...そこに...いるのか?
「────待ってろよ、必ず助けに行くから」
今は...まだその時じゃない......。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あの後、難なくエインズワースの工房から抜け出したオレたちは、クレーターを抜けて歩いていた。
敵は追っては来なかった。被害が予想以上に大きかったのだろう......。
「なんとか、逃げきれたな」
『えぇ、まあ他の皆さんグロッキーですけどねー』
まあ、今回ばかりは仕方ないことだから勘弁して欲しい......。
「まったく無茶するわ、痛覚共有してるこっちの身にもなってほしいものね」
ん...?その声は......!!
「やほ、久しぶりね、愛しの悟誠♪」
そこには何日か振りの顔、クロエ・フォン・アインツベルンが立っていた。
隣にはバゼットもいる。
「よかった、2人とも無事だったか、ちょっとコイツら寝かせるところないか?」
「会っていきなり、軽いわねー...。もっとこう、もう少しなんかないの?」
いや、そう言われても、オレお前の恋人でもねえし......
「まあいいわ、今私たちが拠点にしてるところがあるからそこに行きましょ」
そのままクロ達について行き、オレはその場を移動していくのだった。