さて、とある空間、そこに二人の存在がいた。一人は男で、もう一人は輪郭だけの姿で存在していた
「なあ、そこのド阿呆」輪郭だけの存在がしゃべった
「なんだ?愚弟」男が返事を返した
「俺は何でこの輪廻の環にまだ囚われているんだ?もうすぐ転生だってのは分かるけど」
「それはな、次行く世界をこっちで決めようかと思ってるんだが・・・」
「なんだ?また無理難題でも吹っかけるつもりか?」
「ん、そういうことだ。まあ、一言で言ったら簡単になるぞ?」
「なら言えや('A`#)」
「人助け」
「その心は?」
「悲しみの淵にある心が二つ、俺の心に入ってきた。どちらも苦しそうだったんだが・・・お前、この声聴いて見捨てられる?」
「無理だな、俺、というか折れた賃所心は決まってるんだろ?」
「「バッドエンドをぶっ壊す」」
「てなわけでお前にはこれからまず拠点になる場所へぶっ飛んでもらいます。実体つきで」
「はいはい、お前の唐突な事態にもなれたよ」
「んじゃ、早速GO!(穴を輪郭の下に開ける)」
「!また落下かよ('A`#)いい加減にしやがれマスタードラゴン~~!」
「ははは(゚∀゚)とりあえず頑張ってこいや九重~」
そして九重とよばれた存在が消えた後マスタードラゴンと呼ばれた男が願う。
「願わくば、誰もが笑えるような終わりになりますように・・・」
そうしてマスタードラゴンはゆっくりと姿を消した
SIDE九重
さて、穴に落ちていった九重と呼ばれた存在はというと・・・
「絶賛落下中('A`#)」
・・・キレていた。
「さて、まず落下はいつもどおりとして、どこに落ちるんだ?」
とふと下を見た瞬間
一人の少女を目が合った。
そうして二人はぶつかる・・・
「よっと、空中停止っと」
・・・ことなく空中で九重が止まった。
「えっと・・・あなたは誰ですか?どうして空から降ってきたんですか?」
髪をツインテールにした年齢は4~5歳くらいの少女が尋ねてきた。その瞳は恐怖でもなく、驚愕でもなく・・・悲しみにあふれていた。
「ああ、空から降ってきたのは兄貴・・・正確には兄貴分だな、そいつに落とされた。名前は九重武広だ。こちからも少し良いか?」
そして九重は少女からここは海鳴市というところで少女の名前は高町なのはだということを聞き出した。
「そうか。所で、もう一ついいか?」
「はい、何ですか?」
「何でお前・・・そんなに泣きそうなツラしてるんだ?親はどうした?」
「!」
少女・・・高町なのはは少しうつむき、そしてポツポツと話し始めた
自分には家族がいること、父親が大怪我を負ったこと、そのせいで家族がとても暗い気持ちになっていること、そして・・・治るまで自分はいい子にしてなきゃいけないということを打ち明けてくれた。
その話を聞いた九重は
「あのさ、高町」
「はい、なんですか?」
「お前、そこまで我慢して辛くないか?」
「!」
「いい子にしてるのはいい事だ。けどな高町、いい子にしてなきゃいけない、なんて強迫観念見たいな事を続けていたら・・・いつか心が持たないぞ?」
「あ・・・あなたに何が分かるんですか!」
「お母さんもお姉ちゃんもお兄ちゃんも頑張ってるんです!私が、私がいい子にしていれば皆良いことなのに、どうしてあなたは否定するんですか!」
「だってさ、高町。お前のツラ・・・今にも泣きそうだぜ?鏡で見たことあるか?」
「・・・!」
「そんな顔を見てしまった以上、お前が苦しんでるのを知っている以上、
「そんな!あなたに何が出来るっていうんですか!ただ空に留まってるだけしか出来ないくせに、何ができるっていうんですか!」
「少なくとも、お前の父親を完治させることぐらいは楽勝だな」
「・・・・・・え?」
「高町、病院の場所を教えてくれ。これ以上って無いくらいの魔法、見せてやるぜ!」
「一つ、いいですか?」
「ん?なんだ?」
「あなたは・・・何者なんですか?」
「俺か?俺の名は九重武広、バッドエンドが大嫌いな・・・」
「魔法使いさ」
なのはSIDE
男の人・・・名前は九重さん・・・・がいったとおりに海鳴総合病院に来てみた。何が出来るのかわからないけど、その力強い輝きをした瞳を見てると何とかしてくれると思えてきている自分戸惑いながら、お父さんがいる病室に来た
「お父さん、なのはだよ。入るね」
「ちーっす」
病室に入っていったら、そこにはお母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃんもいた。
「なのは!?どうしてここに!?ここは入ってきちゃダメって、いい子で待ってれば回復するからって言ってたはずなのに・・・」
「あ、少し良いですか?」
九重さんがお父さんを見るとはっきりと絶望的なことを伝えてきた
「このままだと高町・・・ここにいるの全員苗字高町っぽそうだからなのはって呼ぶか。なのはがいい子で待っていても、待ってるのは植物状態奈底の襤褸屑になった死体同然のままで回復する見込みはないですよ。断言できます」
「貴様・・・!」
お兄ちゃんが敵意をこめて九重さんを睨みつける、そんなものどこ吹く風といった感じで九重さんは言葉を続けた。
「まあ、普通じゃ絶対回復しないですけど・・・条件を飲んでくれたら完治させて見せますよ」
「条件・・・貴様、何のつもりだ?」
お兄ちゃんが訝しげに九重さんの顔を見る。その顔を見つめた後、九重さんはこう告げた
「簡単ですよ・・・あなったたちが腹を割って話し合うのが条件です」
「腹を・・・」
「割って?」
お兄ちゃんとおねえちゃんが不思議そうに言います
「見たところ貴方達は優しくてあったかい家庭だったはずだ。それが大黒柱が抜けて心に余裕がなくなってるんだと思う、だからこんなつまらない失敗を犯す」
「失敗?」 お母さんが聞き返します
「なのはのお母さん、貴女本格的な育児ってなのはが初めてじゃないですか?」
「そうだけど、それがどうかしたのかしら?」
九重さんは続ける
「多分心のどこかで今のなのはを見て、ああ、この子は言わなくても分かってくれるって思ってませんでした?」
「それは・・・」
「図星ですね、続けます。なのはも分かってくれるからこのまま暗い気持ちを抑えているんだと思います。だから・・・一度どんなになのはを愛してるか話してあげて下さい。そこの二人もなのはのことを思ってるんでしょ?だったらどんなに大切か言っておかないと・・・後で後悔するよ?」
皆はうつむいてしまった。でも、それって、もしかしてなのはのことを・・・!
「あー!全く言いたいことも言えない家庭ですなぁ!で、返事を聞きたい。YESかNOか!」
「・・・そんなことをしてお前に何の特があるというんだ?」
「え?別にないよ?」
「ならば何故・・・!」
「答えは簡単、シンプルな理屈」
「
「・・・そうか、分かった。すまないが頼む。子供にこんなことを頼むのは気が引けるがな」
「ああ、気にせずに・・・子供?まあ、それはあいつに合ったら聞こうか・・・
いきなり暗い雰囲気になったかと思うと凄い怖い顔になった九重さんが何かつぶやいてました・・・怖いです。
「では、いっちょやりますか!・・・・・・どっせい!」
そうしてお父さんの近くにいった瞬間、ドゴム!という音とともにお父さんを九重さんは殴りました!そんな・・・!あれじゃあお父さんは・・・!
「貴様!治すというのは嘘だったか!覚悟しろ!」
そういってどこからか刀を出して九重さんにおにいちゃんが襲い掛かろうとした瞬間
「いたた・・・おや、桃子、恭也、美由希。どうしたんだい?」
そういってお父さんが殴られた場所をさすりながら起き上がってくれたのです!そんな・・・まさか!
「あなた!」「父さん」「お父さん!」「お父さん!」
皆でお父さんのそばに駆け寄ります。本当に、本当に治してくれた!
「何かおなかの辺りが痛いんだが・・・そこの少年が何かやったのかな?」
「ああ、植物人間状態だった父さんに近づいたと思ったらいきなり腹をぶん殴ったんだ。気が狂ったのかと思って襲い掛かろうとしたら、いきなり父さんが立ち上がって元気そうにしたから驚いたんだ」
「そうだったのか・・・すまないね、少年。迷惑をかけた。」
「おりょ?てっきりこっちを質問攻めにするのかと思ってちょっとだけ身構えてたんだけど、いいの?方法とか知っておきたくないの?」
「教えてくれるなら知りたいさ、だけど俺を死の淵から呼び起こしてくれたことに間違いはない。だから感謝する。それだけでいいさ」
「そっか、ならいいんだ。・・・さて、皆さん。さっきの条件覚えてます?」
「あの、腹を割って話すって言うことかしら?」
「そうです、あなた達は優しすぎる。言葉にしなくてもね。でも、言葉じゃなきゃ伝わらないこともあるから、いちど大会議、開くと良いですよ。そうすればきっといい方向に転がってくはずですから」
「そうか・・・所で君はこのあとどうするんだい?親御さんとかは居るのかい?」
「ああ、居ませんよ?とりあえずサバイバル生活してすごす予定でしたから」
「そうか・・・だったら家の居候にならないかい?」
「・・・へ?」
九重さんがきょとんとした顔をした、何がなんだか訳が分からないといった感じだ。それを可愛いと思ってしまったのは内緒だ。
「待って待って!おれ子供だけど得体の知れない人物ですよ!?そんな人が居候になるって怖いって思いませんか!?」
「まあ、確かに得体の知れない力があるみたいだが、俺を治してくれたんだろう?それも自分が損しかしない条件で。それを聞いて俺の直感が告げたんだ。ああ、こいつは悪い奴じゃない。ってね」
「でも、他の人は良いんですか!?」
「あら、私は賛成するわ」
「私も賛成かな、何か変な子だけど悪い子じゃないみたいだし」
「・・・俺は反対したい、だがな」
そういってお兄ちゃんがことばを選ぶように続ける
「お前は・・・何というかとらえどころが無いように見えて、その実誠実なしている。父さんを殴ったことは許せないが、それを補って余りあるとおり完治させてくれた。俺はその行いを持ってお前を信用したいと思う」
「そうですか・・・では、一番最後です。なのは、君はどうしたい?君が嫌なら俺は出て行くさ。一人でも不和の思いがあったら後が怖い」
そういいながら頭をかく九重・・・ううん、武広
「勿論、なのはは武広おにいちゃんが来ることに賛成です!」
「うぇ!?」
「な!?」
声を上げたのは恭也お兄ちゃんと武広おお兄ちゃん。うん、この呼び名はしっくり来ます
「ははは、なのはがこんなに懐いてくれているんだ、素直に来てくれるかな?」
「まさかお兄ちゃん呼びされるとは思ってませんでしたけどね・・・全く、お人よしにも程がありますよ?」
そう良いながらてれた顔をしている武広お兄ちゃん。うん、これから楽しくなりそうです!
「では、改めて自己紹介を、自分は九重武広、まあ俗に言う転生者って奴ですが、今後ともよろしくお願いします」
さて、いきあたりばったりで書いてしまいましたが。この先遅々とした更新なのでそれでも良いという方だけお願いします・w・: