リリカルなのは~バットエンドは趣味じゃねぇ!   作:九月吉光

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高町家に居候してる九重の日常と新たな厄介ごと

 さて、俺が高町家に居候するようになってはや1ヶ月。高町家の中は更に深まって、良く話すようになった。やっぱり思ってても口にしないと分からないこともあると気がついてくれたのが良かったのだろう。皆良い顔で生活していて見ていて気持ちがいい。そして高町家と俺の関係なんだけど・・・・・・

 

「・・・・・・」

 

「うにゅう・・・」

 

 毎日なのはが俺のベッドに潜り込んできます。それは別にいいんだけどね、ロリコンじゃないし。けど、俺を抱き枕みたいに抱え込まれるから起きるときに息苦しくなるのが問題だ。どうすべ?

 

 まあ、とりあえずなのはを起こそう

 

「なのはー、朝だぞー。起きろー」

 

「うにゅう・・・もうちょっとこのままで・・・」

 

「ほほう?なら今夜から別々にねるか?俺は一向に構わないが」

 

「それは嫌なの・・・起きる・・・」

 

 そういって眠い目をこすりながら起き上がったなのは。何故か朝に弱いみたいだ。俺については肉体年齢が子供なせいか早起きである。そして早寝にもなってるから切ない。9時にはうとうとするので徹夜が出来なくなった。いいことなんだがなんか悲しいのは何故だろう?

 

 そうこう思考しているうちに目が覚めたのだろう、なのはが元気良く挨拶してきた

 

「おはよう!おにいちゃん!」

 

「はい、おはようなのは。きょうも一日楽しく過ごしますか」

 

「うん!」

 

 俺たちは2階の部屋から1階に下りていった。ちなみに部屋割りはなのはの部屋の隣が俺の部屋になりました。

 

 朝食を家族みんなで食べてからそれぞれ別行動になるわけで。あ、士郎さんはあの後やっていた仕事をやめて桃子さんと一緒の喫茶店で働くことを決めたようです。危ない仕事だったみたいで、惜しまれながらやめたそうだ。

 恭也さんと美由希さんは高校へ。一応恭也さんの勉強、実は見てます。赤点が多かったので一応強くてニューゲームな知識で何とかやっている感じ。

 

 そしてなのはと俺はというと・・・

 

「さーポケモンするぞー」「うん!」

 

 ゲームで遊んでます。時々外で遊んだりしてるんだけど、なのはにとっては俺と遊べることが嬉しいようでえっちらおっちらついてきています。なんというかカルガモの子供を連想させて面白い。

 

「お兄ちゃん、ここはどうやって進むの?」「ああ。そこはな・・・」

 

 やっているのは無印ゲームボーイ版ポケモン。なのはが赤版、俺?ピカチュウ版ですが?

 

「お兄ちゃんのやってるそっちの黄色いいなー、ピカチュウがついて来るんだもん」

 

「まーな。とりあえずピカチュウ版、今まだ販売前だしなーその辺は諦めろ。というか最初のポケモンヒトカゲだもんな。先に進めておいてよかった、ピカチュウに10万ボルト覚えさせられる」

 

「え?赤色だと覚えないの?」

 

「そそ、黄色だとLVUPで覚えるんだけど赤はわざマシンじゃないと覚えない。まあ、だから俺はピカチュウ版なんだけどな」

 

「ひょっとしてなのはのために黄色にしたの?」

 

「一応な。俺の好きな色知ってるだろ?」

 

「うん、赤なんだよね。なのはのやってる色だよね?」

 

「そそ、本来は赤なんだけど。やっぱりなのはに強くなってもらわないとな!主に対戦的な意味で」

 

「流石に今はむりだよう・・・」

 

「や、俺も相当弱いぞ?割と趣味にしか育ててなかったからな。今は満遍なく育ててるけど。と、そろそろ今日は終了するか」

 

「はーい」

 

 という訳でなのはにポケモンの楽しさを教えながらゲーム好きにしていく作戦は成功している・・・今のところは。

 

「んじゃ、今日はどこ回ってく?外に出るのも子供の勉強だ」

 

「なら公園がいいの!あそこでブランコに乗りたい!」

 

「あいよー、んじゃいきますか……とその前に」

 

 俺は何もない空間に向かって話しかけた。

 

兄さん(・・・)、何か用か?」

 

 すると何もない空間からいきなり映像が出て

 

「よう!元気そうで何より!」「わ!ほんまに写った!」

 

 と俺をここに送り出したマスターとボブカット?見たいな髪形のなのはと同い年みたいな少女が写った。・・・何やらまた厄介ごとを持ち込んできたな?あ、どうして分かったかって?それは長い付き合いの間でかなりこんなやり取りをしているからだ。基本的に本人・・・マスターは科学の応用だと言ってるのだが、どこまで信用していいんだか。

 

「お、お兄ちゃん。いきなり宙に映像みたいのが映ったの!それにこの大人の人はだれなの!?隣の女の子は普通に驚いてたけど・・・」

 

「ん?ああ。なのはは初対面だな、こいつが俺の愚兄・・・と言っても血はつながってはいないが波長が合うから兄貴と呼んでいる。名前もあるらしいんだが俺はマスタードラゴン・・・マスターで通してる」

 

「初めましてちっこいお嬢ちゃん、俺がそいつをこの場所に送った張本人だ。まあ、悪い結果にはならなかったろ?」

 

「ほほう・・・顛末を理解してるとするなら、わざと俺を高町の家に送り込んだな?何かしらの問題を解決するために」

 

「まーね。その子、放って置いたら悲しい結末にしかならないから送り込んだ。まあ、こっちの子と、後もう一人と一匹がいるんだが。ま、こっちに来てくれや」

 

「あいよー、どうせ人払いの結界敷いてるんだろう?人の気配なくなったからな。・・・全く、計画的だよな、兄貴」

 

「いやー、それほどでもないぜ!」

 

「この面の皮が厚い神様め・・・」

 

 そうして俺たちは兄貴がいる場所に転移していった。

 

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