「私が行くとどうしてもあなた達を殺す未来しか見えなかったから」
というのもありますが投稿前から話し合い部分が何故かトンでました。すみません。話し合いの部分だけ後程挿入しておこうかなと思います。
「お疲れ様。どうだった?」
「……」
模擬戦三分が終了。
感想を聞いたけど座り込んで動かない高町さん。その雰囲気はどちらかと言うと暗いと思う。
「えと……ウタネって、強いね……」
「なんでそんな引いてるの?」
いつまでも答えない高町さんに耐えられなくなったのか、ユーノが口を開く。
模擬戦はいたってフェアだった。私は皇帝特権により『FGOでのセイバー・ランスロット』の技術を使用して、能力は使ってない。高町さんは飛行も含め使える魔法の全てを使った。その上でのこの結果だ。
ただ私にも想定外はあった。まさか地面を蹴るだけで高さ五メートル以上跳ぶとは誰も思わないだろう。私だってビックリした。自分が自分で分からない。そのおかげか今はとんでもなく足が痛い。一応動けない程ではないので無視してるけども必死だ。
「まぁ嫌われるのは慣れてるし……高町さん?おーい、起きないと殺すよ?」
「にゃっ!」
「おはよう」
「おはようなの」
「どうだった?」
「……きゅぅ……」
「えぇ……」
起きたと思ったら直ぐに倒れてしまった。うーん……どうしようか。
「これは……終わりで、いいかな?」
「うん……多分もうダメだと思う……」
ユーノの承諾も得られたので能力で背負っているように見えるように固定する。
「えーっと、もも……美由希さーん!」
お店の裏口に回って高町さんのお姉さんを呼んでみる。決して言い直してなどいない。
「はーい?あら、ウタネちゃん、久しぶり」
呼んですぐにパタパタと出てきてくれた。私を見るなり少し殺気を放ったのは無視しておく。この人が今のところ一番常識人だし。
「どうも。高町さんが張り切り過ぎたみたいで倒れちゃったので届けに来ました」
「あら……そんなに暑くないのにね?ありがとう。どう?お茶していく?ご馳走するよ?」
「えと……」
《少し居てくれないか。話がしたい》
「分かりました。頂きます」
「どうぞ〜♪」
ユーノに言われて承諾する。
「あ、そうだ、分かってると思うけど「いらっしゃいませ♪特等席へどうぞ〜♪」遅かったねごめん」
「謝るなら止めて欲しいし明らかに高町家に行こうとしてるんだけどどうなるんだろう」
ご馳走してくれるなら店内に行くはずなのに私を抱えてその逆をズンズンと進む桃子さん。能力解除した高町さんも含めて2人を片手で担いでスキップするこの人は一体ナンナンダロウ。ゼッタイフツウノヒトジャナイヨ。
「えっと……」
助けを求めて視線を動かすと、ユーノと目が合った。
《一応僕もそっちに行く。桃子さんには悪いけど適当に付き合ってこちらの方に集中して欲しい》
桃子さんの扱いすごいな。暴君の癖に軽いっていう謎。身内ならではかな?
こちらからは念話を返せないので能力でユーノの背中を軽く叩く。少し驚いたようだけど私だと気付いてくれたようだ。
「で、桃子さん。どこ向かってるんですかね?」
「んー?ちょっと私の部屋に行くだけよ?明日には解放するから♪」
口元だけ最高の笑みを浮かべた桃子さんを見た次の瞬間、意識は途切れていた。
いや……序盤から申し訳ないです