ゴブリンスレイヤーとモンスターハンター   作:中二ばっか

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あっという間に2月になってしまった。


5−8 小鬼の英雄

 下水道に入る冒険者たち。

 だが、昨日とは違い小さな同行者がいる。

 ゴブリンスレイヤーは腰のあたり、ちょうど鞘の横ぐらいに小さな鳥籠を取り付けている。

 その鳥籠の中には、黄色い小鳥がちょこんといる。

「それはなんなわけ?」

「カナリアだ。鳥を知らんのか」

「知ってるわよ!」

「あの、ゴブリンスレイヤーさん。なんでカナリアを持ってきたのかってことだと思うのですが」

 妖精弓手が言いたいことを女神官が代弁する。

「カナリアは少しの毒気でも騒ぐ。ここのゴブリンどもは教育を受けている。遺跡の仕掛けを扱ってくるかもしれん」

「ちなみに小鬼殺し殿はどこでそのような知識を?」

「炭鉱夫だ。世の中、俺の知らぬことを知っている奴の方が多い」

 蜥蜴僧侶の質問に、ゴブリンスレイヤーは淡々と答える。

 警戒しながらも歩いていると通路の水路にあった橋が崩れていた。

 身軽な妖精弓手が向こう側にひょいっと跳んで縄を張る。

 それを命綱として、全員が向こう側に渡った。

 そうして障害がある下水道を進んでいくとゴブリンの巡回を見つける。

「仕掛けるか」

「いや、別の道を進む」

 ハンターは片手剣を抜刀する手を添えるが、ゴブリンスレイヤーは肩に手を置いて止めた。

 仕掛けることはせず巡回から離れるようにして移動する。

 巡回に見つからないように、戦闘を回避する行動に妖精弓手は懐疑的だ。

「ねぇ。なんでゴブリンを見逃しているの?」

 普段のゴブリンスレイヤーからすればありえない行動だ。見つけ次第、皆殺し。サーチアンドデストロイが、彼の方針のはずだ。

「別に見逃しているわけではない。頭を叩き潰す。皆殺しにするのはそれからだ」

 ハンターからすれば、手下はさっさと片付けて頭を叩く方を推奨したいが、無限沸き状態では意味がない。

「何者なんでしょうか。ロード……オーガ……」

悪魔(デーモン)闇人(ダークエルフ)かもしれないわね」

「……私が黒幕なら闇の中で背中から一刺し(バックスタブ)だ。特に上森人(ハイエルフ)

 不安な顔をする女神官を茶化す妖精弓手。

 闇女斥候はムッとして言った。

 冒険者たちは上流の方へと移動している。

 昨日のゴブリンの船は汚水の川上から流れてきた。

 ならば、そこにゴブリンの頭がいる。

 ボスとはダンジョンの最奥にいるものと相場が決まっているもの。

 移動をしていると、下水道の地図では把握できないところまで来た。

 そこは水路ではなくなって遺跡へと変わっている。

 石造りの通路ではなく壁画が描かれ、流れる水も汚水ではなく清水に変わっていた。

 水の都は遺跡の上に作られたと言っていたが、水路でさえ遺跡の一部。

 全貌を知ろうと思ったら、さてどのくらいの時間がかかることになってしまうか見当もつかない。

「この遺跡は、どういう場所なんでしょうか」

「煤の跡があるが、ゴブリンどもは灯りは使わん。随分と昔のものだな」

 ふとした女神官の疑問に、ゴブリンスレイヤーは天井近くの松明が備えられていたらしき場所を見ていた。

 昔に人が来ていたと言うことだが、こんなところに何のために訪れていたのだろうか。

「戦士か兵士……。いや、装備が統一されていないところを見ると冒険者たち、というところですかな」

 壁画の絵を見ていた蜥蜴僧侶。

 戦士のような只人(ヒューム)、魔術師のローブを着た森人(エルフ)、重装備の鉱人(ドワーフ)、ナイフを持った圃人(レーア)、拳闘の蜥蜴人(リザードマン)などなど、さまざまな人種が描かれた壁画。

 これから戦争でもするのか、とハンターは思った。

「この辺りも昔にゃ、ずいぶんとドンパチやっとったそうだからのぉ。この画風は、ここ4、500年よりも前のもんじゃろうし」

 髭を撫でながら壁画を確認していた鉱人道士は、目を細め塗料の跡を鑑定した。

「あ、もしかしてここ、お墓じゃないでしょうか」

「え、なんで?」

 女神官が何かに気づいたようだが、ハンターにはまるでわからない。

「えっと、地下墳墓なら丹念に作り上げて、静かな場所に作ると思ったんです」

「……それが今となってはゴブリンの巣か」

 沢山の人々が描かれた壮大な壁画は、描かれた人物たちを祀っているのかもしれない。

 しかし、人の記憶から忘れ去られ風化してしまう。

 神話や伝説などはそのようなものなのかもしれないが、なんとも言えない寂しさをハンターは感じた。

「猛き者も終には滅びん……か」

 妖精弓手もここの墓所に何か思ったのか、声には元気がない。

「今は関係のないことだ」

 しかし、ゴブリンスレイヤーは感傷的にはならなかった。

 彼はズカズカと歩いていく。

 その姿に顔を見合わせる者たち。

「あいも変わらず、とはあれだ」

「仕方ないっちゃ、仕方ない」

 闇女斥候は肩を落とし、ハンターは肩をすくめた。

 

 冒険者たちは回廊、階段、分岐が多く複雑になり迷路のようになった。

「下水路とは構造も全く違い迷路のよう、地図を描くのも生半可ではない。各方、気を引き締めてかからねば」

「怪物どもを迷わせ、死せる戦士たちが脅かされんように、という計らいじゃな」

 その計らいが冒険者たちにも影響している。

 蜥蜴僧侶が広げた羊皮紙に木炭で書いているのは、歩いてきた道筋や見たものを頼りに描いた地図。

 少なくとも帰りを心配することはないと思いたいハンター。

 古代樹の森で地図を見ていても迷ってしまうことがあったハンターは、全員で行動することに安心感がある。

 全員が迷うことがあっても、1人だけ迷って目的地に行けない、なんてことにはならない。

 そして、一行の前に大きな扉がある。

 大きい扉なら、室内も広い。

 ここの一室でゴブリンの頭がふんぞりかえっているのか。

「鍵はどうだ?」

「かかってないな、罠もない。室内は静かだな」

 本職の闇女斥候が、夜目が効く目で扉、鍵穴、耳を澄まして室内を確認している。

「無駄かもしれんがどうする?」

「この部屋を無視はできん。いくぞ」

 ゴブリンスレイヤーは乱暴に足で蹴って、扉を強引に開けた。

 冒険者たちが室内に入った。

 入ったら扉が閉まるといった罠がよくあるために、鉱人道士が開いた扉の下に楔を打って固定した。

 室内には石櫃が複数並び、中央には人影ある。

 見つけた妖精弓手は声を上げた。

「あれ、見て!」

 鎖で吊るされた長い金髪の鎧を着た冒険者らしき人物。ぐったりとして微動だにしない。

 遠くからでは女性に見える。……女性?とハンターは首を傾げた。

 ゴブリンの虜囚、それも女性なら凌辱されるのではないか?とハンターは経験から違和感を感じる。食べるにしても鎧ごと食べられるほどゴブリンの胃袋、歯は頑丈にはできていないと思う。

 つまり、虜囚が鎧を着ていることはない。

「ゴブリンスレイヤーさん!」

「あ、罠だ」

 駆け寄って助けたい女神官とハンターの声はほぼ同時だった。

「何?」

「女性なら鎧は剥がされていると思う」

 ゴブリンスレイヤーはハンターが呟いた声を聞き逃さず、ハンターの答えに女神官は「あ」と声を漏らした。

「……仕掛けはあるか?」

「見たかぎり部屋にそれらしいものはない」

 ゴブリンスレイヤーは助けるために駆け寄ってきた冒険者を、部屋にある仕掛けを作動しようとしていたのかと考える。

 しかし、闇女斥候の見立てではそう言ったものはない。

 そんな時、ハンターの腰に吊るしている導虫が赤い光を一瞬放って、怯え出した。

 ハンターも視線を感じて後ろに振り返れば、先ほど鉱人道士が仕掛けた楔を抜こうとするゴブリンがいる。

「後ろだ!」

 ハンターが走り出すが、間に合わない。しかし、妖精弓手が矢を放ちゴブリンを仕留める。

 楔を抜くことができず、頭を射抜かれ絶命したゴブリン。

 だが、ゴブリンは1匹だけではない。とって代わって楔を抜こうとするゴブリンだが、走りながらハンターが片手剣で切り裂いた。

 いつの間にか集まっていたゴブリンを、瞬く間に切り裂いていくハンター。

 すると、まだ多く数がいたゴブリンたちだったが、逃げ出していく。

「危なかったわね」

「お前の耳はどうした?飾りになったか?」

「そっちだって聞こえてなかったじゃない!」

「……部屋に仕掛けがないか集中していただけだ」

 ゴブリンの罠を回避し、安堵した妖精弓手に闇女斥候は皮肉を言うが、反撃され言い訳がましいことを言った。

「お二人、喧嘩している場合ではないですぞ」

 ギョロリと大きな目で2人を見る蜥蜴僧侶。強面の彼に睨まれれば、口も噤むものだ。

「大方、仲間を呼びに行ったってところじゃろな。どうするよ、かみきり丸」

「……迎え撃つ」

「ほう」

 鉱人道士はゴブリンスレイヤーの出した答えに、意外そうな顔をする。

「最初の方針に変わりはない。ゴブリンどもの頭が来るからな、備える」

「具体的には、どのように」

「……毒気はなしだったな」

 ゴブリンスレイヤーは慌てて逃げたゴブリンが落としていった袋を拾い上げる。

 中に入っているのは黄色い粉。鼻につく匂いがする。

 ゴブリンスレイヤーは硫黄だと炭鉱夫の話から知っていた。燃やせば毒気が起こる物だ。

 恐らく、部屋の隙間から毒気を流し込もうとしたのだろう。

 これを使おうとも思ったが、毒気以外の使い方が分からない。

 彼は舌打ちして雑嚢の中に入れる。ゴブリンどもに再利用されても問題だ。

 ゴブリンの数は多く、一気に雪崩れ込んでくる可能性が高い。

 もう一度ゴブリンどもは、毒気を起こしにくる可能性も考えた。しかし、毒を起こすものは回収している。

 硫黄が複数ある可能性は、この部屋に狙いを定めてきているので数はない。

 そして、毒気を感じるのならばカナリアが鳴く。

 それに、獲物を見つけた以上襲いかかってくる方が高い。

「部屋に戻って、扉を閉め、石櫃を置いて阻塞する。術は部屋の中央に聖璧を設置する」

「了解」

「承知」

「わしも手を貸すわい」

 力自慢のハンターと蜥蜴僧侶、鉱人道士が、扉の中央に石櫃を押して開けられないようにして阻塞へと変える。

「前衛が処理できないほどの数ならば聖璧に後退し、呪文で多数を巻き込む」

 カナリアがいる籠を外して、部屋の奥の方に置くゴブリンスレイヤー。

 鳴いている様子がないので、毒気は流れていない。

「となれば、拙僧も竜牙兵を呼んで前衛に立った方がよろしいか」

「私も聖璧を!」

「頼む」

 2人がそれぞれの祈祷を信仰する神々に捧げ、撒いた骨が骸骨の兵となり、室内に透明な壁が生まれる。

 ゴブリンスレイヤーは鬼人薬と硬化薬を飲み、鬼の如き力と岩石の如く皮膚が硬化する。薬の効力を実感した後、小剣を抜刀し、盾を構える。

 ハンターもゴブリンスレイヤーと同じく2つの薬を飲んだ後、鬼人と硬化の粉塵を撒く。一定時間だけだが、仲間の力と頑丈さが上がる。それから背負った太刀に手を添えた。

 蜥蜴僧侶、竜牙兵も牙の小刀を持つ。

 女神官は聖璧を維持し、妖精弓手は矢を弓に番る。

 何かあった際、鉱人道士と闇女斥候は術の準備をと気構えた。

「奴らが来るぞ。それも数がわからんほど足音が多い!」

「足音に変なの混じってる!」

 色の違う長い耳が上下に激しく動く。聴覚に優れた彼女たちの顔はこわばっている。

 長い耳を持っていない者も、足音が聞こえてきた。

 ゲラゲラと嗤いながら大勢で扉を破壊し始めるゴブリンたち。

 閉めた扉が斧なり棍棒なりで殴られ、メキメキと壊れ始める。

 そして、扉の一部が壊れた時、そこからゴブリンが入り込もうとして、妖精弓手の矢で射抜かれた。

 頭蓋を撃ち抜かれ死体となったゴブリンは、邪魔だとばかりに他のゴブリンに退けられる。

 妖精弓手がゴブリンを射抜き続けるが、矢が放たれる数よりもゴブリンの方が多い。

 そして、ゴブリンどもの雑多な攻撃ではなく、強烈な一撃によって扉が崩壊する。

 扉の崩壊とともに雪崩れ込んできたゴブリンども。

 粗末であり、身の丈に合わぬものの鎧を着ている。手には粗末な剣や槍、弓矢や棍棒。

 だが、周りのゴブリンとは違い、一際大柄なゴブリンが奥から入ってくる。

 先程の強烈な一撃は、奴が手に持った大きな棍棒で放ったものだ。

「ホブ……いや、チャンピオンか」

 ゴブリンとしては筋肉が発達して、経験を積んで力のある個体。

 小鬼の英雄(チャンピオン)というが、ゴブリンの英雄とはどういう認識なんて知りたくもない。

 ただ、倒すべき敵とハンターは判断する。

「俺があのデカブツを相手にすればいいのか?」

「ああ、派手に暴れろ」

「拙僧は邪魔が入らぬよう、周りを片付けることにしましょう」

「助かる」

 ハンターが聖璧から飛び出して、太刀を抜き放つ。

 鋭い斬撃は先鋒のゴブリンを両断し、続いて振るう太刀は目にも止まらぬ速さで周りのゴブリンたちを屍に変えていく。

 一直線にゴブリンチャンピオンに向かっていくハンター。

 聖璧から飛び出てきたハンターに敵愾心(ヘイト)が集中し、ゴブリンが向かってくる。

 しかし、蜥蜴僧侶と従えた竜牙兵が躍り出て、到達する前に骨の小刀で切り裂く。

 そうして最短でゴブリンチャンピオンに到達したハンター。

 間合いに目標を捉えた瞬間、周りのゴブリンどもを気にせずに太刀を振る。

 その攻撃をチャンピオンは必死に避けた。

 ハンターが最大の敵だとチャンピオンも理解している。何せ、瞬く間に配下の者どもを屠ってきたのを見ているのだ。

 故に、ハンターを潰せば後は楽になる。

 棍棒を両手で全身全霊を込め振り下ろすチャンピオン。

 攻撃を紙一重で躱し、即座にカウンターの見切り斬りから気刃大回転斬りをチャンピオンにお見舞いする。

 胴体から2回血を流したチャンピオンだが、上位種であるためにそう易々と死にはしない。

 傷をつけられ、激昂するチャンピオンはハンターへと突撃。

 棍棒を怒りのままに振り下ろす。しかし、ハンターは攻撃を横転して回避し、棍棒は憎き頭蓋を潰すことはできなかった。

 そして、地面を叩きつけた硬直を狙って、石櫃に隠れながら移動してきたゴブリンスレイヤーが横から飛び出てくる。

 狙いはチャンピオンへの致命傷を狙う。

 狙いを澄ませた剣先は頭蓋へと向かった。

 薬の効力で増幅している力によって、相手の頭に深々と突き刺さる。

 早々にゴブリンスレイヤーは小剣から手を離し距離を取った。

 上位種のしぶとさは彼がよく知っている。

 その辺に死んでいるゴブリンが落とした武器を、スリンガーのクローで回収しておく。

 チャンピオンの巨体が地面に倒れる振動が部屋に伝わった。

「聖璧まで後退しろ。残りを術で倒す」

 前衛たちはゴブリンスレイヤーの指示通り、一目散に走って撤退する。

 頭が死んだことに、騒いで怯えて逃げ出すゴブリンたち。だが、入り口付近で倒れたチャンピオンの巨体が邪魔だ。部屋から出るにはそこを通らなければならない。

 故に前衛たちが聖璧まで後退する方が速かった。

 そして、術の準備をしていた闇女斥候と鉱人道士は前衛が後退を完了すると同時に放つ。

カリブンクルス(火石)……クレスクント(成長)……ヤクタ(投射)!」

「仕事だ仕事だ土精(ノーム)ども。砂粒一粒、転がり回せば石となる!」

 闇女斥候が火球(ファイアボール)。鉱人道士が石弾(ストーンブラスト)

 部屋のゴブリンを焼き尽くし、石礫が釣瓶撃ちに迫撃する。

 並んでいた石櫃は壊れ、黒い煤が部屋を覆う。

 火の玉を飛ばすだけが呪文使いではないとは言うが、火の玉を飛ばせば結果は明らか。

 ゴブリンなど消し炭にするのが呪文だ。

 入り口を塞いでいたチャンピオンも炭に変わって、ぼろぼろと崩れ出す。

 だが、他のゴブリンを盾にしたのか、単に運が良かったのか、焼死体を押し除け逃げようとする奴がいた。

 

 しかし、逃げていたゴブリンは突如、何かに食いつかれ飲み込まれた。

 

 ゴブリンを飲み込む際、松明やランタンで照らされて浮かび上がった姿は、白く長い首。

 そして、飲み込み終えたのか、ぺたぺたと粘着的な水音を出しながら冒険者たちに迫ってくる。

 浮かび上がった姿は、ヒルを大きくしたような怪物。

 白い皮膚には血管が浮かび上がり不気味に感じる。

 目鼻、耳は見えず、大きな赤い口にはズラリと牙が並ぶ。隙間から垂れる涎は、地面に滴り落ちれば白い煙を上げる酸性だ。

 翼を持ち二足歩行をする飛竜種だが、到底ワイバーンには見えない。

 その極まった外見は生理的な嫌悪感を感じる。

「何よあれ!」

 妖精弓手が顔を強張らせ、声を出す。

「フルフルだ」

 冒険者の中でハンターだけはその怪物を知っている。

 そして、冒険者に開戦の合図を上げるように、フルフルが咆哮を上げた。




復帰おめでとう!

ニンテンドースイッチを持っていないので、2月27日のモンハンライズ同梱版を予約したいけど……予約自体ができるか。

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