RPGのカンスト主人公はダンまち世界ではレベル4弱位   作:アルテイル

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打倒フレイヤ(※アポロン)

・・・その後、アポロンは忠実通りヘスティア・ファミリアへ『戦争遊戯』を申し込み、断られていた。恐らく明日からはクラネル達は怒涛の襲撃に見舞われるだろうが、死にはしない。そこでは手を出さないでおく。

 

俺はもう全力であのクソババアに嫌がらせをしてやることにした。別にクラネルを殺すとまでは言わないがこうなりゃ至る所でクラネルのイベントに参加してやる。ウザイんだよなんでも分かりますみたいな雰囲気出しやがってよ。人の事ディスってんじゃねぇぞコラ。原作の時からおまえが1番嫌いだったんだよ!なんでも思い通りに行くと思うなよコラ!レベル7が自分に心酔してるからって調子こいてんじゃねぇよババア!お前よりニナの方が100倍綺麗だわ!

 

レベル7がなんぼのもんじゃい、こっちは69レベルやぞ!

 

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ヘスティア・ファミリアは原作通り襲撃にあったようだ。そしてアポロンへと受諾の意思を伝えた。町中お祭り騒ぎだ。それに合わせ、俺は行動に移る。

 

『貴方の刻印(キズ)は私のもの。私の刻印(キズ)は私のもの【シンダー・エラ】』

 

イメージするのは、前世のヤンチー。金髪と鋭い目付き、やたらついてる筋肉。威圧感満載でとても元の優男な感じの俺には結び付かないだろう。

 

そう、俺はこれで全くの別人としてヘスティア・ファミリアに助っ人として飛び入り参加する。

 

怪しまれるだろう、しかし変身魔法と言うのは希少な魔法だ。原作ではリリのもの以外に変身のへの字も出ていないし、この魔法はステイタスも書き換えられる(・・・・・・・・・)。勿論能力が変わる訳では無いが・・・、ヘスティア・ファミリアの面々に事情を説明し、ステイタスをコピらせて貰って数値をちょちょいと入れ替えれば見た目上は完全にヘスティア・ファミリアの冒険者だ。

 

何処から足が着くか分からないので、路地裏で変身し別の場所からそこを出る。

 

 

 

「ちわー」

「はい、どちら様で・・・ヒッ」

 

ヒッって言ったな、ちっちゃい声で。

 

本拠地である教会に赴くと、本来教会があったであろう上の建物は全て崩落していた。瓦礫をどかしているピンク髪の女の子が居たので声を掛けてみる。

 

「すみません、ヘスティア様はいらっしゃいますか?」

「えぇっと・・・なんの御用でしょうか・・・」

 

明らかに怯えながらも、俺の存外に丁寧な口調に対し困惑を覚えている少女。当たり前だよなぁ・・・

 

「怯えさせてしまい、申し訳ない。俺は入団希望のものです。怪しまれるのも当然ですが、どうかお目通りをお願いします」

 

少女は、入団希望・・・?と、訝しげに俺を見つめる。普通なら、今この状態のヘスティアファミリアに入団したがるものなど居るはずもないだろう。明らかな上位ファミリアに睨まれている状態なのだから。

 

「・・・話をしてみます」

 

とりあえず、そう言い瓦礫の仲にある入口から地下へと入っていく少女。そう言えば、あの少女もイレギュラーなんだよな。もしかすると俺がいる事によってクラネルの冒険の遂行を危うんだ世界がもたらした救済策なのかな、そうならば俺は必要ないのかもしれない。

 

しかし!あのババアに一泡吹かしてやる為にはクラネルの周りにいる事は最低条件なのだ!足を引っ張りはしないものの、クラネルの成長イベントを手伝うという名目の元自分自身で消化し、この凡人筆頭の俺が英雄を越える存在になってやるよ!

 

熱い想いを滾らせながら待っていると、地下室から少女が顔を出し、ちょいちょい、と手招きをして来た。

 

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「さて、ボクのファミリアに入りたいという事だったけど・・・君はどこかのスパイかなにかかい?」

「違います」

 

神に嘘は付けない、俺はそれを知っているため正直に質問に答えていく。狭い地下室の中に尋問のように座らせられている俺、疑われる事は重々承知である。幾つか続いた質問が尽き、神様がどうしたものかと悩んでいるタイミングで、正体を打ち明ける。

 

「実は俺、この前の宴の時に居た殺戮者(スレイヤー)なんですよね」

「・・・ん?」

 

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「なんだよぉ!そんな作戦があるのなら先に言ってくれれば良いのにぃ!」

 

俺の作戦は、随分あっさりと受け入れられた。万一バレればペナルティは免れないこの作戦は、クラネルが負けて奪われるより遥かにマシらしい。原作では『君なら出来る』と言っていたヘスティア様も、発破かけただけで実は現実を見ていたのだろうか。

 

「それでね、ステイタスの件なんだけど・・・ベル君は暫く戻ってくる予定が無いんだよね」

 

んー、そう・・・だったかな?付きっきりで修行する、って描写があった気がする。

 

「でね、もう1人の眷属君もちょっと忙しくて・・・ここに居る、エマ君のステイタスをコピーして貰えるかな」

 

期せずして名前を知る事が出来た、エマと言うのか。フリゲでも、ダンまちでも聞いた覚えのない名前だが・・・

 

「は、はい・・・」

 

そう返事をした少女は俺に背をむけ、躊躇いながらも服に手をかけ

 

「待てやオイ!」

「うひゃあ!な、なんだいスレイヤー君!今の君はとても怖いんだから凄まないでくれよ!」

 

それは悪いと思ったが、そんな事はどうでもいい。なんで服脱ぐんだよ、隣で紙なりなんなりに書き移せばいい話だろう?

 

「「ハッ!確かに!」」

 

いそいそと部屋を移す主従を見て、コイツらに未来の英雄を任せて大丈夫なのか、と思った。

 

 

 

エマ・フローレス

 

レベル 1

力 D 538

耐久 D 501

器用 I 0

敏捷 G 275

魔力 F 323

《魔法》

【ブレイクフルドー】

・広域速攻攻撃魔法

・魔力吸収

・範囲・効果は所有者の魔力依存

《スキル》

【勇敢気質】

・力・耐久・敏捷に高補正

・感情の昂りによって効果上昇

【逆境強化】

・ダメージを負うたび力・耐久に補正。

・詠唱半節省略

 

ヘスティア様は、俺にヒエログリフが読める筈もない、そう考えたのだろう。特に何を言う訳でもなく丸写しされたステイタスの紙を渡してきた。しかし、この世界でヒエログリフと呼ばれているものの大半はカタカナ、ひらがななのだ。癖がすごくてイマイチ分からないところもあったがこんな感じだろう。

 

何処の主人公だと。

 

能力が完全に主人公級、スキルは特別とまでは言わないが役に立つ強スキル、魔法は多分レア魔法だ。

そもそもクラネル以外で魔法・スキルをレベル1の時点で発現するのは珍しかったはず。

それから考えると・・・俺みたいな転生者か、現地主人公の類い・・・?

 

まぁ、良いか。レベルを3にし、スキルや魔法は勉強を重ねた者でも読むことが難しいとか書かれていたので適当に書いておく。

 

「ふむ・・・凄い魔法だね、それじゃあ、戦争遊戯の際は頼んだよ。まぁ、戦いの内容によっては参加してもらわなくても大丈夫かも知れないけどね」

 

あぁ、そう言えば原作とは色々違うんだし、攻城戦じゃない事も十分有り得るな。(フラグ)

 

モーキス・アングリー(偽名)、ヘスティアファミリアに(偽装)入団。

 

 

そして後日、ヘルメスの野郎は数有る戦闘方法の中から無事攻城戦を引き当てましたとさ、コレアイツがなんやかんや仕組んでた説あんぞオイ。

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