RPGのカンスト主人公はダンまち世界ではレベル4弱位   作:アルテイル

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6巻 後書き

「あん?アイツどこ行った」

 

化け物とか罵ってきた女の子を辱めてたら存外に時間が経っていた。クラネルに合流しようと階段を登り切ったのだが、居ない。コレ捕まったな。

 

なんか、もう原作通りに行かないのが当たり前みたいな雰囲気あるから既に驚きは無いっすわ笑。

 

どうやってクラネルをヒュアキントスに勝たせるか考えていたのが馬鹿らしくなった為王の間の入り口のドアを蹴り飛ばして中に入る。

 

「ウィィィーーッス!」

「「「・・・・・・」」」

 

中に入ると、一番奥に縛られて転がされているクラネルと、周りに5人ほどの冒険者。柱に隠れてコッチを見ている黒髪の女と玉座に座り、その顔面でドアの残骸を受け止めているヒュアキントスが1人。

 

「あ、わり」

「貴様・・・殺してやるっ!」

 

突然の戦闘、口上も何も無く突撃して来た。拾っていた杖で敵の『太陽の剣(フランベルジェ)』を受け止める。カウンターを発動しながら。

 

「なにっ!?」

 

まぁ、木に剣が止められるとは思わんよね。そして反撃。敵の剣を払い、そこから流れる様に頭部へ攻撃を加える。レベル3の強靭な肉体はその攻撃を受け止めきれず、容易く吹き飛ばされた。

 

そして、もう起き上がってこない。まぁ頭に喰らったからね。でもそんなに柔くて切り札がある訳でも無いのに、なんで酒場でベートに喧嘩売ってたんだろう。ナルシストって恐ろしい。

 

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『戦争遊戯』は終わった、呆気ない幕切れに多くの神から不満が出たものの、やり直しなどあるはずも無く。

 

「あの杖・・・間違いないわ。ユグドラシル・・・何者なの?」

 

バベルの頂上では、とある女神が思考に耽っていた

 

「失礼ですが、フレイヤ様。ユグドラシルとは・・・?」

「天界にあった、9つの世界を支える大きな木・・・今は、あるはずのないもの」

 

さしもの堅物も驚きを隠せない、詰まるところ、あの冒険者は神である可能性が・・・

 

(いえ、それは無い・・・神の力は感じなかった。つまり、誰かが肩入れしている・・・?)

 

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オラリオ中のありとあらゆる場所で、モブ主要問わず神は考える。

 

「「「「「なんかあの杖見覚えあんなぁ・・・ん?」」」」」

 

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小話

魂の形から本人特定余裕でした

 

想像もしていなかった部分のせいで多方面から警戒度を爆上げされた我らがレイニー、まぁ邪魔だと思われてサクッと殺されるよりマシなのかもしれない。本人特定したのはフレイヤだけだし。

 

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「ねぇ、レイニー。なんで戦争遊戯の場所に居たの?」

 

非常にいい笑顔で、俺に尋問を仕掛けるニナ。どう誤魔化すかなと頭を悩ませながらホームに帰宅した俺を待ち構えていた現実は、ニナのスキルで居場所即バレという非情な物だった。ストーカーこあい・・・

 

「不当に団員を連れて行かれそうだったヘスティアファミリアを救おうと思った次第です」

「・・・まぁ、良いだろう。それよりも私は気になる事があるのだ。あの時使っていた杖を出してみろ」

 

・・・ん?ユグドラシルの杖?なんでまた・・・

 

顧問に思いながらも指示に従い、ストレージから杖を取り出す。

 

「やはり・・・お前、これを何処で手に入れた?」

「え、何時もの【商店】から・・・」

「・・・今度こそ、お前の本当の過去を話してもらう必要がありそうだな」

 

え?

 

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「この世界が物語だと・・・!?」

「え、あたし存在しない人なの?」

「私がベル・クラネルの元に・・・?」

 

なんか、俺やっちゃってたらしい。なんの考えもなく商店から購入したユグドラシルの杖は、ガチでユグドラシルの杖で天界に存在する世界樹と同じものなんだとか。

 

えぇ・・・。なんでやねん、関係無いやろ普通・・・

 

こんな訳の分からないものが原因で、この世界の事や俺の前世の事、全てがバレてしまった。もうダメだァ、おしまいだァ・・・。

 

「「「「まぁ、いい(か)(です)」」」」

「・・・えっ?」

 

「話を聞くに、もう歴史は変わって来ているようだからな」

「私が存在しないってのはなんか複雑だけど、ここには居るし」

「ベル・クラネルを慕う私と今の私は別人ですよ」

 

マジで?話の分かりすぎるファミリアの仲間に驚いた。

 

「しかし、ようやくお前の知識の出処に納得がいった。異世界か・・・どんな所なんだ?」

「美味しいものいっぱいありそうだよね〜」

「平和なのでしょうか・・・」

 

三者三様、しかしながらいつも通りの風景。俺はそれに救われた。

とりあえず神様には前世の話を神様が寝落ちするまでしたし、ニナにはじゃが丸くんを腐る程買ってあげたし、リリは溶けるほど撫でた。

 

そんで・・・俺の知識の最終巻、7巻を迎える・・・

 

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小話

主人公の知識は7巻までです。外伝は見た事ないです。

アニメは見て(2018年)7巻から買ってない(2015年)

 

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「神様、俺どうすればいいんですかね」

 

7巻、元タケミカヅチファミリアの団員であった命の極東時代の友人

 

えぇと・・・、サンジョウノ・春姫だっけ。それが歓楽街に囚われ、ソレを助け出すのが目的の話だ。彼女は所属しているファミリア イシュタル・ファミリアの繁栄のための生贄にされようとしていて、最終的に助けれてた。

 

んで、クラネルの弱体化が何処まで響くかだけど・・・まぁ、今回は大丈夫だろう。そんなにギリギリだったイメージは無い。と言うか、本当なら丸々1レベル分足りずに勝てるはずのなかった戦闘を春姫の持つ固有魔法【ウチデノコヅチ】で逆転勝利。そう言う事が目的で、多分ステイタスが100とか低いぐらいだったら影響ないと思う。完全に流れを物にしていたし、ちょっとやそっとでは揺るがない。まぁ、近くには居るけどね。

 

「どうもこうも・・・お前は人を見捨てられないのだから助けるしかなかろう」

 

・・・?そりゃ、助けられるなら助けるけど、見捨て、られない?

 

「なんだその顔は。お前は自分のスキルも覚えていないのか」

 

俗人矜恃(レイマンプライド)

・ステイタスに成長補正

・諦めない限り効果上昇

・見捨てぬ限り効果持続

 

見捨てぬ限り効果持続(・・・・・・・・)

 

・・・ここも諦めない限りだと思ってたっ!

 

だってさ!クラネルのスキルの効果は想いが続く限りと、想いの丈だったじゃん。俺も同じだと勝手に頭ん中で考えてたっ・・・!

 

「お前の知識が確かなら、このオラリオはコレから英雄譚の1ページに記されるような大事件の中心地となる筈だ、もちろん、自分を蔑ろにしてまで人を助けろとは言わんがくだらない事で成長を止めるのはやめた方がいい」

 

コレ・・・どれぐらいの範囲が見捨てるのに入るんだろう・・・子どもが泣いてて無視したら終わり?つらたん、意識しないままそんなイベントが起こらないでよかった。

 

「もう直ぐに俺の知識も役たたずになるし・・・」

 

そう言えば、クラネルがレベル3に到達したと聞いた。7巻は既に始まっているのだろう。あぁ、どうせこの世界に来るなら最後の巻まで読んでから来たかった・・・。予知能力欲しい。

 

これからの流れをもう一度思い出すかぁ、クラネルがレベル3で、アポロンファミリアから全財産奪い取って派閥として落ち着いたから団員募集して、2億の借金バレてダフネとかも見限った・・・

 

「あ」

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