RPGのカンスト主人公はダンまち世界ではレベル4弱位   作:アルテイル

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14巻を暇な時間に読み進めている最中なんですが、途中にダフネ達のステイタス完全版を見つけたので少しだけステイタスを減らして書き直しました。

思った事としては、予想外にダフネのステイタスが高い。

もしかして:優秀




襲撃

まぁ、特に言うことは無い、アマゾネス達との戦闘は終わった。帰宅した後、シャワーを浴びて香水の匂いを消し、自室で追想する。

 

 

ヒキガエルは強敵かと思われたが、無装備の上に速度的に俺より劣っていたので物攻マシマシな俺の連撃で沈んだ。正直俺よりも技術というものを感じなかった。んで、残りのアマゾネス達だったが相手になるはずも無かった。何人かのアマゾネスにアイシャ!と呼ばれた人物がいたお陰で主要な人物の顔が分かった。しかし、倒される度に視線の温度が上昇して行くのがとても恐ろしかった。

 

本日の成果

 

自分の能力は、少し歪なレベル5

アイシャ・フリュネ両名の確認

ベル・クラネル・・・春姫と遭遇・・・?

 

・・・まだ確定するのは早いか。明日、確認しに行こう。確か春姫は普通に客を取っている筈だし。

 

時系列がよく分からない事が難点だな、・・・いや、そう言えば、殺生石に魂を封じる儀式は特定の日にしか出来なかったのだったか?確か・・・満月の日に。

 

窓から、月を見る。地上でどれ程の悲劇が起きようとも、月は変わらず輝くだけであった。

 

「4分の1はかけてるか・・・?」

 

まぁ、明後日位じゃないか?コレも後で調べよう。

 

 

 

全然違った、4日後だ。そんなに余裕あったんだな・・・。えぇと・・・クエスト行って、拉致られて、地下で1晩過ごして・・・ダメだ、細かい記憶が残ってない。

 

とりあえず、状況の確認だ、歓楽街に行こう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「白い髪の冒険者に会ったか?」

 

金髪の人間族である今日のお客様は、行為に至るでも無く私にそう問いかけた。質問の意図は理解しかねたが、どんな理由であれ、客が望むのなら答えるのみだ。

 

「いえ・・・そういう風貌の方がこの建物に飛び込んできた、という話は聞きましたが・・・」

 

私がそう返すと、「マジか・・・やっぱ乖離ヤバいな・・・」とお客様は呟いた。よく分からないが、此処に来る予定の人だったのだろうか?

 

「あの・・・致さないのですか?」

「え?あぁ、いいよ」

 

・・・良いの?先程の質問をする為だけに来たのか、こんな事は初めてで、何をすればいいのか分からない。あどけない顔立ちのその少年は、とてもこのような所で女を買うような人には見えなかった。質問を終えたその人は、もう話すことは無いとばかりに時計に目をやる。まだ時間は残っているが、残りの時間、ずっと待っているつもりだろうか

 

白い髪の冒険者・・・

 

「・・・その方は、どういうご関係なのですか?」

「ん?」

 

どれ程無言で居たのだろう。気が付くと、そう問い掛けていた。

 

「その、白い髪の冒険者の方と・・・どういうご関係なのでしょうか」

「あー・・・」

 

お客様は少し困った顔をして、こう答えた。

 

「君を救ってくれる、英雄と、それを見守る偽者って所だな」

 

「英雄・・・まさか。私のような汚れた女を助けて下さる英雄なんて、いません」

 

突拍子の無いお客様の言葉に、咄嗟に反論が出てしまった。いきなり何を言い出すのか。何人もの男に身体を許したこんな女等、英雄に相応しくはない。

 

分かっているのに・・・、何故、悲しく思ってしまうのだろうか?

 

思わず、一筋の涙が零れ落ちる。

 

「あっ、も、申し訳ございません!直ぐに、止めますので!」

 

何をやっているのだ、こんな事で涙を流すなんて。しかし、袖で目元を拭う度、新たに雫が落ちてくる。その涙は、止まる気配を見せなかった。

なんで、今更涙を流すのだろう。私は娼婦、破滅の象徴。こんな所に堕ちた時点で、英雄譚に夢見る資格など無くなったのだ。

 

「・・・まぁ、」

 

泣き続ける私に、声が掛けられる

 

「もし英雄が助けに来ないのなら、俺がちゃっちゃと助けに来るよ」

 

そう嘯く彼の顔に嘘はない、大言を吐いている訳でもない。とても簡単なことでは無いのに、なんでもない事のように彼は言った。普通なら、戯言を言っているようにしか思えないはずなのに、彼の言葉はどこか信じられる様な気がする。イシュタルが、私を逃がす筈はないのに。

 

「・・・無理です、それに、私も望んでいません」

 

嘘だ、本当なら連れ出して欲しい、でも、私が逃げてしまえばあの女神は何を犠牲にしてでも私を追い詰めるだろう。私なんかを助ける為に、誰かが犠牲になるなんて耐えられない。そんな事になるぐらいなら、1人で寂しくしんでしまう方が余程いい。

 

もう、いいのだ。

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予想外に重い雰囲気になってしまった、こんなの俺の柄じゃないってのに。

 

まぁでも、そうだよな。春姫は、イシュタルがフレイヤと戦う為に欠かせない道具(・・・)だ。それを奪おう物ならあの女神はその相手を地獄に落とすだろう。イシュタルファミリアとやりあえる派閥なんで多くはないし、その数少ない派閥だって春姫1人のためにイシュタルファミリアを事を構えるなんて有り得ない。

 

原作でだって、イシュタルファミリアが解散に追い込まれなければ、ヘスティアファミリアの面々はアマゾネス達に付け狙われ、最後には潰されてしまったかもしれない。

 

春姫を救うという事はそういう大きな危険を伴っている。

 

・・・確実に救える保証もないのに、軽率な言動をしてしまったかもしれない。でも、涙を流しているこの子を見て、思わず言ってしまったんだ。

クラネルが助けてくれる、そう言ったけど、本当にそうなのかは分からない。これからも原作を気にして、できる事をやらずに人任せで生きて行くのか?

 

仕方ないじゃないか、この世界の主人公は俺じゃない。かなり前に英雄を越えるとか言っちゃったけどぶっちゃけ原作崩壊は今でも恐ろしいし。

 

でも・・・

 

狐人の少女を見る。それに気付いた彼女は、儚げに笑った。人の感情なんて読めやしないけど、笑顔の奥には未だ涙が残っているように見えた。

 

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ヘスティアファミリアに、春姫についての情報を渡した、その後拉致られてもらわねばならないので身請けについても話した。恐らく商会からのクエストが届き、ダンジョンで襲われる事になるだろう。死にはしない。

 

そう言えば、家のファミリアにも怪しげなクエスト依頼が届いていた。目をつけられた・・・?どこから正体がバレたのか、気になるが考えていても分からない。これを断り、また別の方法で襲われてはかなわないので受ける方向で行こうと思う。まぁ、昨日は普通に勝てたし装備も付けて魔法も自由にすれば負けるこたー無いだろ。

 

フラグでは無い。

 

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簡単だったな、目の前で蹲る20人ほどのアマゾネス達を見つめ、そう考える。

 

アイシャ、フリュネといった主力は来ていなかった。まぁそれは当然だ。俺はゴライアスを討伐したとして少しは有名になっているが見ていたのは極少数だし、まさか俺が単身で討伐したとはだれも思っていないだろう。実際消耗したゴライアスを倒しただけだし。

 

ついでに、ギルドから伝わっている情報では、俺は所詮レベル2の上級冒険者である。ステイタス的にはまだまだ貧弱な筈の冒険者なのだ。何か秘策があると思われたとしても、数で掛かれば行けるって感じかね。

 

という訳で俺の確保に送られてきたのはレベル2からレベル3の下位、ダフネ達よりも強いらしいので、そこら辺だろう。人数も少なかったので人質を使うなんて事も出来ず各個粉砕して行った。

 

「オレ、サミラってんだ・・・覚えておいてくれよな・・・ガクッ」

 

なんか、意味深な事を言われたが気にしない方がいいだろう(戒め)

 

「コレに懲りたら俺達に手を出さないように、主神に伝えておいてくれないか。もしも仲間に危害が加わるような事があれば全力で抵抗するとな」

 

コクコクと頷いた、あまりダメージを負っていない敵の1人にリジェネーションをかける。ジワジワ回復して、まぁ数分で復活するだろうからモンスターに食われるなんてことは無いだろう。

 

「れ、レイニー。あの人達、なんだったの・・・?」

 

レベルが上位の冒険者の殺気に当てられ、ビクビクしながら周りを警戒するニナがそう聞いてきた。

 

「多分イシュタルファミリアのアマゾネス部隊だな。戦闘娼婦って言うのを聞いた事がある」

 

「イシュタル・・・!?」

 

他の面々も、それぞれのリアクションで驚いていた。それはそうだ。レベル5のフリュネ・・・なんたらに加えレベル4冒険者である・・・タンムズなんとか、更にレベル4間近と噂されるアイシャ〇〇まで擁し、団員の多くがランクアップ経験済みの正真正銘の大派閥。

 

更に歓楽街の夜を牛耳り資金的にもそこらのファミリアでは太刀打ち出来ない都市最強格のファミリアなのだ。

 

三日後に滅びるけど。

 

俺に対した執着があるわけでもないだろうし、主力が来ていないのなら向こう、クラネルの方に駆り出されているのだろう。恐らくそのまま拉致られると思うのでそれで満足して欲しい。

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