RPGのカンスト主人公はダンまち世界ではレベル4弱位   作:アルテイル

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未来への1歩

イシュタルは、その提案を受けた。詳しい事は聞いていないが、自首すれば数百年は自由が効かなくなるほどの罪を告白するらしい。資産の大半は没収、更にファミリアは解散。そして今後一生ファミリアを作ることは許されない、その位の処分を受けるだろうと言っていた。それもう天界に帰ったほうが楽じゃね・・・?

 

ま、まぁ、命あっての物種って言うからね、頑張れ。

 

こうして、消化不良な嫌いはあるモノの、物語は幕を閉じた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「えー、それでは、無事騒動が収まったことを祝して、乾杯」

 

「「「「かんぱーい!」」」」

 

イシュタルファミリアの騒動は集結した。フレイヤファミリアは多額の賠償金を支払い、ギルドからいくつかの罰則も受けたようだ。あの後、随分なことを言ってしまったのでフレイヤからの逆襲が来るんじゃないだろうかと肝を冷やしていたが、特に何かということは無かった。

 

そして今、メーティス、ヘスティア、タケミカヅチファミリアの面々が集まり、豊穣の女主人を貸し切って宴を始めている。言葉の通り、無事にこの一連の騒動を乗り切ったことに対するお祝いだ。諸費用の負担の分け方は、メーティス6ヘスティア2タケミカヅチ2。まぁ、ウチが1番余裕があるので文句は言うまい・・・。

 

それにしても、今回の事件もなんとか原作通り(?)終える事が出来たな・・・。相違点と言えば春姫がウチに来たこととサミラがウチに来たこととイシュタルが死んでない事位だ、まぁ許容範囲・・・。

 

「おいレイニィ、呑んでるかぁ?呑んどこうぜぇ・・・」

「俺は酒に弱いからいい、と言うかお前既に酔ってないか」

 

酔ってねぇよぉっ、ドンドン酒持ってこーい、と店員にも絡みに行ったサミラ、千鳥足でどう考えても酔っていた。20名弱の小規模な宴ではあるが皆楽しそうで何より・・・、俺は頼んだ果実水を口に含みながら宴の様子を眺めていた。

 

そして、少し気になる事が・・・。紐神様が、やたらと静かなのである。こう言う催しでは無類の絡み酒を披露し煙たがられそうなヘスティア様、今は隅っこでチビチビと飲み物を飲むばかり。意中のベルが、あのピンク髪のエマ?とイチャコラしていてもピクっと反応するばかりで行動に移さない?

 

何かあったのだろうか。

 

「ヘスティア様?気分が優れないんですか?」

「んん?あぁ、君か・・・聞いてくれるかい?」

 

お、おお、なんか予想外に、やさぐれてる。本当に何かがあったんだろう。

少し外の空気を吸ってくる、そう皆に告げ俺とヘスティア様は店の外に出た。

 

「君が、ベル君を連れて帰ってきてくれた日、君がホームを出て行った後、二人っきりになる機会があったんだ」

 

ほう、二人っきり。

 

「それでね、ベル君・・・魔法で壁を壊しちゃってね」

 

ん?ちょっと雲行きが・・・

 

「近くに居たボクに襲い掛かってきたんだよ」

「ええっ!?」

 

えマジで!?いやヤベーよそれ!ベル完全に終わったわ、主人公として!ヘスティアルート行ったらスキル消えてオワコンっ!?

 

「まぁまだ続きがあってね、手の紐は何故か外れなかったから、服を脱ぐのが上手くいかなくて決定的な事にはならなかったんだよね」

 

・・・んっ、ナイス不壊属性。しかし、ならなぜここまで落ち込んで居るのだろうか、心の中にそっと閉まっておけばいい話なのでは・・・?

 

「最後までは行かなかったけど、ベル君アレをボクに擦り付けて、まぁ自分は満足してから気絶したんだよね」

 

「ベル君、正気じゃない時の事全然覚えてないみたいで・・・でもボクはアレを擦り付けられたんだぜ!?どんな顔で会えばいいのか分かったもんじゃないよっ!」

 

そこで、今に至ると・・・いや、とりあえず良かった・・・まだ終わってない・・・。

 

ベルは全部忘れてるのか、道理で、俺にも大概な事言っていたのに気にした素振りを見せなかったわけだ。

 

「ベル君にこんな事言えば絶対に後悔するし・・・ボクはどうすればいいんだい・・・?」

 

・・・これは、下手な事は言えないな。

 

「まぁ、良かったじゃないですか」

「良かった・・・?」

 

下手な事は言えないが、上手いことを言える脳もない

 

「人に言いふらせる話じゃないですけど、恋敵よりも1歩リードじゃないですか。この経験を、相手の痴態を知っている、お前より私は進んでいるんだぞと言う余裕に変えることが出来れば恋愛戦争で相手に先んじる事が出来ると思いますよ(適当)」

 

もう、自分でも何を言ってるのかがよく分からない、勢いで押し切ることはできるか・・・?

 

「こ、恋敵・・・、うん、そうだねっ!ボクはヴァレン某よりも遥かに先の経験をしたんだね、その通りだっ!」

 

押しきれた・・・

 

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サミラ

レベル 3

力 C 604

耐久 D 523

器用 F 354

敏捷 D 511

魔力 H 195

耐異常 H

魔防 I

《魔法》

【】

《スキル》

【自己再生】

精神力(マインド)を使用し、欠損以外の全ての傷を再生可能

・意識の喪失と同時に効果消失

・速度は所有者の魔力に依存

【闘争欲求】

・非戦闘状態の時間を計測し、任意のタイミングで発動

・ステイタス上昇

・時間の幅により効果増減

・最大3日間計測可能

 

サンジョウノ・春姫

レベル 1

力 I 8

耐久 I 32

器用 I 15

敏捷 I 23

魔力 E 403

《魔法》

【ウチデノコヅチ】

階位上昇(レベル・ブースト)

・発動対象は1人限定

・発動後、一定時間の要間隔(インターバル)

・術者本人には使用不可

《スキル》

 

メーティスファミリア

主神

メーティス(ニート)

 

団長

レイニー (魔法剣士)

 

副団長

リリルカ・アーデ(アーチャー(物理))

 

平団員

ニナ・アイリス(シーフ)

ダフネ・ラウロス(軽量戦士)

カサンドラ・イリオン(ヒーラー)

サミラ(タンク)

サンジョウノ・春姫(バッファー)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「オレはサミラだ!よろしくなっ」

「サンジョウノ・春姫と申します、よろしくお願い致します」

 

宴もつつがなく終了した、翌日。

 

最後の最後まで乖離し続けた原作とのお別れの日、そして新たな団員を迎える記念の日である。

 

名前の付いたモブと称されるアマゾネスのサミラ、むっつり疑惑のある狐人の春姫。男キャラなんか神とヴェルフと桜花以外敵キャラじゃねぇか、と評判のダンまち世界の法則に違わない、見事な黒一点ファミリアの完成という訳だ。

入団試験は、サミラはその、夜系のアレ、春姫は極東の知識をメーティス様に提示し、無事に合格した。

 

 

コレから先、俺の知っている事は多くない。8巻は友人に後日談的な物だと聞いて手が伸びず、ソレから購入していないからな。まぁ、暫くは平穏だと言うことが分かっただけ良いのだろうか。

 

俺というイレギュラーを抱えながらも世界は物語を紡いでいく。

 

これは、少年が歩み、異物が狂わせ、女神が記す、

 

ーー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ーー

 

~完~




終わりませんけどね(∩´∀`∩

サミラは全くステイタスが分からないので捏造
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