RPGのカンスト主人公はダンまち世界ではレベル4弱位 作:アルテイル
フリュネ・ジャミール
レベル 5
力 A829
耐久 A817
器用 D535
敏捷 D522
魔力 I0
拳打 C
耐異常 D
治力 D
魔防 H
《スキル》
【慷慨憤撃】
・激情時力・耐久ステイタスに高補正
・無手の状態にある時、更に力に補正
【傲岸不遜】
・敵対しているものよりもステイタスが下の場合、ステイタス上昇
・敵対しているものよりもステイタスが上の場合、ステイタス下降
【毛骨竦然】
・男性が周囲に居る場合、レベルダウン
・男性が周囲に居る場合、ステイタスダウン
・男性が周囲に居る場合、発展アビリティ虚弱の一時発現
・男性が周囲に居る場合、発展アビリティ脆弱の一時発現
・男性が周囲に居る場合、発展アビリティ鈍足の一時発現
《魔法》
【】
「「「・・・」」」
ファミリアにフリュネを連れて帰り、また女かという風な冷たい視線をかき分けながら神様に事情を説明し、ステイタスを得た途端暴れられたり逃げられたりしても困るので厳重に拘束をした後恩恵を刻んでもらった。不壊属性のロープでサミラに教えて貰った絶対に解けないやり方で拘束する。収納はストレージで出来るので問題はない。
「な、なにさ。アタイの強さに驚いたのかい?」
「いや、もしかしたら結構弱いかもなぁと・・・」
なんだこの本来の強さ全てを台無しにする大デメリットスキルは。冒険者に不利にしか働かないスキルや魔法は、そうそう無いというふうに聞いてたんだけども。周りに男がいるだけで五重もの枷を付けられている。レベルダウンしてレベル4、ステイタスダウンがどれ程かは知らないが、その後の発展アビリティ三つを見る限りレベル4の下位くらいにはなるんじゃないだろうか。充分強いんだが、かなり下げられるな。
フリュネにその旨を伝えると、初めて自分の顔を見た時位に落ち込んでいた。まぁ、強さと美貌に相当な自信を持っていたからな、前のフリュネは。そらショックですわ。
「まぁ成長しないみたいなとんでもないスキルが出た訳じゃないんだから。幸いウチのファミリアにいつの間にかスキルの効果が書き変わった実績のある人が居るから、希望はないでも無いし」
「スキルの効果が変わる・・・?」
ニナのように、何かしらの要因でスキルが改善される事もあるかもしれない。一度しか経験は無いが、一度があるなら二度もあるさ。
フリュネは半信半疑だが、俺と神様が二人してそう言うので一応は納得した様子。素直でよろしい。
さ、手と足の拘束は残したままで着いてきてもらうぞ。
不壊属性のロープで縛られたフリュネは憎々しげな表情を浮かべながらも大人しく後ろを歩く、少し申し訳ないが、手放しに信用するのは流石に仲間達にも何があるか分からないのでする訳には行かない。フリュネの手首から
「「「「「「・・・」」」」」」
「ハハハッ!ざまぁねぇな!」
なんだろう、視線が質量を伴っている気がするのだが。
扉を開けた瞬間、帰ってきた時の数倍に及ぶ圧力の視線の雨が飛び込んできた。ニナやリリはハイライトが消えているし、ダフネは目を見開いている。サミラは爆笑している。
「黙りなぁ!」
「!その声・・・フリュネ様ですか?」
フリュネ?フリュネってイシュタルファミリアの?
流石にレベル5ともなるとその風貌等も世間に知れ渡っている。曰く、醜女である、巨体であると。
しかし彼女らの目の前に現れた女は、長身ではあるものの巨体でと醜女でも無い、どういうことかと俺にダフネが聞いてくる。
「まあ俺も理由は分からないけど、暫く宿でゆっくりしていたらこんな感じになったらしい」
「宿でゆっくりしてたって・・・有り得ないでしょ」
気持ちはわかるけど・・・実際の所そうなんだし、レベル5のフリュネ・ジャミールなんて一人しかいないんだから間違える事は無い。
「レイニー?話は分かったけど、なんでその人とロープで繋がってるの?」
なんでって・・・まだ信頼関係も築けてないし、逃げられたりしたら困るからな。仮にもレベル5の冒険者に抵抗されでもしたら仲間達も危ない。しかし恩恵を封印したままにして置いていると、フリュネの存在を聞き付けた悪人や恨みを持つ人に狙われてしまうかもしれないしな。
「ふーん・・・」
「まぁ、団長が責任持って躾けるなら良いんじゃない」
「アタイはペットじゃないよぉ!?」
躾か、言い得て妙だな。確かにフリュネが今後お日様に顔向け出来る様な生活をするには、常識を躾けて覚え込ませる必要がある。悪を是としているままでは何をやからすかは分からないからな。問題は俺にそんな教育が出来ないって言う所だが・・・。
「あ、そう言えば躾に厳しくて、女性ばかりの職場で、訳ありでも雇ってくれる所に心当たりがあるな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「という訳なんですが、この人を雇ってあげて頂けないでしょうか?」
「・・・坊主、ウチは厄介者の駆け込み寺じゃないんだよ」
心当たりの場所は勿論、豊穣の女主人である。時刻はお昼頃、フリュネがファミリアに加入したその日に思い立ったが吉日と俺はその酒場に乗り込んでいた。この店が開くのは夕方以降なので、今は準備中だ。無理を言うのは申し訳ないが、少し時間を作ってもらい俺は初めてミアさんと会話をしていた。
「大体その子、男が怖いんだって?ならホールは任せられないね。厨房だって、直ぐに出来るような物じゃあないんだよ」
「いや仰る通り何ですけども、ここ以外に働けそうな所を知りませんで・・・」
フリュネの男性恐怖症はかなりのもので、
筋骨隆々な男ほど怖がる傾向にある様で、例え信頼を築けたとしてもこのままでは命に関わるダンジョン探索などでは致命的になりかねない。冒険者とすれ違ったらビビって逃亡しましたなんて事になれば大変だ。
「フリュネは料理とか出来るのか?」
「・・・肉焼く位ならねぇ」
ここに来るまでにも相当疲弊してしまったようで、弱々しい声が帰ってくる。少し申し訳なく思うがしかし、行動しなければ改善する事もあるまい。
「はぁ、分かったよ。だが条件がある」
「本当ですか?なんなりとお申し付けください」
フリュネをこの酒場で雇う為の条件、それは・・・?
「アンタも一緒に働きな」
・・・えぇ?耳を疑うが、ミアさんの顔を見る限り真剣な様で冗談を言っているようには見えない。え、でもここ女性しか働けないんじゃ・・・。
「小娘共、どうせ居るんだろう、出番だよっ!」
「「「「げっ」」」」
ミアさんが突然そう叫ぶと、背後の扉の奥から複数人の声が聞こえた、あら、ずっと聞いていたのね・・・。
ぞろぞろと、準備中だったハズの店員達が部屋の中へと入ってくる。1.2.3.4と、勢揃いなのか?あまり広くない部屋にぎゅうぎゅうと人が詰められていき、気のせいかな、逃げ場が無くなった様な気が・・・。
「仕方ないにゃ〜、ミャー達がおみゃーを女にしてやるにゃ」
ガシッと、アーニャさん・・・だったか?
「なんなりと、って言っただろう、男に二言はない。さっさと女になって来な」
「な、なんだいお前ら!?」
ズルズルと、抵抗する間もなく引き摺り出される、酒場に入った段階でロープは外していたが、フリュネもリオンさんと黒髪の猫人の少女に捕らえられ、纏めてドナドナされている。
「アンタはかなり肌が綺麗だから、どうにでもなりそうね」
「ミャーの腕がなるにゃー」
人権は・・・ありますか?