ACE TEITOKU THE INFINITY SKYS 鬼神、亡霊、そして死神 作:オメガ11
そしてあとがきにピンときた人は40代か自分と同じくらい古い趣味の方です
~航空祭の2週間ほど前~
間宮とイベント限定メニューを考えている。なかなか良いのが思いつかなかった。
「うーん・・・」
「なかなか良いのが思いつきませんね・・・」
「そういえば提督の地元の名物とかありません?」
「ああ・・・祖谷そばとかあるな・・・」
「おそばですか、良いですね!それにしましょう!」
「だが作り方は知らんぞ・・・いや、爺ちゃんなら知ってるな」
爺ちゃんとは両親を亡くした土屋の育ての親である。ベルカ戦争が始まる前に別れ、それ以来会ってない。いい機会だ。
「よし、俺が聞いて来よう。明日JRで行ってくる。」
「すいません、お願いします」
「提督、お客様がお見えに・・・」
大淀が入ってきた。
「客?誰だ・・・とりあえず通してくれ。」
「はい・・・・こちらにどうぞ」
軍装の男が1人入ってきた。階級章を見ると・・・・
航空幕僚長!?!?!?!?!?
幕僚長ということは空自のトップである。なぜそのようなお方が直々に・・・?
「初めまして、土屋と申します。本日はどういったご用件で?」
「いやぁ、今度そちらの航空祭でウチからも外来機を出そうと思いまして。その許可を頂きに参りました。」
「ありがとうございます!ぜひぜひ!イベントが盛り上がりますよ。でもそれだけなら電話で済む。ということは他の用事があった、そうじゃないですか?」
「やはり気付いてましたか。実はですね、アメリカがF-22の対日輸出を許可したんです。」
「ほう」
「それで残るF-4EJ改とF-15JのPre-MSIP機(非近代化改修機)の90機をそちらに譲渡することが可能か検討しに来たわけです。こちらとしてもスクラップ費用が浮くんですが・・・」
「なるほど。既に解体した分も部品取りにしたいんでもらえますかね?」
大淀が口を挟む。
「中古機ですか・・・費用対効果の面でどうなんでしょう」
幕僚長は書類を取り出した。いろいろな金額が書かれている。
「こちらをご覧ください。もし引き取って頂けるのでしたらその場合は延命工事は必要ですがそれでも・・・」
「2機の予算で3機はいける、ということですね。」
「大体そんな感じですね。」
「分かりました。ありがたく頂きましょう。ただし1つだけ条件を。DJも5機でいいので欲しいのですが・・・」
「ああ、機種転換訓練に必要ですね。いいでしょう!」
「ありがとうございます!」
見送った後、工廠に建造に来た。
「すんませーん」
「はいはい、あ、てーとく!」
「妖精さん、空母レシピでデイリーの4回分回してもらえる?」
「りょーかい!」
明日は帰省するのでバーナーは使わずにノンビリ建造してもらおう。
最近愛用している拳銃のマテバをメンテしてないことを思い出したので分解して掃除する。
すると妖精さんが整備の報告に来た。
「これこれこーで、かくかくしかじかだったよ!」
「了解。いつもありがとな。」
「そういえばてーとく、あたらしいマークとなまえがほしいっていってたけど・・・」
そうだすっかり忘れてた。メビウスとガルムとラーズグリーズが集まっているのに俺は一人だから部隊は他のメンバーに預けて俺は独立しようと思ってたんだ。マークとコールサイン決めなきゃ・・・
「どーするの?」
「何か良い案ない?」
「うーん・・・あ!いまけんじゅうのてんけんしてるから『トリガー』なんてどう?」
「安直やな・・・でもかっこいいしそれにしよう!」
「マークは・・・」
メモ帳に簡単に描いていく。犬がレボルバーを銜えたマークだ。そして・・・
そのマークに筆で白の線を3本斜めに入れた!
おいおいマジかよ!
「このらいんはてーとくがいままでせんそうを3かいひっくりかえしたから3ぼん!」
「そういうことね。」
ということでパーソナルマークとコールサインが決まった。
夕方には荷物をまとめ、JRの切符を手配する。
大淀に明日休むことを伝えると・・・
「そんな、お一人でなんて危険すぎます!やめてください!」
「いやあのただの帰省なんやけど」
「それでも何があるか分かりません!」
「俺を何やと思っとるんや・・・」
「はぁ・・・じゃあ護衛を連れてください!」
「え」
「明日非番の子は・・・」
「マジかよ・・・」
追加で切符買わなきゃじゃん・・・
みどりの窓口行ってる間に誰がついてくるのか決まったらしい。
「というわけでこの2人を同行していただきます。」
「翔鶴です。」
「照月よ!」
「空母って護衛される方じゃないの?」
「ガンガン撃って!」
「ダメ!」
~翌朝~
「じゃあ出発!」
「はい、これならいけそうです!」
「防空駆逐艦照月、抜錨します!」
「出撃じゃないし電車で行くぞ。」
「宇多津で降りようか」
「え?」
「どうしたんですか提督?」
「昼飯にしよう」
駅から15分ほどの所に美味いうどん屋があるのを思い出した。歩いて店に向かう。
「ココや、冷や天おろしが美味い。これや」
「おいしいです!」(昼食シーンは超早回しでお送りしております)
ここは相変わらず繁盛してるな。まぁ回転も早いが。
さくっと昼を食べたら一区間だけ鈍行に乗り、丸亀から特急南風に乗る。このディーゼルの爆音は大好きだ。
「トンネル長いね提督!」
「ココは猪鼻トンネルって言ってな、確かうろ覚えだけど4キロぐらいあったかな」
「へぇ~」
「でも何か変な揺れ方しません?」
「振り子車だからな。振り子っていうのはカーブ曲がる時に台車はそのままに車体だけを内側に傾けて乗客が感じる遠心力を軽減するシステムだな。」
「そうなんだ~」
「もうすぐ着くぞ」
阿波池田の駅に着いた。駅舎が少しきれいになっている。商店街はすっかり寂れて、スーパーやおもちゃ屋、本屋まであったビルは全て撤退して市の施設しか入ってない。アーケードを抜け、住宅街を10分ほど歩く。この辺りはあまり変わっておらず、懐かしかった。店に入る。実家は住居スペースが店舗スペースの奥にある。
ガラガラ「すんませーん」
「はいはーい」
婆ちゃんが出てきた。
「何本入りになさいますか~?」
今は羊羹しか扱ってないらしい。本数を聞かれた。
「いやあの、俺だよ俺」
「詐欺かい、帰りな」
「いや拓海なんやけど」
「え?」
「うん」
「あらあらまー立派になって!こんな美人なお嫁さんまでもらって可愛らしい娘さんまでおって!」
「およm・・・」///
「むすm・・・」///
「そういや大じいちゃんは?」
「・・・大往生だったよ」
「そうか・・・・あとでお墓行かないとな・・・」
「どうしたんじゃ」
「あ、じいちゃん!」
「その声は拓海か?!大きなったのぉ!ん、そちらの2人は・・・」
「あーえと、嫁の翔子と娘の照美や」(適当に名前作った)
「「はじめまして」」
「全く年賀状も寄越さんから心配しとったぞ」
「ごめん・・・それで実はじいちゃんに祖谷そばの作り方を教わりたいんやけど・・・」
「構わんけど材料が無いきん買うてこないかん」
「構ん。明日でええから。」
「ほーか」
その後お墓参りをして、まだ時間があったので友達の家に向かった。家業のクルマ屋を継いだなら同じ場所に住んでるハズだ。
「らっしゃいませ~!」
「おう、平野か?」
「は、はい・・・」
「中学まで一緒だった土屋だけど・・・」
「あ、お前か!懐かしいのぉ!」
「あ~、翔鶴たちは知らないな。コイツは昔の同級生の平野だ。どうや店は?」
「仕事少ないきん、ラリーでも出ようかと思っとるんや。やけどコ・ドライバーがおらんき」
「俺やろっか?ライセンスあるし・・・」
「ええんか?じゃ頼むわ!」
「じゃ今度また連絡してくれ。そういえば工場に入ってるGC8はお前のか?」
「下取りで入ったんやけど、なかなかええクルマじゃきん売らずに持っとるんよ」
「そーなんか?」
「なんとビックリ22B-STIバージョンや」
「何と!あの400台限定の・・・」
「ちょっと裏来てみ」
裏手の駐車場に入ると・・・
「おお!」
ST205セリカGT-FourとRX-7(FD)バサーストR、そして・・・
「コイツは・・・GMの82年式ポンティアック・ファイヤーバード・トランザムか!」
「そうなんよ。さっきのインプとこの3台はなかなか良い値で売れそうなんやけど・・・」
「言い値で買う」
「「「へ?」」」
3人が同時に固まる。
「どのクルマを?」
「さっきのインプとこの3台、その代わり積車だけ貸して」
「えぇ・・・じゃ中古だし友達のためなら頑張って・・・全部込みで4台1000万でどうだ?」
「バーゲンプライスだ!」(小切手書く)
「よっしゃ完璧に整備して積車に載せて明日には納車する!久々の大仕事じゃ」
「頼んだ」
まさか帰省してクルマ買うとは思わなかった・・・
翌日、蕎麦の作り方を教わってから買ったクルマを積んだキャリアカーで鎮守府へ帰った。瀬戸大橋の横風が怖かった。
「2人ともお疲れ様。荷物は自分で持ってくから部屋戻ってて。」
分かれて廊下を歩いているとラーズグリーズのメンバーが部屋の前で待ち構えている。
「みんな揃ってどうした?」
「実は・・・ナガセさんがココを離れることになったんです。」
「え?」
「ナガセの奴、ハーリング大統領から宇宙飛行士にならないかってお誘いを受けたらしいぜ」
「へ~・・・てマジか!」
「ただ・・・・受けるべきか迷ってるの」
「何で?」
「今まで2番機として飛んできたのに急に船長、しかも宇宙まで行くなんて・・・」
「ナガセ、俺は行ってくるべきだと思う。せっかく大統領が用意してくれた道なんだ。それに昔、『もっと先へ行く』って言ってただろ。お前は俺なんか比べ物にならないくらい強いんだ。だから何があっても大丈夫だから自信持て。行って来いナガセ。向こうで何が見えたか聞かせてくれ。」
「ブレイズ・・・分かった。行ってくる。」
ソーズマンが何か言いたそうな顔をしている。
「どうした?」
「実は知人がサルベージの会社を立ち上げたんです。潜水艇で海の落とし物を地上に返す仕事です。そこで社員にならないかと誘われまして。」
「そうか・・・みんな新たな世界を見に行くのか・・・・元気でやれよ。」
「はい・・・!」
さて、風呂も入ったので今日は寝よう・・・
と思ったのだが・・・・
「なぜここにいる?」
翔鶴と照月が寝室にいた。
「いやここ俺の部屋だし自室に帰れって言ったよな?」
「家族なら一緒に住みますよね?」
そうだそういえばそんなこと言ったな俺・・・
でもここで否定するのも可哀想だし・・・受け入れるか。
「でも寝床は・・・」
「一緒に寝ます!」
えぇ・・・
というワケで翔鶴と照月が同棲することに・・・
翌日
寝れるわけが無い。だって狭いもん!(島風風に)
今日は建造の4人が来るはずだ。
1人目が来た。R07 Ark Royalというらしい・・・
ん?装備が・・・
・ファランクスCIWS 3基
・GAM-BO1 20mm機銃 2門
・ハリアーGR7/GR9
・シーキング
・マーリン HM Mk1
おかしい、本人は書類にあった通りなのに装備だけが現代に・・・
「私は、Her Majesty's Ship Ark Royal。 Admiral…貴方が……。 ……よろしく。」
「こちらこそよろしく。期待してるぞ。」
2人目 手元の書類には Lexington級 2番艦 Saratoga とある。
だが装備は・・・
Mk29 シースパロー8連装発射機 3基
Mk15 ファランクスCIWS 3基
F-14A
S-3
A-7E
・・・・・・・もう何も言わない。
「Hello! 航空母艦、Saratogaです。
提督、サラとお呼びくださいね。よろしくお願い致します。」
「よく来てくれた。俺もトムキャットなら乗ったことあるぞ。」
3人目 大鳳
よかったようやくまともになった・・・
「そう…私が大鳳。
出迎え、ありがとうございます。
提督…貴方と機動部隊に勝利を!」
「安心したよ・・・」
「何がですか?」
「いや何でも・・・」
4人目 秋津洲
水母か・・・
「水上機母艦、秋津洲よ! この大艇ちゃんと一緒に覚えてよね!」
「ウチの最初の水上機母艦だ。よろしく。」
「あ、ちなみに大艇ちゃんはあげないよ!」
「いやいらんし・・・」
「え?」
「俺飛行艇持ってるから。ほらアレ」
エプロンに置いてあるUS-2を指差す。
「でもでも、大艇ちゃんには敵わないかも!速度だって・・・」
「ごめんね580km/h出るの。」
「え・・・でも出力は・・・」
「4,591shp」
「どうせ1機分のパワーかも!」
「ごめんエンジン1基当たり」
「搭載数も少ない上にこんなんじゃお仕事無くなっちゃうかも・・・」
「大丈夫何とかする。っていうか多分忙しくなる。」
「! 分かったかも!」
さて、いよいよ大規模作戦「沖縄本島奪還作戦」を実行する日が来た。
これからブリーフィングだ。
どうもお久しぶりです。大変長らくお待たせしました。
待たせた割に内容少ない&超ド下手くそですがw
えー今回もローカルネタ満載でお送りしましたw
そして最後の建造結果、最初の2人の装備が頭おかしいですね。
あと翔鶴ってなんであんな可愛いんですかねフィギュアまで買っちゃいました。
そしてナガセとソーズマンリストラです。エスコン7の特典冊子であの2人がどうなったのかを知ってしまったので訓練に数年かかるだろうと考えてここでご退場頂きました。
あとセリフにもエスコン7要素を入れ、土屋もトリガーになりました。
毒され過ぎですねハイw
ちなみに今回買ったクルマの車種がいずれネタとして大事な役になる予定です。
「おいキット」
《はいマイケル?》
えー次回、久々の戦闘回です。そしてやっとこさ艦隊も動きますw
考えてみると艦対艦戦闘はまだやってない(汗)
ご意見ご感想リクエスト等お待ちしております