ACE TEITOKU THE INFINITY SKYS 鬼神、亡霊、そして死神   作:オメガ11

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ちなみに戦闘回だけ「Missionいくつ」と表記してます。
無線内容の≪≫が味方、<<>>が深海棲艦側の会話です。


Mission06 SHATTERED SKIES

さて、ついに実戦らしい。先ほど作戦命令が防衛省より届いた。航空部隊と艦隊がブリーフィングルームに集まっている。

 

「ブリーフィングを開始する。先程、防衛省を通じて当鎮守府に出撃要請が来た。今回は占領されている沖縄本島手前までの偵察任務だったが、状況が変わった。これからの作戦を支援する偵察衛星を、種子島宇宙センターより打ち上げる。 それを察知した敵は、打ち上げを阻止するため多数の制空戦闘機を送り込んできた。 大規模な空戦になることが予想される。この空の戦いに打ち勝ち、制空権を守り抜く。

打ち上げのチャンスは今しかない。1機でも多くの戦闘機を撃墜し、宇宙センターを防衛せよ。 なお、ジェット戦闘機部隊は訓練が完全な状態のパイロットのみを加賀に乗艦させ、同時に編成する蒼龍と瑞鶴には馴染みのあるレシプロ機を使ってもらう。加賀の搭載機は、汎用性に優れ比較的小型のF/A-18Cだ。まずはこれで慣れてもらう。艦隊には、対空射撃で航空機を援護する任務も与える。そのため、秋月、由良、鈴谷を護衛を兼ねて編成する。それと、今作戦には、ウチのエースも参戦する。パイロットの諸君、金と名声が欲しければ、ウチのエースを抜くことだ。それと加賀」

「はい」

「戦闘の意味を述べてみろ」

「は、はい。我が意志達成を敵に強要することを目的とした実力行使・・・・です」

「よし、それが分かっていれば問題ない。今回の作戦で2つのことが明らかになる。1つは敵の空対空戦闘能力。そしてもう一つは奴らが戦闘という行為の意味を理解しているかどうか・・・だ。では解散!」

 

~志布志湾沖合~

side加賀

そろそろ発艦地点だ。エースとやらは鎮守府から直接飛来するらしい。

「ここは譲れません」

「攻撃隊、発艦はじめっ!」

「第一次攻撃隊。発艦始め!」

「さてさて、やっちゃうよ!」

 

次々と発艦していく。私の機体はあむらーむ・・・?とかいう武器で遠くから攻撃できるので、開幕で数を減らすことができる。294機(E-2C一機含む)の大編隊が戦場に向かって行った。

 

side out

 

 

呉鎮守府ハンガー

5機の黒いF-14Dがエンジンを始動し、エプロンに出た。新生ラーズグリーズ隊だ。編成は

 

・1番機 ハートブレイクワン

・2番機 エッジ

・3番機 チョッパー

・4番機 ソーズマン

・5番機 グリム

 

これはブレイズこと土屋が指揮のために離脱したからだ。

《こちら管制塔、離陸後は高度3万フィートで南西に向かってください。クリアードフォーテイクオフ、離陸を許可します》

アフターバーナーを焚いてF-14Dが離陸していく。土屋は司令室の窓からそれを眺めながら「燃料が消し飛ぶなぁ」と遠い目をしながらつぶやいた。

 

 

~種子島付近~

≪こちらAEW、コールサインはサンダーヘッド≫

(作者注:艦上運用のためサンダーヘッドはE-2Cに機種転換しました。)

《種子島ベースより作戦遂行中の全機へ。打ち上げのチャンスは今しかない。ロケット発射まで制空権を守ってくれ。》

「か、加賀さん・・・」

「何?蒼龍」

「さっき無線で敵機が1900機くらいいるって報告が・・・」

<こちら鎮守府の土屋だ。蒼龍、この時代に至ってまだ物量の神話を信じているのか?>

「え?」

<戦闘において必ずしも1プラス1が2ではない。もちろん5にも10にもなりうるが、1プラス1が1になることもあるのだ。覚えておくといい。>

「りょ、了解!」」

 

≪種子島ベースより作戦遂行中の全機へ。打ち上げのチャンスは今しかない。ロケット発射まで制空権を守ってくれ。≫

≪こちらスパロウ1、タリホー、FOX3!≫

≪ターキー2、エンゲージ!≫

≪間違えて味方を撃つなよ。≫

≪この状況じゃあ、いちいち撃墜確認は無理だ。≫

≪すごい数だな。≫

ホーネットのアムラーム搭載数は10発。上げた機数は定数98機からE-2Cを一機引いた97機だから970発。いくつか外してもサイドワインダーで対処できる。そもそもミサイル無しでも性能には大きな差がある。

「こちらサンダーヘッド、アムラーム、目標到達!」

レーダーの点が一気に減る。あと1000機もいないが、さらにサイドワインダーで数を減らし、残りは800機少々だ。

「す、すごい・・・・」

 

<<クソ、ドイツニヤラレタンダ?イマオレヲウッタヤツヲカクニンシテクレ。>>

<<ワカラン!>>

≪相手は対空兵装しか積んでないぞ≫

≪全管制官へ。打ち上げ最終チェックを急げ。≫

 

超音速で突っ込むホーネットは機首のM61バルカン砲を放つ。その発射速度と砲弾で異形の敵機は一瞬にして粉になる。ヒット&アウェイで戦うが1回で2機以上墜とすこともあり、あっという間に数が減った。しかし、機関砲は発射率が毎分6000発前後と非常に高く、弾数は700発もないので合計で10秒ほどしか撃てない。そのため、弾切れした機体が順番に補給のために帰投を開始する。そして鈴谷のシーハリアーがサイドワインダーで40機ほど墜とし、30mm砲でさらに落としていくが、弾数が少ないのでこちらもすぐに退却した。まだ500機近く残っているが、本命のレシプロ部隊とエースが来るはずだ。

 

≪なんだ、この数は?俺様の想像力を上回るとは、どうなってんだ。≫

≪さっさと片付けるぞ、こんなチョロい機動にてこずってるんじゃねぇ。≫

 

F-14Dから放たれたAIM-54CとAIM-9が炸裂する。40発全弾が命中し、続いてM61が唸りを上げる。赤い光で白い球体の敵機は消し飛ぶ。弾数が尽きるまでにかなりの数を落とした。ラーズグリーズ海峡の亡霊達によって残りは400機ほどになった。やはりエースは違う。続いて九六・零式艦戦が突入し、空戦が行われる。数で劣勢だったが、「鬼神」や「死神」や「亡霊」に空戦の極意を徹底的に教え込まれたパイロットによってそれも覆された。全ての戦闘機を撃墜したところで、ほぼ全機が弾切れで帰還した。その時だった。無線が入る。

≪こちらホークアイ。西から爆撃機が接近中。発射基地へ到達する前に撃墜せよ。 ≫

<<テキノセントウキガマダイルゾ。ドウイウコトダ。>>

<<カマウナ。バクゲキニンムヲスイコウスルンダ。>>

<<モクヒョウヲカクニン。シンニュウコースニハイル。>>

≪艦爆・艦攻隊は3号爆弾で迎撃せよ!≫

艦戦を積んだ余剰スペースに少数搭載した九九艦爆と九七艦攻に3号爆弾を搭載して向かわせる。また、着艦待ちで上空で待機していた艦戦の中から燃料と弾薬に余裕のある機体を護衛に付ける。爆撃機は弾幕で防御してくるが、3号爆弾が炸裂して落ちて行く。11機のうち10機墜としたが、艦爆と艦攻が全滅したので最後の1機は艦戦が倒した。

≪発射15秒前。すべての航空機は安全なエリアへ退避せよ。10、9、8、7、6、点火開始。3、2、1、点火。 ≫

≪おお、いいぞ!≫

≪全システム正常に稼働中。≫

≪ロケットは高度40000フィートに到達した。もう手を出せないだろう。君たちのおかげで発射は無事成功した。 ≫

 

≪こちらサンダーヘッド、敵艦を目視で発見した。単艦でそちらに向かっている。艦種は・・・・馬鹿にしやがって、戦艦だ。 ≫

≪たはーっ、俺たちゃついてねえ。化けもんにばかり大当たりだ。≫

再びホーネットが発艦する。しかし、今回は対艦ミサイルAGM-84ハープーンを4発搭載している。3機ほどしか出していないがこれで十分だろう。遠くでハープーンが発射されて白い尾を引くのが見えた。しばらくして報告が入った。

≪対艦ミサイル、主砲に命中。誘爆し敵艦は沈んだ模様≫

「由良の出番かと思ったのに・・・」X´_υ`从ショボーン

「加賀さん、そろそろ帰ろう?」

 

 

 

 

~鎮守府~

「皆よく無事で帰ってきてくれたな。宇宙センターへの影響は無かったようだ。ロケットは無事発射され、これからの戦いを支援する準備はととのった。 それと加賀、艦載機はどうだった?」

「良かったわ。遠くから攻撃できるし、装備を変えれば何でもできるから未帰還機はゼロだったわ。」

「そうか。まぁこれから別の機体も使うだろうし色々試してみてくれ。そんじゃ今日は解散。」

 

side土屋

今日は工廠へ行く。何でも明石が工廠自体が強化されたので見てほしいということだ。ドアに文字が書かれている。

「ん~、何々?『A・A(アドバンスドオートメイテッド)アヴィエーション・プラント』・・・これって親父さんが言ってた南ベルカ国営兵器産業廠の技術か!?」

中に入る。

「おい明石、表の貼り紙はなんだ?」

「ああ提督。この前のオーシアからの輸送船で入ってきた技術なんです。強化型コンピューター数値制御工場で、航空機が量産できますよ。」

ジェット機の導入が遅れ気味なのは否定できないので許すことにした。どのみち今からではこれだけ立派な設備を撤去するのは無理だ。

 

変なモノ作らなきゃいいんだが(フラグ)

 

side out




お久しぶりです。長らくお待たせして申し訳ありません。
前回比300%増しのエスコン要素です。あとジパングや沈黙の艦隊ネタを突っ込みたいがためにこの回をやったようなものでw
あと護衛の2人は何もしてませんね(爆)
明石の工廠も大量生産が可能になりました。
それとどうしても管制機にサンダーヘッドを乗せたかったんです。許してください。
そういえばみなさんは艦これ1番くじはどうでしたか?自分は当然のように爆死です。トレード受付中なのです。
あとエスコン7のコレクターズエディションを予約してしまったw
ちなみに解説は艦これに登場しないものを扱っていきます(全部やると大変なんで)



解説
F/A‐18Cホーネット
アメリカ海軍・海兵隊のマクドネル・ダグラス(現ボーイング)社が開発した艦上戦闘攻撃機。ホーネット(Hornet)が愛称で、現在は発展型であるF/A-18E/F スーパーホーネットと区別する意味でレガシー(旧来の)ホーネットと記載・呼称されることがある。F‐14から始まるアメリカ第4世代機の中では最後に開発されたので、その間の電子技術の発展を大きく受けている。単色ながら当時としては画期的なMFD(マルチファンクションディスプレイ)をコクピットに備え、レーダーもF‐15イーグルのAN/APG-63レーダーを改良したAN/APG-65になっている。艦載機のため低速域での安定性、離着陸性能に優れているが、高速性能や加速力はあまり良くない。C型はAMRAAMやAGM-65マベリック空対地ミサイル、ハープーン空対艦ミサイルなどの運用能力を得たタイプで、本作ではインテーク下面に左右各1発、主翼下に2連ランチャーを介して左右各2か所、合計10発としているが、実際は対空ミサイルを10発も携行することはほぼない。主翼端にはAIM-9を装備している。米海軍の展示飛行チーム「ブルーエンジェルス」の使用機としても有名。

F-14
アメリカ海軍とイラン空軍でのみ運用されているグラマン製大型艦上防空戦闘機。フェニックス対空ミサイルの運用能力と可変翼が特徴。愛称は「雄猫」を意味するトムキャット(Tomcat)。可変翼とリフティングボディによって格闘戦能力も高い。そのインパクトある外見から米軍から退役して10年以上経過(イランでは現役)した今でもファンが多く、「エースコンバット5」や「エアロダンシング4 ニュージェネレーション」、「サイドワインダーF」(いずれもPS2)などのゲームで主役機として登場するほか、映画「トップガン」や「ファイナル・カウントダウン」などでも活躍している。

AGM-84ハープーン
同じくマクドネル・ダグラスが開発した対艦ミサイルで、30か国以上で配備されたベストセラーである。潜水艦発射型や艦対艦仕様も存在する。2種類の巡航高度が選べ、射程を長くできるが迎撃されやすい高空巡航とその反対の特性を持つ低空巡航(シースキミング)が選択可能だ。なお命中直前に目標艦からの弾幕を回避するため、直前で急上昇してから命中するモードとそのまま命中するモードかも選択できるようになっている。
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