転生したいのに逆転生なんて!   作:馬上井野

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転生したいのに逆転生なんて!前置き

第一話  前章

 

 

 

 ー「はぁ?どういうことだよ!」

 

 

  声のする方を見るとヤンキーが女性に向かって怒鳴っている・・いや只のヤンキーじゃなさそうだ!

 

  女性に向かって銃を突き付けている!

 

 

  (どうしよう・・警察呼ぶか?いやそれでは間に合わない・・)

 

 

  「キャーーー!!」

 

 

  気が付いた時には身体が無意識に動いていた。

 

 

 

  ヤンキーに飛びついて意識を自分に向けて女性を助けようとした、しかし気が付かれて撃たれそうになり、

 

  瞬時に身体を横に滑らせた。

 

  幸い一発目は間一髪のところでよけ切れた。

 

 

 

 「なんだよてめぇ!」

 

 ヤンキーが銃を僕に向けて構える。

 

 「キャーー!」

 

 「逃げてください!早く!」

 

 その時・・・銃が鋭い音と同時に火を噴いた。

 

    あたりに女性の悲鳴と銃声が響きわたる。

 

 

 

   

 

腹のあたりが今まで感じたことがないくらい熱い・・・・押さえると身体から何かが流れ出ている・・段々意識が朦朧としてきた。

 

   もう立つこともできなくてその場に崩れ落ちた。・身体がもっと熱くなる・    

 

・・・死んでしまうのか?まだまだたくさんやりたいこと、やり残したことがあるのに、死んでしまうのか? 俺の死は役に立ったのか?あの女性は逃げ切れただろうか・・・

 

 

 

段々と視界が明るくなってきた。まだ目は開かないが花畑にでもいるかのようにとても甘い匂いがする。

 

ということは俺は天国にいるのか?いやそんなわけがない。でも腹を抑えても血は出てないし熱くもない…いや寧ろ何にも感じない!自分が今どこを触っているのかさえわからない

 

 ・・・・ということは俺はやっぱり天国にいるのか?

 

 

 

すると耳からではなく頭に直接語りかけられているかのように誰かの声がした

 

 

 

 『おい、起きたか?おーい。今目を起こしてやる』

 

   

 

 

 

  目が覚めると目の前に神を名乗る老人が立っていた。

 

 『お前はあの銃を持ったヤンキー野郎に飛び掛かって女性を助けようと

 

  したんじゃが…』

 

 「死んでしまったんですね」

 

 『そうじゃ。ちなみにヤンキー野郎は捕まって女性は助かったよ』

 

 「本当ですか?よかったぁー」

 

 『そこでじゃ。お前のその勇気を称えて、普通は違う世界にその記憶を消して

 

  生き返らすところを、記憶はそのままでお前の好きな世界に生き返らせる、

 

  つまり転生させてやろうと思うが、どうじゃ?』

 

 「ほんとうですか!?ありがとうございます!」

 

 『魔法を持ちたいなら持たせるし、チート能力でも高ランクスキルでも

 

  与えてあげるよ』

 

 「それじゃあ、魔物や魔法使いたちがいる世界で、チート魔法スキル!」

 

 『図々しいのぉ・・まぁいいや。それでは新たな人生を満喫してくださいーー

 

 

 

「シンジ!早く寝なさい!」

 

シンジは母の一階から聞こえる怒鳴り声と同時に、妄想の世界と一冊の小説を閉じた。

 

「はーい 寝まーす」

 

(いやぁこの本何回読んでも面白いなぁ。僕も出来たら転生してみたいなぁ)

 

 

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