天上の愛   作:タニイム

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はじめまして、タニイムです。
処女作&初投稿となります。
もし興味を持たれた方は読んでいってください。


天上の愛

「……」

 気がつくと、一面真っ白な場所にいた。ここはどこだろう?

たしか、自分は今日もいつも通り学校から帰って、最近買ったラノベを読んだり、ソシャゲしたりしようとして……

 少しずつ思い出してきた、今日は少しアイデアが浮かんだから、執筆しようとして……

「「「ご、ごめんなさい!」」」

 突然聞こえてきた声に驚いてそっちを向くと、自分より年下に見える()()()()()()()()()()()()()()()()()()女の子達が、頭を下げていた。かわいい。髪は伸び放題だし、服もかなり着古されてるというか……身だしなみに気を遣うような余裕もないって感じがする。それでもかわいいから不思議だ。

「どうしたの?」

 とりあえずそうたずねると、彼女達は泣きながらこの場所について説明してくれた、それをもとに、分かったことをまとめると、

彼女達はこれでも最高神らしいということ。

ここは転生の間とか呼ばれている場所で、どうやら僕は死んでしまったらしいこと。

 死因はデスワークに追われた彼女達が、僕の資料に飲み物をこぼしてしまったことらしいということ。

 ここでは、転生する前に、転生するときによくあるチートを体験することができるらしいこと。

 元の世界では()()()()()()()()()()()()()()()()()らしいということ。グッバイ設定、グッバイ作品、グッバイ黒歴史

 そして、彼女達がめちゃくちゃかわいくて、僕と年齢が同じだということ。これが一番大事だ。僕が死んだとか、転生だとかなんてどうだっていい。このことに比べたらほとんど価値がないといっていい。

 彼女達は、説明を終えると糸が切れたように倒れこんでしまった。今は、僕が彼女達を抱きかかえている形になる。フワッといい匂いがした。かわいい。にしても軽すぎる気がする。よく見たら顔もやつれてるし、よほどひどい目に合ってたんだろう。

 現代日本なら、こんな不法労働速攻で捕まるだろうけど……ここでは、そうはいかないらしい。出る杭は打たれる、ならぬ、出る杭は切り倒されるってところかな? 女の嫉妬は怖いってよく聞くし。

 とりあえず、自由に試せる特典で、転生物でよくある生産チートと、素材を生み出すような能力と、食事も睡眠もなしで活動できる能力と……今はこれでいいかな?

 ()()か……多分彼女達とは離れることになるんだよな……()()()()()()()……って何考えてんだろ僕。

 とりあえず彼女達を支えながら布団でも作ろうかな……それと、キッチンとかベッド、調理器具とかも作っとこうか、さてと、やることはたくさんあるし、頑張らないとね!

 ……なかなかいい感じのベッドもできたし、彼女達をそっと寝かせて……と、安静にしておかなきゃね。

 さて、次は……

 「ん?」

 机の上にまるで()()()()()()()()()()()()()()()が置かれてる。これは……ボロボロで読みづらいけど、この紙に書かれているのってもしかして、僕?

 さっきの彼女達の話とも一致するし、たぶんそうなんだろうな……

 ということは、こっちの倒れてる飲み物の容器みたいなのがこの状況を作り出した原因だろう。

 まずはきれいに掃除したほうがよさそう? ……ついでにこっちも片付けとこうかな。

 ……準備しとくぐらいなら、いいよね? って誰に言ってんだろ、僕。今、ここには僕と彼女達しかいないのに……もし見てるやつがいるとしたら、ヘタレとでもどうとでも呼べばいいさ。こういうことには個人差があるんだ。って本当に何言ってんだろうな……

 とかなんとかやってるうちに、あらかた片付いたかな? そろそろキッチンとか調理器具作り始めようかな?

 

~~~~~~~~

 

「「「う、うーん、あれ?」」」

 お、起きてきた、やっぱり疲れていたのかな?

「大丈夫?」

「ふえっ? えーと、あなたはあのときの……」

「起きてすぐだけど、おなかすいてない? おかゆ作っているけど食べる?」

 今思ったけど、これって餌付けに入るのだろうか。

 くきゅるる~

かわいい音が聞こえた。おなかはすいているみたいだ。

「「「い、いただきます//」」」

「どうぞ、めしあがれ。」

 顔を真っ赤にして恥ずかしがっててかわいい、本当にかわいい。

「「「ごちそうさまでした//」」」

 カラッ

「お粗末様でした。おいしそうに食べてくれてうれしいよ。」

「「「あううぅ//」」」

 ボフッという音が聞こえそうな位顔を赤くした彼女達は、ポカポカという擬音が似合いそうなほど可愛らしく叩いてくる。

 しばらくして、落ち着いてきた彼女達は山積みの仕事が載っていた机に目を向けた。

「「「……あれっ?」」」

 机の上に載ってあったはずの仕事は、きれいに片付けられていた。

「今まで大変だったでしょ?」

僕がそうたずねると彼女達は申し訳なさそうに、

「「「ありがとうございます。」」」

といった。

「気にしないで、だいじょうぶだよ。」

彼女達にそう言って、僕は彼女達になぜこうなったのかたずねてみた。

 なんでも、生まれた時から少し力が強くて、周りから期待されていて妬まれたらしい。女の嫉妬って怖い。でも、彼女達が何者だって関係ない。

 「心配しないで、僕が皆を守るから。」

そう言って、三つの箱を取り出した。

「「「ふぇっ?//」」」

聞こえたみたいでよかった。にしても、こんな時の反応までかわいい。

「貴女達のことが好きです。年齢的にまだ早いし、誰か一人だけを選ぶなんてこともできないけれど、これを受け取ってもらえますか?」

そう言って、開きながら差し出した箱の中には、キラリと()()()()()が一つずつ。

「「「はい、喜んでお受けします//」」」

 やったー!受け取ってもらえるか少し心配だったんだよね。

 とりあえず、これで晴れて僕は彼女達と共に暮らすことになった。

 僕と彼女達の甘く、幸せな日々は、まだ始まったばかりだ……

 

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