その先に見えるもの   作:辰伶

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閑話 休日の過ごし方

「大和、と言ったかのぅ。お主、曲がりなりにも軍師を称する身じゃろう。ここでわしらと敵対するは、得策とは思えんがのぅ」

 大和は青龍の双眸をじっと見つめた。

 大和にはある夢がる。その夢を実現する為に日々人脈を広げることに苦心している。ここで進藤家という強大な後ろ盾を得ることは、今後何かあった時に協力を頼めるし、夢の実現がググッと早まる。

「まぁ、仲良くしようや。山城の子よ」

「こちらこそ。守り神さん」

 机越しに彼らは固い握手を交わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 土曜日。この日、川神一子にとって実に有意義な時間を過ごす事ができた。一言で言えば、昨日龍二が言った通り、対戦と修行のオンパレードだった。

 午前中は龍二が講師となって基礎練習を重点的に行い、午後はひたすら模擬戦を行った。相手は龍二の他に、義輝、龍一、沙奈江、天龍らが務めた。トップクラスの実力者にもまれにもまれ、一子は大いに満足した。槍、二刀流、剣、薙刀と様々なリーチの得物を持った彼ら。彼らと相対して分かったことがある。

 隻眼の龍二は、剣よりも、槍の方が威力・精度共に格段に上がること。死角からの攻撃に対しても的確に防いでくることで彼女の攻撃を全て防ぐといった昨日とは別の強さを見せつけた。

「私も交ざろうかな」

 暫く二人で稽古していた時に乱入してきたのは、工藤義輝という昨日来ていた男だった。彼の手には、二対の木刀が握られていた。

 顔は既にやる気に満ち溢れていた。ちょっと待ってと龍二は稽古を続ける。龍二のそれが終わるや、入れ替わりに義輝が彼女の相手を務めた。

「さ、どこからでもかかってきなさい」

 同じ長さの木刀二振りを構えた義輝には隙がない。どこに打ち込んでも軽くいなされてしまうだろう。しかしそれは、彼女にとって喜ばしい限り。目標である姉と同等クラスの猛者がここに二人もいる。己の力試しにもなり、更なる高みへの励みとなり、糧となる。

「あっ、何か面白いことしてるー! 私もやるー!」

「おいおい龍二。この私を除け者にするとはいい度胸じゃないか。私も交ぜろ」

 真剣という言葉が欠片も似合わないお転婆娘天龍と、この家の居候を称する呂宝華と名乗る女性が乱入し彼女の稽古に付き合った。

 更に時間をおいて、姉の沙奈江と兄龍一が合流し、彼女は至福の時を過ごした。

 龍二の槍、義輝の二刀乱舞、天龍の奇想天外な舞、呂宝華の戟による重攻撃、沙奈江による柔らかな剣の舞、龍一による風の如き疾い剣の舞。そのどれもが彼女にとって新鮮だった。川神院の人達や、学園の人達とは違う、高みに達した名人達の戦い方を直に体験し、肌で触れることができた。

 後にこのことが、彼女の成長に一役買うことになるが、まだ先の話である。

 さて一子が至福の時間を過ごしているその頃、大和は進藤家をある男と談笑しながら歩いていた。

 話はかれこれ2時間くらい前に遡る。一子が龍二と共に道場へ消えて言った後、大和はリビングでのんびり時間を持て余していた。家には誰もいない、しかし何をするにも勝手が分からぬ以上変なことはできない。

「何じゃ、客人か?」

 そこに現れたのが、透き通った青眼と青髪の青年だった。

「龍二の奴め、わしに何も言わんとは、いい度胸じゃな」

 背格好とは程遠いジジくさい話し方に若干の違和感を覚えながらも、大和は一応自己紹介した。

「直江大和です。進藤君とは学園の同級生です」

「ほう、お主があの山城の末裔か。成程、良い眼をしておる」

 男はふむふむしげしげと大和を上から下まで眺めた後、名乗った。

「わしの名は青龍。この家の守護をしておる」

 その名を、彼は風の噂で聞いたことがあった。進藤家には、特殊な力を宿す化物がいると。

 大和は少し警戒の眼差しを彼に向けた。

「安心せい。わしは龍二の友人に危害を加える意思はない」

 青龍はそう言うものの、俄かには信じがたい。龍二のことは信用できるが、ここはある意味で魔物の巣窟である。迂闊なことはできないと感じた。

 青龍はやれやれといった感じで、彼の向かいに座った。

「わしが化物じゃと、どこぞで聞いたのか?」

「・・・・・・ノーコメントで」

「まぁよい。じゃがな少年。わしがお主らのいう化物であれば、この世界はとうの昔に滅んでいると思うがのぅ」

 彼の話も一理ある。彼らの力はそれこそ全世界の軍隊を投入してもかなうものではない。その気になればこの世界は彼らの前に一瞬にして灰燼に帰すだろう。

 しかしこの世界は今も存在している。つまり、彼らはその力でもってこの世界をどうこうしようとする気はないようだ。

「こんな面白い世界、壊すはずなかろうが。それに、わしはここの者共を気に入っておるしのぅ」

 実に愉快に青龍は笑った。

「大和、と言ったかのぅ。お主、曲がりなりにも軍師を称する身じゃろう。ここでわしらと敵対するは、得策とは思えんがのぅ」

 大和は青龍の双眸をじっと見つめた。大和にはある夢がる。その夢を実現する為に日々人脈を広げることに苦心している。ここで進藤家という強大な後ろ盾を得ることは、今後何かあった時に協力を頼めるし、夢の実現がググッと早まる。

「まぁ、仲良くしようや。山城の子よ」

「こちらこそ。守り神さん」

 机越しに彼らは固い握手を交わした。

「どれ、わしがこの家を案内しよう」

 そういうことになった。広大な屋敷には、この家の歴史が展示してある記念室みたいなもの―――平時は一般人にも開放してるとか―――に、一般人が決して踏み入れることができない秘密の部屋、それも、彼ら一族が中国大陸にいた頃からの書物やら武具やらが陳列されている部屋など、大和の興味をそそるものが揃っていた。由姫が使用したと言われる太刀『國造創造之剣(くにつくりそうぞうのつるぎ)』のレプリカや、宗十郎龍将が愛用した自作の名刀『藤朝臣相模守龍将(とうのあそんさがみのかみたつまさ)』や名槍『備前長船勝光』の本物、『護國神』龍彦の自作名刀『藤朝臣相模守龍彦』のレプリカの他、古今東西の名だたる名品珍品の数々。それらを眼の前にした時、彼の心は躍った。

「わしらの歩みじゃ。心ゆくまで見ていくと良い」

 鎮座している秘宝の数々を子供のように無邪気に見ている大和を見ながら、青龍は微笑んでいた。一子を始め、こういった若者がちゃんと育てば、次代のこの国は更に良い国になるであろう。その為には身命を賭して彼らを守ろうと決意する。

 それが、遥かな昔からこの世界に立つ我が使命。

「青龍さん。この家の話、もっと聞かせてください!!」

「そうか。では、歩きながら話そうか」

 そういうことになり、今に至る。

 青龍の語る進藤家の歴史にこれほど興味をそそるとは思ってもみなかった。聴けば聴くほどこの一族はすごかった。まさに守護者に相応しい活躍をしている。今も、進藤一族が日本中に散らばり、あらゆる災厄からこの国を守護しているという。

 関東は進藤宗家。古都京都には古より生きる進藤家の姫の一族がいて、そこを含めた近畿地方を。東北・中部・四国・山陰・九州・沖縄に進藤家の傍系がそれぞれ影であらゆる災厄から国を守っているという。

 大和は以前から気になることがあった。進藤家は古来より京都にて帝の守護をしていた一族だ。その一族が何故関東を訪れたのか、その理由を知りたかった。彼の問いに対し、青龍はこう答えた。

 渡来当初はまさしく朝廷の為に尽力していた。その後清盛、頼朝による治承・寿永の乱が勃発するや、一族の進藤左衛門信龍(さえもんのぶたつ)は頼朝と共に平家軍と戦い、勝利。信龍の家系はそのまま鎌倉に住み、姓を藤倉と変え鎌倉幕府に仕えた。一方で、宗家はそのまま朝廷に仕えた。この時に、幕府に仕える進藤分家(藤倉家)と朝廷に仕える進藤宗家に分かれたのだという。

 時は流れ、鎌倉幕府は腐敗し、朝廷の権威回復を狙う後醍醐帝と源氏の流れを汲む足利尊氏によって幕府は滅ぼされ、後醍醐帝による建武の新政が開かれる。しかし、そのやり方を巡って功労者尊氏と後醍醐帝が対立。観応の擾乱を経て尊氏は室町幕府を開いた。

 この時、進藤宗家は幕府についた。朝廷には宗家三男の勘三郎龍鷹(かんざぶろうたつたか)の家系が仕えることになる。その他云々。

 話が横道にだいぶ逸れたので、青龍は本題に戻すことにした。

 当代の宗十郎龍将は数え年25の頃、相模より当時の国守北条新九郎氏康の使者篠田右衛門康政(しのだうえもんやすまさ)なる者が当時の将軍足利義輝の元へ参上した。小田原に異形の者共が現れ我々には手に負えない、どうか助けて欲しいと氏康の書状と共に彼の口からも国を救って欲しいと懇願してきた。

「相分かった。右衛門よ。貴方はこの札を持って国に帰るといい。右近衛少将の札だ。効果があるだろう。その札の効力が切れる前に人を派遣しよう」

 将軍義輝はそう言って右衛門康政を国に返した。その後、義輝は宗十郎龍将の相模国派遣を決めたそうだ。

 宗十郎龍将は相模国に入ると、異形の者共と彼らを操っていた首魁黒淵諸積(くろぶちもろづみ)を討伐した。

 それと並行して、彼は相模国内を頻繁に散策し、領民達と交流を深くし彼らの為にできることを氏康と相談しながら相模国の為に尽力した。

 討伐後、宗十郎龍将は氏康の懇願もあり、3年という期限付きで相模国主として領国経営に携わった。彼はよく政をすっぽかして城下に出ては領内を見て、何が必要なのかを氏康とその家臣とよく話し合った。その上で最上の政策を実行していった。

 そのおかげか、宗十郎龍将が京に帰るまでに相模国は日本一住みやすい国として知れ渡ることになったとかなんとか。

「そのおかげが、この地に古くから住む者達は今でもこの家の者を『相模様』とか『相州様』と呼んでおるんじゃよ」

「そう言えば、川神に『相模大社』とかいう神社があったなぁ」

「この国に数多ある『相模大社』の祭神は贈正三位大納言進藤宗十郎龍将じゃ。奴にはあらゆる災厄から護る力があると信仰されておった。その為か、地方で災厄が起きる度、その地には彼を祀る大社が建立された。その総本山が品川にある大社じゃよ」

 青龍は誇らしげに言った。

 そろそろ7月になろうかという季節なのに、どういうわけか肌寒い。季節はずれの木枯らしでも吹いたのかなと思ったが、生憎と外は風一つ吹いちゃいない。眼を向けた先に広がる日本庭園はよく手入れがされていて、見ている人の心に清涼な空気を流し込み安らぎを与えてくれる。それこそ、日本三大庭園に劣らぬ美しさだ。聞けば、普段は龍二が手入れしているとか。

 彼は一体どれだけ器用な人なんだ?

「あの男は、一種の天才じゃよ。勉強以外ならそれこそ達人級の腕前じゃ」

 そして、人の心の中を簡単に見抜くこの人にただならぬ恐ろしさを感じた。この家の人間には、ただの一度たりとも嘘は付けぬと感じた。

「進藤家を侮ると、痛い目を見るぞ? 山城の小僧」

 その顔はにやけていたが、その青眼の奥には言葉にはできない恐怖の影がちらついていた。改めて、彼らに下手なことはできない。と感じた。

「さて・・・・・・。いい時間じゃな」

 青龍が呟く。ふと時計を見ればもうすぐ6時になろうかとしていた。随分と時間が経つのが早いなと感じたのは、それだけ横にいる老成した青年の進藤家ヒストリーが面白かったからであろう。

「大和や。お主、料理はできるかの?」

「えっ? まぁ、人並みには」

「ならちょうど良い。夕飯の支度をするのでな。手伝ってくれ」

「お安い御用で」

 この日は青龍と大和の夕食に舌づつみしながら今日の話で盛り上がった。

 

 

 

 

 

 日曜日。この日、龍二、大和、一子、青龍は東京駅にいた。今日一日は羽を伸ばすと決めた龍二は大和と一子に朝方そう伝えた。一子はそれを聞いて頬をふくらませて不満を述べた。彼女にしてみれば、一日でも早く姉に追いつくにはただの一日でも無駄にはできない。一日でも多く修行をして強くなりたいのだと。

「一流の武人ほど、しっかり休養をとるんだぞ。休養も大事な修行だ」

 いざという時に力を発揮できなければ何の為に鍛えているのかわからないだろといわれ、一子は言い返せなかった。確かにその通りだと感じたのだろう。彼女は素直に従った。

 龍二と青龍は彼らの為に、今回は都内の史跡巡りと相成った。靖国神社、明治神宮、寛永寺などの歴史情緒あふれる場所を案内し、この国がたどった軌跡を青龍が語り感慨ふける二人。

 今彼らは国立博物館の中にいる。ここには、様々な宝物が飾られており、なかには進藤家に縁のあるものがあるらしい。ほとんどがレプリカであるが、それでもその美しさは心惹かれる。進藤家の秘密部屋にあったもののレプリカを始め、推古女帝の御代に日本にやってきた先祖趙駁爽(ばくそう)が持ってきたという剣とか、東照宮の為に作ったと言われている進藤右京大夫昭龍(うきょうたいふあきたつ)作『後光』という名刀、進藤宗十郎龍将作の水墨画『昇龍』、進藤龍彦が昭和帝に宛てたとされる意見書などである。

「へー。進藤君の家ってすごいんだねー」

 眼をキラッキラさせて展示されている物を見ながら一子は尻尾を振っていた。大和と青龍は何か感慨深い眼差しでそれらを見ていた。龍二も、これを使っていた先祖達の在りし日の姿を想像していた。その先祖達に、子孫である自分は一体どんなふうに見えているんだろうな。期待とか、思いとか、願いとか、彼らのそれに自分は答えられているのだろうか。

『お前はよくやてるじゃないか。誇らしく堂々としておれば良い』

 彼の中で相棒の一人がそう言った。そうかなぁと首を傾げる龍二に、彼の中にいる先祖が語る。

『お前は進藤家の誇りだ』

 その一言は龍二の心に深く刻まれた。一族の誇りという誉れ、それだけで、彼は何となくだが救われた気がした。

龍二は肖像画を見ながら、ボーとしていた。

『相州殿』と題された無名の画家が描いたそれは、正しく先祖の進藤宗十郎龍将のものだった。

 龍二そっくりの顔立ち。龍の前立(まえたち)赤革縅大鎧(あかがわおどしおおよろい)に身を包んだ彼の右手に握られているのは進藤家の始祖趙子龍の涯角槍『龍爪』が握られていて、左の腰には『藤朝臣相模守龍将(とうのあそんさがみのかみたつまさ)』と小太刀を佩いている。

 題の横に、宗十郎龍将の紹介と彼が称した『相模宗十郎』の由来についての説明が記されていた。

 宗十郎龍将は歴代当主の中でも抜きん出た実力の持ち主であったそうだ。将軍義輝の補佐として相模国の怪異の平定、北畠の乱・山岡蓬春(ほうしゅん)の乱を鎮圧。そして、永禄の変での最期。彼の生涯が簡略ではあるが丁寧に記されていた。

 彼の通称『相模宗十郎』について。彼が相模守として赴任してから、よく城を出ては領内を馬を駆け、領民を見つけては話を聞き、彼らの意見を領国経営に取り入れては実践してきた。その際、本名を名乗るわけにもいかないと、咄嗟に官位の相模守からとって名乗ったのが最初であるらしい。それが偉く気に入った宗十郎龍将は何かあると名乗っていたとか。

 彼以後の歴代当主も、事あるごとに『相模宗十郎』を名乗るのが通例になったらしい。

―――何を持って名乗ったんだか

 その説明が一切ないところに曰くがありそうな気がしたが、まぁそれは当人に後で聞くとしよう。

「大和、一子。お主達に見せたいものがある」

 唐突に青龍が言い出した。どこに行くんだ問うても「行ってのお楽しみじゃ」としか口にしない。釈然としないまま、博物館を出た一行は青龍の後を黙ってうちていく。

 さて、一行が案内されてたどり着いたのはビル群の一角にある首塚だった。

 あの有名な平将門の首塚である。何故こんな場所に連れてきたのか皆目見当がつかない大和は青龍に尋ねる。しかし彼はそれを無視して

「おい、来たぞ」

と首塚に向かって言い放つ。すると、ゆっくりと鎧武者が姿を現した。鎧武者はゆっくりと眼を開けると、そこにいた者の中に知り合いがいたようで、ニコッと笑って手を振った。

「やあ、貴方でしたか。どうしたんですか急に」

「何、お主に会わせたい者がいたのでな」

そういって青龍は三人を紹介した。鎧武者は青龍が彼らの紹介を終えると同時に名乗った。平将門であると。一子はポカンとしていたが、大和は顎が外れんばかりに驚いた。というか、霊自体初めて見た大和は己の眼を疑った。眼の前にいる亡霊が、というか今日の出来事すべてが夢であって欲しかった。

 それからかれこれ2時間ぐらい、青龍がどっからか持ってきた酒とかつまみとかでささやかな宴会が催され、そこで彼らは打ち解けることができた。話してみれば気のいいおっさんだった。互の話で盛り上がってから、三人は青龍と別れて川神に帰った。

 その車内で、一子はいつか将門と戦いたいと言い出した。龍二はいつかなと彼女の頭をぽんと撫でた。へへっと頬を緩ませる彼女を見ながら、大和はこの二日間のことを思い返していた。実に様々ことがあった。

 彼らの歴史は然ることながら、彼らの家にいた者達の実力。工藤義輝・進藤沙奈江・進藤龍一・呂宝華・天龍といった達人級の腕を持った剣豪達は、それこそ力だけなら川神百代と同等クラスだ。しかも、誰もがその力を自然に隠しているのだ。その時点で彼らは百代を凌駕している。

 収穫といえば、彼らとは友好的に付き合うこと、くらいか。いざと言う時協力を取り付けやすいし・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 様々な思いを胸に、彼らの休日は終わりを迎えた。

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