北上「来月、前線に行ってくるねー」 ショタ「お土産は?」 作:くれ
―フタフタマルマル 司令室―
提督「答えられるものは挙手したまえ」
金剛「えへへ~」(入渠済み、高速修復材投入)
摩耶「ええと」(疲労抜きのため、1時間の入渠済み)
鳥海「・・・・・・はぁ」(疲労抜きのため、1時間入渠済み)
香取「・・・・・・」(入渠済み、高速修復材投入)
北上「んー?」(疲労抜きのため、1時間の入渠済み)
金剛「テートクゥー」ダキッ
金剛「怒っちゃNoだヨー」スリスリスリスリッ
摩耶(金剛が提督に抱きついて)
鳥海(顔に胸を押し当てて)
香取(頭に頬ずり・・・・・・)
北上(ショタっちが居なくて良かったねー)
提督「・・・・・・」
提督「まずは、摩耶、鳥海」
摩耶「お、おう(そのまましゃべりだすのか・・・・・)」
鳥海「は、はい(なんだか凄い絵面ですね・・・・・・・)」
提督「私は、今日は休めと言ったはずだ」
提督「なのにどうして、演習場に?」
北上「あー、それはさ。提督」
北上「あたしが誘ったんだよ」
北上「なんでも、すぐにこの鎮守府の戦力になりたいらしくてさ」ニヤリ
提督「・・・・・・ほう」
提督「なるほどな」
摩耶 鳥海「「」」ビクッ
摩耶 鳥海((お、悪寒が・・・・・・))ブルッ
提督「では続いて、北上」
北上「はいはい、北上さんでーす」キョシュ
提督「演習中に甲標的と魚雷装備を着脱して」
提督「海中に落としたそうだな」
摩耶(あ、やっぱりあれって)
鳥海(やっちゃダメなんだ)
北上「ちゃんと回収はしたよー?」
提督「潮風や海水の飛沫ですら」
提督「小まめな整備の必要な」
提督「ただでさえ繊細な艤装を」
提督「海水漬けにして」
提督「回収しただけで、まともに使えると思っているのか?」
北上「・・・・・・」
北上「・・・・・・てへ☆」ペロッ
提督「・・・・・・よし」
提督「可愛いから、許そう」
摩耶 鳥海「「ええっ!?」」ガビーン
提督「とでも、言うと思ったかっ」クワッ
北上「ええっ!?」ガガビーン
香取「・・・・・・当たり前でしょう」ハァー
金剛「むしろ何でそれで許されると思ったですカ・・・・・・」ヤレヤレ
摩耶 鳥海((それをあんた(あなた)が言うの(言うんです)か・・・・・・))
提督「それを君が言うのか、金剛」
金剛「Oh! ナイスツッコミ! 提督!」ギュ
提督(息が、苦しい・・・・・・)ムゴッ
香取「・・・・・」
香取「・・・・・・提督、私は」
提督「香取」
提督「私は、練巡としての君の仕事を十二分に評価している」
提督「だが、今回のような無茶なマネは今後控えてくれ」
提督「いいね?」
香取「練習巡洋艦の私では、いくら練度を上げたところで駆逐艦にすら勝てないと?」
香取「演習と練習遠洋航海の監督だけこなしていれば良いと、そうおっしゃりたいんですか?」
提督「香取、君は我が鎮守府の貴重な戦力だ」
提督「時が来れば、君にもまた戦場で戦ってもらうことになる」
提督「だから今は、今君に課せられた任務に全力を傾けて欲しい」
提督「私の期待に応えようとしてくれるのなら」
提督「自らの使命に支障をきたすような行動は慎んでくれ」
香取「・・・・・・分かりました」
提督「ありがとう、香取」
提督「さて」
提督「各々、自分の犯した過ちは重々理解していると思う」
提督「私としては、反省し、同じ失敗を繰りかえさないように努めてくれればそれだけで十分なのだが・・・・・・」
提督「それでは他の者に示しがつかないというのも、また事実」
提督「そこで、だ」
提督「摩耶、鳥海、北上、香取」
提督「君達には明日、例の輸送任務を行ってもらう」
金剛「Oh~」
香取「それはなんとまぁ」
北上「思い切ったねー」
摩耶「それってあれかい、最初に言ってたやつかい?」
提督「ああ、そうだ」
提督「明日、急に輸送艦隊を派遣することになったんだが」
提督「遠征中の艦隊が帰港するのが、一番早いもので明日の明け方でね」
提督「毎日の激務に愚痴ひとつこぼさず働いてくれている彼女たちに」
提督「急遽、徹夜での遠征を命令するのは心が痛い」
提督「そこで、今この鎮守府で唯一手の空いている君達に、この輸送任務を行ってもらおうと思う」
提督「本当なら摩耶と鳥海には、改造を済ませてから、駆逐艦たちと一緒にひとりずつ行う予定だったが」
提督「このメンツなら、その練度でも問題ないハズだ」
提督「彼女達の実力は、対抗演習で身をもって知っているだろ?」
提督「それとも、不安かね?」
鳥海「ええ、それは・・・・・・」
鳥海(むしろ、この2人を遠征の補佐につけてくれるのは、少々戦力過多な気もしますけれどね・・・・・・)
鳥海「了解しました」
鳥海「その任務、謹んでお引き受けいたします」
提督「摩耶」
摩耶「もちろんだっ。輸送任務くらい簡単にこなしてやるよっ」
提督「そう言ってくれると思っていた」
提督「では、餞別だ」
提督「明日はこれを必ず装備して、任務にあたってくれたまえ」コトッ
応急修理女神×2「」キラキラキラキラ
摩耶「」
鳥海「」
摩耶 鳥海((ダメコン積むぐらい危険な輸送任務なんて聞いたときねぇぞっ!?(ないわっ!?)))
北上「もー提督」
北上「冗談キツいよ? もう」プンスカ
香取「そうですよ」
香取「それで彼女たちに輸送任務につけと?」ヤレヤレ
提督「・・・・・・冗談だ」
摩耶 鳥海「「・・・・・」」ホッ
摩耶(そ、そうだよな)
鳥海(そうよね、本当はドラム缶かなにかと間違えたのよね。私たちには積めないけど)
提督「ちゃんともう1セット用意してある」コトッ
応急修理女神×2「」キラキラキラキラ
応急修理女神×2「」キラキラキラキラ
摩耶「」
鳥海「」
提督「それでは改めて、任務の詳細を伝える」
提督「遠征名、物資輸送船団護衛任務」
提督「輸送船団を敵から護衛し、無事、物資支援を完遂せよ」
提督「期間は4日、目標海域は」
提督「深海中枢海域」
提督「敵の腹中だ」ニッ
―フタフタサンマル 鎮守府廊下―
摩耶「上級ダメコン2個積みとか、どんな遠征任務だよっ!」クワッ
鳥海「確かに資料には記述がありましたが・・・・・・ジョークのたぐいではなかったのですね」
北上「ウチのお堅い提督さまが、冗談なんて言えるわけないじゃーん」ケラケラ
香取「北上さん、上官に向かってその言い方はどうかと」
香取「さて、皆さん。明日は早いですので今日はしっかり休息を取ってくださいね」
香取「それでは、私はこれで」
香取「お休みなさい」ペコリ
北上「おやすみー」
摩耶「おう」
鳥海「お休みなさい」
北上「んじゃ、あたしも部屋に戻らせてもらうねー」バイバイ
鳥海「はい、お休みなさい」
鳥海「・・・・・・私たちも部屋に戻りましょうか」
摩耶「そうだな」
鳥海「・・・・・・」テクテク
摩耶「・・・・・・」トコトコ
摩耶「にしても最後、まさか提督があんな大胆発言するとはなぁ」
鳥海「青葉さんがいたら、明日の鎮守府は大騒ぎでしたでしょうね」
―以下回想―
提督「では解散」
「「「「「はーい」」」」」
金剛「じゃあ提督、Good Night!いい夜w」
提督「待て」ガシッ
提督「君は残れ、金剛」
「「「「「!!」」」」」
金剛「て、提督―」
金剛「お説教なら今受けたばかりネー」ビクビク
提督「説教と言うなら、そうだな」
提督「だが、他のものには与えた処罰を君にはまだ下していない」
提督「私に演習とはいえ、禁止していた艤装の展開および戦闘行為」
提督「ついでに、予定になかった高速修復材の分もキッチリ勘定にいれてやろう」
金剛「じゃあ今日はもう遅いし、明日のMorningに聞かせてもらいm」
提督「いや、もう処罰は決めてある」
提督「このまま、隣の部屋に来なさい」
金剛「隣って・・・・・・応接室、ですか?」
提督「金剛、秘書艦の君がこの司令室の構造を知らないわけがないだろ?」
提督「当然、もうひとつの方の部屋だ」
提督「私の私室だよ」
「「「「!?!?」」」」
金剛「」
金剛「////」ポッ
金剛「分かったヨー、提督」
金剛「・・・・・・」
金剛「Hey、提督ぅ」
金剛「時間と場所は大丈夫だけどサ」
金剛「Gentlyに触ってくださいネ」ウワメズカイ
提督「もちろんだとも」
提督「だが、君の方は我慢しなくていい」
提督「私と君の仲だ。今更遠慮はするなよ」
提督「今日は朝まで、付き合ってやる」
「「「「」」」」
提督「そういうわけだ、金剛以外の諸君」
提督「いい夜を」
―回想終了―
摩耶「あの提督にあんな甲斐性が・・・・・・」
鳥海「摩耶、変な詮索はよしなさい」
摩耶「でも、そういうことだろ」
摩耶「この鎮守府には自分の息子も一緒にすんでるってのに」
鳥海「・・・・・・摩耶」
摩耶「でも、しゃーないか。女所帯の鎮守府で提督も色々大変だろうし」
摩耶「それに、奥さんだってm 鳥海「摩耶っ」」
摩耶「・・・・・・悪い」
摩耶「無神経な発言だった」
鳥海「謝るなら、最初から口にするものじゃないわ」
鳥海「それに、謝る相手も間違ってる」
摩耶「・・・・・・」
鳥海「・・・・・・私たちも早く寝ましょう」
鳥海「明日の任務のことだけ、考えながらね」
―フタフタサンゴー 艦娘寮―
北上「ただいまー」ヒソヒソッ
北上(部屋の電気は、と)パチッ
ペカッ
ショタ「・・・・・・ん」ピク
ショタ「う~ん」ミケンニシワヨセ
ショタ「・・・・・・・」
ショタ「くかー」zzz
北上「ベッドで寝てても忙しそうだねー」ギシッ
北上「ただいま、ショタっち」ナデナデ
ショタ「・・・・・・」zzz
北上「おーおー、ぐっすり寝てらっしゃる」
北上「君のお父さんと金剛は今頃お楽しみだってのに」
北上「気楽なもんですねー」
机の上「」カタッ
北上「・・・・・・」チラッ
北上「うそうそ」
北上「怒らないでよ」
北上「心配しなくてもとらないってば」
北上「あたしも金剛も」
北上「・・・・・・」
北上「弁えてるよ」
北上「彼とアタシたちじゃ」
北上「生きる時間が違うってさ」スッ
写真立て「」
ショタ「・・・・・・」
―フタフタヨンマルー 提督私室―
提督「」コンコン
提督「入っても大丈夫か?」
『OKデース』
提督「」ガチャ
ベッド上のパジャマ金剛「どう、ですカ?」
金剛「似合ってます、カ?」ウルッ
提督「・・・・・・」
提督「ああ」
金剛「“ああ”、じゃ分からないヨ」
提督「可愛いよ、金剛」
提督「やっぱり金剛は、白が一番似合う」
金剛「えへへ」
提督「あ」
提督「でも、建造された年数=年齢と考えると“可愛い”って歳じゃn」ボフッ
枕「」パサッ
金剛「その話はタブーって」
金剛「そう、言ったはずヨ?」プクゥ
提督(とはいえ、顔面にマクラを投げつけてくるのは)
提督(如何なものだろうか)
提督「悪かったよ」マクラヒロイアゲ
提督「金剛」スタスタッ ポフッ
金剛「あっちに行ってくだサイ」
金剛「私は隣に座っていいなんて言ってまセーン」
提督「ここは私の部屋なんだがな」ポリポリ
提督「ほら」スッ
提督「来なさい」ポンポンッ
金剛「・・・・・・」
金剛「・・・・・・」ストンッ
提督(不機嫌で悪態をついていても)
提督(言われるままに私の開いた足の間に座ってくる金剛)
提督(なんやかんや物分かりのいい、素直ないい奴だ)
提督(いや、今日はもうそんな元気がないだけか)
提督「懐かしいな」
金剛「What? なにがデス?」クテ
提督(「見上げるフリして、寄っ掛かるなよ。重い」)
提督(なんて言ったら、また怒られるんだろうな)
提督「いや」
提督「こうやってひっついてるのがさ」
金剛「いつも一緒にいるじゃないですカ」
提督「じゃなくてね」
提督「昔は何にも考えずに」
提督「四六時中一緒に居たなってさ」
金剛「一体、どれだけ昔の話をしてるデース? 提督」
提督「そーだなぁ」
提督「私が・・・・・・俺が、提督になるずっと前」
提督「“提督”じゃなくて、“You”って君に呼ばれてた頃のことかな」
金剛「・・・・・・」
提督「どうした、何か言ってくれ金剛」
提督「無視は流石に傷ついてしまうな」
金剛「・・・・・・今日の提督はイジワル、デス」
提督「君には困らされてばかりだからな」
提督「しおらしい今のうちに、日頃のお返しをしようと思ってね」
提督「こんな時でもないと、返り討ちにされるし」
金剛「なんですか、そr」
ズキッ
金剛「あぅ」
提督「・・・・・・痛むのか? 金剛」
提督「沈痛薬は?」
金剛「もう、飲んでマス」ズキズキッ
提督「そうか」
金剛「・・・・・・提督」
提督「ん?」
金剛「ギュッてしてもらっても、よいデスカ?」
提督「ん」ギュッ
金剛「へへっ」
金剛「やっぱり・・・・・・“You”は温かいネ///」ギュッ
金剛「・・・・・・」
金剛「ごめんネ、約束破ってしまっテ」
提督「いや、謝罪するのは私の方だ」
提督「君がこうして苦しむのが分かっていたのに」
提督「積極的に止めに入ろうとしなかった」
提督「君を本当に思うのなら止めるべきだったのに」
金剛「知ってたんですカ?」
金剛「もしかして、最初カラ?」
提督「・・・・・・」コクッ
金剛「じゃあどうして私が、時雨とFightしたのカモ?」
提督「・・・・・・」コクッ
提督「大佐が時雨に入れ知恵したと、そう言っていた」
金剛「デスカ」
提督「・・・・・・」
金剛「・・・・・・なら」
金剛「私の活躍、見ててくれたってことだよネ?」
提督「金剛」
金剛「どうでシタ? 私」
金剛「Youの艦娘として、恥ずかしくない姿、見せることができましたカ?」
提督「もちろん」
提督「格好良かったよ」
提督(恥ずかしいなんて、あるわけないじゃないか)
提督(私のために無理を押して戦ってくれる君が)
提督(それに)
提督「君を止めなかったのは」
提督「君の戦う姿を、ちゃんとこの目に焼き付けておきたかったからだ」
提督「全艦娘で最高練度を誇るあの時雨と、対等以上に戦った」
提督「君は自慢の、私の秘書艦だよ」ギュッ
金剛「・・・・・・うん」
金剛「褒めてくれて、Thank Youネ」
金剛「とってもとっても、Thank Youネ」ギュッ
提督(・・・・・・)
提督(私が金剛に戦闘を許可していないのには、理由がある)
提督(同時にそれは、練度で遥かに劣る時雨と渡り合えた理由でもある)
提督(“彼女は、リミッターが壊れているのだ”)
提督(本来なら、身体の限界を察知して作動する生命に対する安全装置)
提督(それが作動しないが故に、金剛は艦娘ですら本来体現出来るはずのない、秘められた身体能力を、発揮できる)
提督(だが反面、不相応な力の代償として、身体にも計り知れない負荷をもたらす)
金剛「・・・・・・っ・・・・・・うぐっ」ズキズキッ
提督「・・・・・・」サスサス
提督(金剛が戦闘を行った“反動”は、こうして夜に現れる)
提督(細胞が消耗を回復させようと、競うようにうごめいて)
提督(擦れ合い、熱を帯びる)
提督(自分の細胞ひとつひとつが、入り乱れ、混ざり合っていく感覚)
提督(加えて、人間では、生命を維持できないほどの発熱)
金剛「……」ハァハァ
提督(いくら艦娘であっても、平然としていられるわけがない)
提督(だからといって、私が金剛にしてあげられることといったら)
提督(戦闘のあった夜に、こうやって一緒にいて)
提督(背中をさすって、こわばる身体を抱きしめてやることくらいだ)
提督「・・・・・・無力だな、私は」
金剛「無力なんかじゃないよ」
金剛「Youが居てくれるから、戦える」
金剛「Youが待っててくれるから、頑張れる」
金剛「私はずっとそうでした」
金剛「他の艦娘だってそうだヨ?」
提督「だがっ、私はっ」
提督「私はこれまで多くの艦娘を酷使し」
提督「最期は2度と帰れる死地に、有無を言わさず送りこんできた」
提督「それに、そもそも君のその発作は・・・・・・」
金剛「Stop」
金剛「Youの悲しむ姿を見てたら、私ももっと辛くなってしまいますカラ」
金剛「だから、私のためにこれ以上自分を責めるのは止めてくだサイ」
金剛「ネ?」ナデナデッ
提督「・・・・・・」
提督(私は、されるがままに、彼女に撫でられていた)
提督(本来なら、男女で立場が逆なんだろうが)
提督(この私と金剛の立場は、子供の頃からまったく変わっていない)
提督(・・・・・・)
提督(金剛は、最初からリミッターが外れていたわけではない)
提督(20年以上前、カッコカリ制度がまだなかった頃)
提督(前提督の時にいちど、この鎮守府は深海棲艦による大規模な襲撃を受けた)
提督(その際、敵の爆撃で傷ついた私を目にした瞬間から)
提督(彼女はこんな“鬼神”と化したんだ)
金剛「・・・・・・」ナデナデ
金剛「少しは、落ち着きましたカ?」ナデナデ
提督「すまない」ゴシゴシッ
提督「これではどっちが、介抱してるのか分からないな」ズピィ
金剛「No problem 私はいつまでもYouのOlder sisterですカラネ」
金剛「Youはもっともっと、この金剛に頼っていいんですヨ?」
金剛「そうそう、遠慮は良くないネ」
金剛「こうして、Youを甘やかしてあげられるChanceも」
金剛「もう、あんまりないんですカラ」
提督「・・・・・・」
提督「今日はもう、休もう」
提督「消灯するぞ」
金剛「Morningまで、付き合ってくれるんじゃなかったんですカ?」
提督「添い寝してやるという意味だ」
カチッ
金剛「1度くらい、抱いてくれてもいいのに・・・・・・」ボソッ
提督「今だって、抱きしめてあげてるじゃないか」
提督「疲れただろう。眠れそうか?」
金剛「・・・・・・Yes」
金剛「誰かさんが私の代わりにTearを流してくれましたからネ」ギュッ
提督「そうか」
提督「どんな形であれ、君の役に立てたのなら良かった」
提督「お休み、金剛」
金剛「Good night」
金剛「“提督”」
金剛(こうして、大好きな人の腕の中で眠りにつくことが出来る)
金剛(心が満たされ、いつ朽ちても悔いはないと思えるくらいには)
金剛(私は、幸せな艦娘デシタ)
『あの人のとあの子の人生を、これからも側で見守っていけたら。そう、思います』
金剛(望みを叶えられず一生を終えるものもいれば)
『あたしはさ、“あの子”の代わりじゃない。あたしはあたし。似てるのは器だけだよ』
金剛(最初から、その在り方を望まれないものもいる)
金剛(・・・・・・けど)
『おねーちゃんっ』
金剛(北上)
金剛(貴方は最期に、誰に何を残すのでしょうカ)
―球磨型 3番艦 重雷装巡洋艦 北上 抜錨まであと16日―
鹿島「お待ちかね、みんな大好き鹿島の登場ですっ☆ うふふ♪」 につづく