アズールレーン二次創作 ~ 今日もあの娘は元気です ~   作:ながやん

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 1925年12月17日、ネルソンの姉妹艦として進水。ワシントン海軍軍縮条約下での建造艦であり、当時の世界最大の弩級戦艦を集めた「ビッグセブン」としても知られる。主にビスマルク追撃戦で活躍し、戦後まで長らくロイヤルネイビーの栄光を守り続けた。

 姉妹艦ネルソンと違い、大規模な近代改修を一切行われぬまま、ノルマンディー上陸作戦等に参加、戦後は予備役となった後、1948年3月16日にスクラップとして解体、赫奕たる艦歴に終止符を打った。


BIG SEVEN ATTACK

 指揮官には毎日、任務が山積みである。

 KAN-SENの少女達が学園に通う午前中、黙々とデスクで仕事を片付けてゆく。艦隊の再編成や模擬戦の手続き、そして燃料の備蓄管理……今日も猛烈に忙しかった。

 そろそろ昼食の時間も迫った、そんな時である。

 執務室のドアがノックされ、返事もまたずに開かれた。

 そこには、目も覚めるような美女が顔を出している。

 

「指揮官、お邪魔でしたか? よかったら昼食をご一緒しようと思って」

 

 彼女の名は、ロドニー。

 あのビッグセブンの一角で、ロイヤルネイビーが誇る大戦艦だ。

 ロドニーは、ビッグセブンの名にふさわしい胸を揺らして、そっと入り込んでくる。あっという間に彼女は、指揮官の座る執務机に身を乗り出してきた。

 思わず指揮官は、彼女との距離を保つべく仰け反る。

 満天の星空を閉じ込めたような瞳が、人懐っこい笑みに輝いていた。

 

「たまには港に出ての食事はどうですか? 私、美味しい店を知ってるんです」

 

 冷や汗が浮かぶ感触に、指揮官は肌を粟立たせた。

 だが、ロドニーは楽しげに胸の谷間からメモ帳を取り出す。

 否定も肯定も許されない少年の前で、敢えてロドニーは気付かぬフリをしているのだ。自分の背中に今、38cm砲の徹甲弾の如く視線が突き刺さっているというのに。

 想いを念じて空気を読めとばかりに、視線が険しくなる。

 それでもロドニーが無視を決め込むので、とうとう秘書艦は椅子を蹴った。

 

「ちょっと、ロドニー? 弟くん、困ってるんじゃない~?」

「あら、レキシントン。……ふーん、弟くん、ですか」

「そ、そうよ。いけない?」

「いいえー、とんでもない。むしろ大歓迎です。では、指揮官。お店を選びましょうか。なんなら、私が手料理を振る舞ってもいいんですけど」

「ロッ、ロドニー!」

 

 やばい、かなりやばい。

 指揮官はちらりと、ロドニーの向こうにレキシントンを見やる。長らく秘書艦を務めてくれている女性は、目が合うなりツンと顔を背けた。

 これは、彼女が物凄く怒ってることを示すサインだ。

 日頃は好きなだけ甘えさせてくれても、ちょっと機嫌を損ねればこれだ。

 指輪を贈って結婚した今も、弟くん扱いな日々は悲喜こもごもである。

 

「レキシントン、お姉ちゃんなら聞き分けないと。ね?」

「ね、じゃありません! 指揮官はお昼は、私と食べるんですもの」

「毎日同じ顔ばかりじゃ、それもレキシントンとじゃ、指揮官も疲れちゃいますよ」

「……どういう意味、かしら? ロードーニィ~?」

「ふふっ、まあ怖い」

 

 ――執務室海戦、勃発。

 因みに、第何次かは忘れてしまった。

 レキシントンが大鳳と揉めた第七次執務室海戦以来、数えるのをやめているのである。

 勿論、他のKAN-SENがそうだったように、ロドニーも引く構えを見せない。

 そして、彼女はあろうことか執務机に腰掛けた。

 そのまま腕を伸ばして、指揮官の顔を胸に押し付け抱き締める。

 

「私なら、指揮官の疲れを癒やしてあげられると思いますよ? 少なくとも、疲れの原因である誰かさんよりは」

「あら……いいのかしら? そんなこと言って」

「真実は時に残酷ですが、指揮官のためですし」

「……そぉ、真実……残酷、ねぇ~?」

 

 カツカツと歩み寄ってくるレキシントンが、ロドニーの眼前に仁王立ちになった。腰に手を当て背筋をそらして、形良いバストがツンと上を向く。

 ロドニーは余裕の表情で、流石は年上の貫禄というところだろうか。

 だが、その笑みが僅かに翳った。

 レキシントンの一言で。

 

「ネルソンから聞いてるわよ~? 貴女、他の艦隊の指揮官にも粉かけてるんですって?」

「あっ……それは」

「ネルソンとはよく話すのよ? お互い、面倒な妹を持つと苦労するって」

「面倒な……妹。姉さんが、そんなことを……」

「ま、指揮官とお昼くらい多目に見るけど、少しは……あ、あら? ロドニー?」

 

 ギュム、とロドニーが指揮官を抱き締めてくる。

 彼女は小さく溜息を零すと、そっと指揮官を放した。

 甘やかな吐息が頬を撫でたような、そんな薔薇色の予感が去ってゆく。

 

「ふふ、そう、ね。だって、焦れったいんですもの。どこの指揮官もみんな」

「……うちの指揮官も?」

「そうよ? レキシントン、秘書艦なんかやってるだけじゃ、縮まる距離も縮まらないですよ? 少しわがまま言って、振り回して困らせるくらいじゃないと」

「ふぅん、そうね~……まあ、考えておくわ」

 

 なんだかよくわからないが、二人の表情が柔らかくなった。

 目に見えぬ砲火が交わされたあとの、修羅場寸前の執務室海戦が終わったようである。ほっと胸をなでおろしていると、ボリューミーなお尻を執務机からおろして、ロドニーが振り返った。

 

「指揮官? 港の方にオムライスの美味しいお店があるんです。たまにはここの食堂ばかりじゃなく、ちゃんとレキシントンを連れ回してください? いいですね?」

 

 それだけ言うと、トンと人差し指で指揮官の胸を叩いて……ロドニーは行ってしまった。

 呆気にとられて見送りながらも、おずおずと指揮官は席を立つ。

 先程のロドニーの言葉をそのまま伝えたら、レキシントンは今日一番の笑顔を見せてくれた。それは、姉を気取って世話を焼く時とは別の、一人の女声としての笑みだった。




 実は、戦艦で初めて育てたのが彼女でしたね。基本的に主力艦隊は、正規空母、戦艦、軽空母の構成が好きなんですが…一番最初に育て始めた第一艦隊、打撃力はレパルスちゃんだったもので。や、知ってる艦が出て嬉しくて「巡戦でもいっか!」って。でも、第二艦隊ではロドニーを育てて、戦艦の頼もしさを満喫しましたね。

 なんか、アズレンのロドニーって…こぉ、童貞を殺す服過ぎませんか(笑)話し方からなにから、童貞なら一発でKOできそうな美人だと思うんです。しかもあれ、なんとなーく自分でわかっててやってる感じがして…凄く、かわいいですね。色々なお姉さん艦が出てきますが、ロドニっぱいはやはり格別!特別!
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