射命丸 文の文々。新聞には今回の異変を反逆異変と名付けていた。他の新聞も大体同じように扱われている。そして写真には地面に座り込んでいる青年とその横で倒れている正邪の写真が大きく一枚載せられていた。そしてこの異変の結末のみが書かれているだけの解決した側からすると不十分な記事となっているがそれが十分に幻想郷中に出回る頃に気づいた本人はその事にはあまり興味はなく何も言うようなことはなかった。
異変の犯人として鬼神 正邪は捕らえられて地下送りとされているがまたいつか出てくる事になるのだろう。あの人は良くも悪くも幻想郷を変える力は持ち合わせている。だが、今回はやった行為と相手が悪かったとしか言いようがなかった。
射命丸 文以外の新聞記者もこの異変について書いていたが文以外は解決した人に声をかけられた人は居なかった。神隠しのようなこの現象に根拠のない噂が出来始めて人里では大きな噂となっていた。そして記事の欲しさに協力を促して探していた人里の人々だが見つかるようなことはなかった。
妖怪の山や博麗神社の周辺、紅魔館や南側の森にも大量に人は押し寄せていた。一眼見たいと思う人や話を聞きたい記者など欲望が渦巻いていた。そして伝説となりかけていた青年は何もないところから現れていた。そしてまた騒がれるようになっていた。
かなり心配していた人やそもそも生きていると思っていた人の多くの声を聞いているだけの青年が現れたので徐々に噂話をする人々も居なくなっていた。
結果として幻想郷に何らかの爪痕を残したこの異変は再度このような異変が起こらないように役割を与える形でいろんな場所でいろんな風に出来るようにしていた。
その件については解決者の意見とこの異変を起こしたが途中で改心した人によって言及されてそのまま適用された。細かい事は八雲と博麗の巫女によってルールとして作られていた。
その結果として小槌の力で命を吹き込まれた楽器も何らかの形でこの幻想郷には残ったが大部分の道具からは小槌の魔力は抜けて力を失っていた。小槌の方もそれは例外ではなく、それを扱える者も小さくなっていた。身長は一寸ほどだろうか。誰かの保護が必要となっていたが博麗の巫女が神社に置いておく事にしていた。
今年も桜の咲いている春が訪れていた。博麗神社には多くの妖怪が集まり、飲めや歌えやの大騒ぎをしていた。そしていつもよりも人は多く集まり博麗神社の賽銭箱は肥えていた。何も起こらない幻想郷では皆が楽しく過ごしているだけだった。
ここまでの読破有難うございます。
作者としましては「成年」の扱い方にはとても困りましたが、何とか話の区切りはついたような気はします。
次回作、英雄記をお楽しみください。