仮面ライダー&ジャンプフォース 平成ジェネレーションズHeaven inきららファンタジア   作:玄武Σ

47 / 49
大変お待たせしました。ようやくウィザード編、突入となります。
ブラッククローバーの時系列は、ハート王国に来てから修行中の半年の間にしています。なので、まだナハトやリーベとも顔合わせはしてません。

P.S.あとがきにプチット・クローバーを入れようかと思ったのですが、話が思いつかず無しになりました。申し訳ない。
代わりにオリジナル怪人を出したのでその解説を入れています。


第45話「魔法騎士と指輪の魔法使い」

ビルドチームがクリエメイト・九条カレンと友人達を迎えに行く際、正気に戻ったジャイロ・ツェペリも同行することとなっていた。

 

「ピザモッツァレラ♪ ピザモッツァレラ♪ レラレラレラレラレラレラレラレラ♪」

「パンが焼けたよ~♪ 食〜べないなら食べちゃうよ~♪」

 

道中、朝食の準備をしているとジャイロとココアがそれぞれ、独特のセンスが光る歌を歌っていた。そんな歌にどうコメントしていいかわからない一同だった。

 

「ココアちゃんもジャイロさんもブラボー! 耳から魂出そうな素晴らしい曲だわ!」

「うん、いいんじゃないか? どっちも、ヨーロッパ辺りで流行りそうかも」

「お、ジョニィは毎度のことだが嬢ちゃんも気に入ってくれたか!」

「ありがとう! これ、自信作なんです!」

 

しかしそんな中、心の底から称賛して拍手を送る千夜と真顔のまま話を合わせるかのように話すジョニィ、という対照的なリアクションをする二人の姿が。

 

「戦闘以外だと、あの二人あんな感じなのか……」

「あのノリで大陸横断レースしてたって……なんか愉快そうですね」

「あれが戦友って物なのか……私の親父とチノの親父さんも、昔はそうだったかもしれないな」

 

そんなジョニィとジャイロのやり取りを見て、楽しそうにする戦兎、チノ、リゼの三人。そんな中で、朝食の準備も終わりそうだったので出久達を呼びに向かう。

 

「だりゃー!!」

「ウッシャァアアアアアア!!」

徹甲弾機関銃(A・Pショット・オートカノン)!!」

「波紋カッター!!」パパウッ! パウッ!!

「ジョースターさんとミドリヤの坊主による、ド派手な肉弾戦! そしてバクゴーの坊主とツェペリさんも弾幕の応酬! この若さであの二人と渡り合うなんて、見事としか言えねぇぜ!!」

 

そこで出久と勝己はジョナサンとツェペリ相手に模擬戦を行っていた。それを見て、スピードワゴンも実況に熱中している。

ジョナサンの重機関車の如き巨体から繰り出すパワーと頑強さに、出久は個性によるパワーと俊敏さの両立から来るヒット&アウェイ戦法で対抗する。勝己とツェペリも、己の能力を駆使した射撃技で対決を繰り返している。

しかし長期戦になったら折角の朝食も冷めてしまうので、いったん中断させようと声をかけることにした。

 

「出久、そろそろ朝食が出来るぞ!!」

「爆豪も、いい所で切り上げろ!」

「ジョジョさん達も来てください!」

「あ、わかりました!」

「そんなデカい声じゃなくても聞こえるっての!」

「バクゴー君、レディに暴言は良くないよ」

「だな。お前の技で爆音も響いてたし、デカい声じゃねえと聞こえねぇだろ」

「そうじゃな。お主は精神面を強化せねばならんかもしれんのう」

 

そんなこんなで、一同も朝食の席に向かう。そして戦兎達は去っていく一同、正確には出久の背中を見てあることを思い出していた。

 

「実戦さながらの特訓、凄まじいですね」

「けど、あいつらの背負っている物を考えると、仕方ないのかもしれないな」

 

言葉を交わす戦兎とリゼ、隣で無言でいるチノはある話を思い出した。それは最初の襲撃から生き延びた日の夜、ジオやエボルと交戦した際のメンバーは出久の個性の正体を聞かされたことにある。

ワン・フォー・オール

実はこの個性の能力は単純な身体強化ではなく、『力をストックし、別の人間に譲渡する』という物。自身の鍛えた身体能力を他者に継承させる、その繰り返しで強力なパワーを発揮していたというのである。

 

この個性の誕生は、個性が異能と呼ばれた"超常黎明期"にまで遡る。神野区の悪夢の話にも触れられたオール・フォー・ワンは、『他者から個性を奪い自ら行使する』『奪った個性を他者に与える』という力を持ち、それで何かしらの個性を手に入れて黎明期の頃から今も生き続けていたのだという。

当時、人間が異能の力を急に手に入れたことにより『異能や異形化を悪用する者や異能持ちを差別・迫害する者』が世界各地で発生、社会の秩序が崩壊した。

オール・フォー・ワンは当時、迫害される者から異能の力を奪い普通の人間に戻す、奪った力を虐げられた者達に与えて自衛できるようにする、などを繰り返して人心を掌握、世界を支配せんとしていた。

 

そんな状況に心を痛めていたのは「オール・フォー・ワンの弟」だった。彼は病弱な上に、『個性を与える個性』というそれ単体だけでは効果のない個性しかもっていなかったことから、無個性の人間だと思われていた。そんな彼にオール・フォー・ワンは屈服させるためか愛情故か、『力をストックする個性』を与えるのだが、この二つの個性が混じり合いワン・フォー・オールへと変じたのだ。

 

しかし彼は病弱な自分ではこの個性を行使して兄を止めることは出来ないと悟り、他者へ継承させ鍛えさせる、それを更に継承させ鍛えさせる……これを繰り返していつか兄を倒そうと考えた。

継承されたワン・フォー・オールは歴代の使い手の鍛え抜かれた身体能力がストックされ、現在出久は9代目として強大なパワーを宿している。更に、最近になって『歴代の継承者が持っていた個性』までが強化されて使用できるという新たな力が発現、前回の戦闘で使っていた黒鞭はその一つであった。

 

そしてこの個性の先代の使い手は……

 

 

 

 

 

 

平和の象徴オールマイトその人だった。

 

 

「何度も思うが、アイツらなんて運命を背負ってんだよ……」

「私たちの世界じゃ、想像もつかない話ですね」

「これはおいそれと話すことはできませんよね」

 

このワン・フォー・オールについて知っているのは、雄英職員やの警察関係者の中の一部のみ。同級生でこの事実を知るのは勝己のみ。余りにも重すぎる出久の背負った運命に、話を聞いていた一同は思わず身構えてしまうのだった。

 

「そういう意味でも、あの時の花名さんの話も気休めになってくれるといいですね」

 

そんな中、チノがある話を思い出していた。それはあの場で黒鞭の使用を見ていたため、花名にも秘密を明かした際のことだった。

~回想~

「あの……実は私も高校受験を病気欠席して、一年浪人したことがあるんです。だから、私はたまちゃん達より一歳上で……」

 

自身の身の上について話すと、聞いていた出久が呆けている様子が見えた。

 

「その、出久くんほど重くはないけど、私も隠し事してるから……そんな重く受け取らないでって……その、それだけです…」

 

その話を聞いた出久はしばらく沈黙。そして……

 

「アハハハハハハハハハハハ!! あ、ごめんごめん!! バカにしてるとかじゃなくって、みんな秘密持ってて当たり前だなって思って…ハハハハハハハハ!!」

 

笑い出した。しかしすぐに弁明を始めるも、笑いが止まる様子も無い。しばらく笑い終わった後…

 

「でも、そうだよね。僕も元々気が弱い所あるから、気負い過ぎたかもね……ありがとう、一ノ瀬さん」

 

思わず、人懐っこい笑顔で礼を告げるのだった。

~回想了~

「まあ、それ聞いた時にココアもショック受けてたけどな」

「ああ。花名が妹じゃないってことをな」

 

そして話す戦兎とリゼの脳裏に「(`0言0́)<ヴェアアアアア!」と絶叫するココアの顔が浮かんでいた。相変わらず姉になる願望が強すぎるようだ。

 

「リゼちゃんに戦兎さん、朝ご飯冷めちゃうよぉおお!!」

 

すると件のココアから呼び出されたため、揃って朝食の場に向かうのだった。

その同時刻・とある荒野にて。

 

「……プレーンシュガーもラスト一個か。異世界にもドーナツって、あるのかな?」

 

荒野のど真ん中にバイクを止め、ドーナツを齧る青年の姿があった。手形の意匠のあるベルトと、右手につけた大きな指輪が特徴的だ。

直後、空から小さな鳥のようなものが飛んできて、青年に何かを伝えようとする。

 

「お! この先に町があるのか……サンキュー、ガルーダ」

 

青年が礼を言った直後、小さな鳥は消滅した。そしてその後に残っていた指輪を回収すると、止めてあったバイクにまたがり始める。

 

「俺が救援するクリエメイトって異世界人、その町にいるのかね? そうでなくても、仁藤がいるかもしれないし」

 

ヘルメットを被りながらそう独り言を呟くと、青年はバイクを発進させて先ほどの鳥が知らせてくれた方向を突き進む。

次なる仮面ライダーとクリエメイト達の出会いは近い。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

エトワリア辺境のとある荒野の町。

この町は現在、ギャングー団という俗に言うギャング組織による犯罪に脅かされていた。そしてその町からいくらか離れたところにあるギャングー団のアジトは、蜂の巣をつついたような騒ぎに包まれていた。

 

「なんか、メチャクチャつえぇ餓鬼が攻めて来やがったギャー!!」

「急いで、ボスに報告だグー!!」

 

アジトでは、ギャングー団の団員たちが突然の襲撃者に狼狽していた。取ってつけたような語尾だが、何故かギャングー団に属すると一部の例外以外はこんな喋り方になるらしい。

 

「オラァァ!!」

「ソォオオイ!!」

「「ぎゃー!?」」

 

しかし、その団員二人組は襲撃者らしき人物二人組にぶった切られて気絶してしまった。

 

「よし、あそこがボスの部屋ってわけか」

 

そして目の前の大きな扉の奥にボスがいることを察し、扉を開ける。

 

「ギャングー団、お前らの企みもここまでだ!!」

「神妙にお縄に着くのデース!」

 

ギャングー団の前に立ち向かってきたのは、牛の顔が描かれた黒いケープと、同じく牛の顔が描かれたバンダナに、灰色の髪が特徴的な少年だ。身長は160㎝以下だが、片手で身の丈以上の巨大な剣を担いでいるという物である。

その隣には、青と黄色を基調とした衣装の金髪美少女で、肩にかけたユニオンジャック(イギリス国旗の柄)のケープが特徴的である。同様に剣を持っているも、こちらは細身で所々金色になっている以外は普通の剣である。

 

前者の少年はアスタ。ノアからもたらされた情報にあった、反魔法(アンチまほう)の力を手にした少年である。手にした巨大な剣も、反魔法の力を宿した代物で彼の魔導書(グリモワール)に収納されている。牛の顔が描かれた黒いケープ(向こうでローブ扱い)は、クローバー王国の9つの魔法騎士団の内一つ"黒の暴牛"に属する者の証である。

もう一人の少女の名は九条カレン。クリエメイトの一人でイギリス人のハーフ、そのため日本語に不慣れで片言口調になっているようだ。ケープの柄も、元の世界で学校の制服の上から、ユニオンジャックのパーカーを羽織っていることに起因している。

 

「ほほう。餓鬼ども、ここが泣く子も黙るギャングー団のアジトと知って攻め込んできたのかギャー」

「ああ。弱い民を傷つけて金やら物やら分捕って行くなんて、魔法騎士として許しておけねぇぜ」

「魔法騎士? 魔法使いなのか騎士なのか、ハッキリしない奴だギャー」

 

部屋にいたボスと思しき強面の男は、乗り込んできたアスタの名乗る魔法騎士という肩書きに不信感を持っているようだ。

そんな中、急にカレンが声を上げた。

 

「聞いて驚くのデスよ。アスタはなんと、異世界からエトワリアに迷い込んできた最強の魔法騎士なのデス!」

「異世界かギャー? それが本当なら、自分の世界と関係ない奴のために戦うなんて、飛んだお人好しだグー」

 

カレンから詳細を聞いたボスだったが、明らかにバカにするような態度でこちらを見てくる。しかし、それに臆せずアスタは剣を向けながら宣言したのだった。

 

「俺がなんのためにここに飛ばされたかは、正直わからねぇ。けど、何処の国だろうと世界だろうと力のない人を守るのが、俺の仕事だからな! 観念しやがれ!!」

「その啖呵、褒めておいてやるギャー。野郎ども、この餓鬼どもをぶちのめせ!!」

 

そんなアスタの姿に対して、ボスは数名の手下を嗾けて来た。迎え撃とうとアスタとカレンも、それぞれ剣を構えるも……

 

「風魔法"カマイタチの三日月"!」

「「「ギャーッ!?」」」

「「「グーッ!?」」」

 

直後に、三日月状の風の刃がギャングー団に放たれた。命中し、数名のギャングー団がノックアウトされる。

 

「アスタ、こいつらを倒すのは俺だ」

「流石ユノ! このままやっつけちゃおう!」

「ユノ、てめぇ美味しい所持っていきやがって! コノヤロー!!」

 

すると空から先程の攻撃を行ったらしき少年が降りてくる。黒髪にクールそうな雰囲気、太陽の絵が刺繍された魔法騎士団のローブを纏っている。そして妖精と思しき手のひらサイズの少女が、その周囲を舞っていた。

アスタにユノと呼ばれたこの少年は、孤児院での幼馴染兼ライバルで強大な魔力を持った者に与えられる四つ葉のクローバーの描かれた魔導書を手にしている。そしてその才から、9つの魔法騎士団で最強の団である"金色の夜明け"に属することとなった。

妖精っぽい少女はとあるダンジョンに眠っていた風の精霊シルフで、普段はベルと名乗っている。ユノの魔導書に宿り、ユノ第一で彼に力を貸している。

 

「カレン、もう先走りし過ぎだってば!!」

「流石に無茶でしたよ、カレン!!」

「バカスタ、アンタも無茶し過ぎ!!」

 

さらに追従して来たのは、金髪ツインテールの小柄な少女とおかっぱ頭の黒髪少女、銀髪ツインテールで黒の暴牛のローブを纏った少女の三人組だ。

それぞれカレンの幼馴染(同い年で高校生)のアリス・カータレット、そのアリスがホームステイしている家の娘の大宮忍、アスタの同期団員で王族出身のノエル・シルヴァである。

 

「ほ、他にもいたのかギャー……と油断させておいて!」

 

一瞬動揺したようなそぶりを見せるボスだったが、直後に机の下に隠していたスイッチを押す。

 

「先に後ろの連中をハチの巣にしてやるグーッ!!」

「しまっ…」

 

直後に、天井が開いてそこから大量の機関銃を乱射してくる。アスタも一瞬動揺するが、ノエルは魔導書を開きながら杖を構える。

 

「水創生魔法"海竜の巣"!!」

 

すると三人を水のドームが覆い、銃弾を防いでしまった。王族出身で魔力の総量も桁違い。一時は制御できずに落ちこぼれ扱いされていたが、多くの実戦を積んだことで今では立派に魔法騎士として活躍している。

 

「んなバカなギャー!?」

「アスタ、さっさとトドメ指しちゃいなさい!!」

「ああ! ノエルこそ、そっち任せたぜ!!」

 

ノエルに守りを任せて、アスタはボスを倒しに剣を片手に立ち向かう。

 

「クソ! かくなるうえは……」

 

しかしボスもアスタを迎え撃つため、懐に手を突っ込んで何かを取り出す。

 

「裏ルートで仕入れたマジックアイテム、食らえギャー!!」

 

取り出したのは拳銃型のマジックアイテムで、それを構えてアスタに発砲。魔力の銃弾が放たれ、アスタに迫りくる。

 

「そんなもん、食らうか!」

「んな!?」

 

しかしアスタは剣を振るい、魔力弾を切り裂いてしまった。魔力を切り裂き無力化する断魔の剣、その前にはいかなる魔力攻撃も通用しない。

 

「ちょっと寝てろ!!」

「アブっ!?」

 

そしてアスタは断魔の剣の剣脊(けんせき)をボスの頭に叩きつける。ボスは脳震盪を起こし、そのまま気絶したのだった。

 

「おっし。こいつを町の偉い人に引き渡せば、任務完了だ」

「アスタ、やっぱりスゴイデース!」

 

伸びているボスの首根っこを掴み、片手で運ぶアスタにカレンが称賛の言葉を浴びせる。自分達より戦い慣れしている彼ら魔法騎士に素直に感心していたのだった。

 

「アスタ、ボス一人倒したからっていい気になるな。俺の方が多く倒した」

「なんだと、俺の方が多く倒しただろ!」

「いいや、俺だ」

(ま、またやってる……)

 

そんなアスタにユノが無表情のまま突っかかる。そこに対抗するアスタの様子に、アリスも思わず呆れたのだった。ユノはクールそうに見えて、物凄く負けず嫌いな性格らしい。

ちなみに、ユノも風魔法で大量の下っ端を運んでいたりする。道中でアスタも対抗して、自分の怪力でユノの拾い忘れも纏めて運ぶのだった。

 

そしてそんな一行がアジトの外に出ると、待っていた人物と一羽の鳥が。

 

「あ、帰ってきたみたい」

「おかえり~。こっちは特に異常なしだったよ」

 

ボーイッシュな茶髪の少女"猪熊陽子"、何処かリゼに似ているツインテールの少女"小路綾"、陽子の頭の上に留まっていた生意気そうな顔の小鳥"ネロ"である。

陽子と綾はカレンや忍の友人で、ネロは黒の暴牛で飼っているアンチドリという"魔力の低い人間に群がる習性の鳥"である。ネロにはある秘密があるのだが、それについてまだカレン達に明かしていないようだ。

 

「それじゃあ、そいつらを突き出したら報酬でなんかご飯でも食べようか」

「おっしゃ! 実はさっきから腹減っててよぉ……」

 

陽子の提案にアスタもつい上機嫌になる。しかし、そんな彼らを陰から見つめる者が……

 

「兄者、あれがクローバー王国の魔法騎士のようだな」

「そしておそらく、近くの小娘どもがクリエメイト……機を見て仕掛けるぞ」

~約二時間後・町にて~

「ああ、腹いっぱいだ……」

「うん、もう食べれない…ところで、アスタ達はどうするの?」

「それなんだよな。異世界に転移する魔法なんて、クローバー王国どころかエルフでも知らねぇだろうし」

「悪魔とかなら知ってるかもしれないけど、頼れるわけないわよね…」

 

食事が終わった後、アスタ達はアリスに今後について聞かれるも答えに困っている。

アスタとノエルは2日前に友好国のハート王国で修行していた際、ユノはクローバー王国で任務にあたっていた際に、それぞれ突如現れた空間の歪みに飲み込まれてエトワリアに飛ばされた。そこで途方に暮れていると、昨日に里からギャングー団討伐クエストにやってきたカレン一行と出会い、話を聞いて手を貸すことを決めたのだった。

しかし、アスタ達は別の世界の住人とされる悪魔と、その力を持った魔導師達が暗躍するスペード王国に対抗するためにも、早く元の世界に帰る必要があった。

 

「あ、そうだ! 里できららちゃんやクレアちゃんに、アスタ君達を紹介するのはどうでしょうか?」

 

帰還について考えていると、忍がそんなことを思いついた。

 

「きららって……確か忍達を召喚したって女の子だったか?」

「はい。ついでに言うと、クレアちゃんは召喚をサポートするための鍵を管理してくれる子になります」

「そうか。召喚の専門家なら、私達も召喚で呼ばれたのかどうかも、わかるかもしれないってことね」

 

忍からの説明を聞いたノエルも納得した。女神ソラが封印されていなかったらアスタ達の世界を探して貰えただろうが、現状で頼れるのは召喚に精通しているきらら達しかいないだろう。

 

「ならさっさと行くか。オレの風魔法なら、ここにいる全員を移動させられる」

「しかし凄いわよね。このエトワリアも魔法の世界だけど、そこまで発展しているのは見たことないし…」

 

ユノの発言に対して、感心した様子の綾。

聞けばクローバー王国での魔法の発展度合は、相当なもののようだ。主だった長距離移動も移動用魔法を使い、乗り物は魔法の触媒となる箒や絨毯くらいしか存在しない。床屋では魔法で生成した刃を鋏として使用。料理も食材の加熱に炎魔法を使う。

と言った感じで、魔法が戦いだけでなく日常生活に浸透しきっているのだ。エトワリアでも魔法仕掛けの日常品はあるが、ここまで浸透しきっていなかった。その一方で、魔力の強弱による差別など問題もあるようだが、今は置いておこう。

 

(クリエメイトにもゆのっているけど、こっちのユノと会ったらどんな顔するかな?)

 

その一方で陽子がどうでもいいことを考えているも、そこはご愛嬌。

そして移動を開始しようとした直後……

 

お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛……

「な、なんだ?」

 

いきなり何処からともなく、人型の怪物が大量に出現したのだ。灰色の鬼のような姿で、体に罅割れが浮かび上がった不気味な姿をしている。そして瞬く間に、その怪物に囲まれてしまった。

 

「何かしらねぇけど、敵なのは間違いないらしいな」

「まさか、ギャングー団さんのお仲間でしょうか?」

「シノ、たぶんそれは無いよ!?」

 

突然の事態に警戒するアスタに対し、忍が推測を口にする。ただ、まとはずれ内容だったため、アリスからのツッコミが入ることとなったが。

 

「とりあえず全員、戦闘態勢に入るぞ」

 

ユノが魔導書を構えると、他の面々も戦闘態勢に入る。

アスタも魔導書を開くと、中から断魔の剣が飛び出して来た。同じく前衛担当のカレンと陽子も、剣と槍をそれぞれ構えて突撃していった。

 

「先手必勝、ぶった斬る!」

「ちょ、バカスタ!?」

 

アスタが真っ先に剣を手に突撃、そのまま怪物に攻撃する……

 

「え?」

 

しかし、断魔の剣を叩きつけられた怪物は無傷だったのだ。そしてお返しと言わんばかりに、何処からか取り出した槍を突き刺そうと構える。

 

「ソォイ!」

「おりゃあ!」

 

しかしカレンと陽子がタックルで怪物を突き飛ばし、事なきを得た。そして2人で近くにいた怪物に、持っていた剣と槍で切りつける。

 

「アスタ、大丈夫ですか!?」

「あ、ああ。なんとか……でも、手応えはあったのに何で…」

「どうやら、アスタだけじゃないみたい」

 

陽子もマズいと言った顔で怪物を見ていたが、なんと今の攻撃も効いていないようだった。そして怪物は先ほど吹っ飛ばした怪物も含めてまた突撃して来たのだ。

 

「陽子、危ない!」

「アスタ!?」

 

綾とノエルが咄嗟に魔法を放ち、迫ってきた怪物を攻撃する。先ほどの様子から、効くと思われなかった……

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?

「あれ?」

「効いてる?」

 

なんと2人の攻撃を受けた怪物達が消滅した。今の一撃であっけなく倒されたのだ。

 

「Wow! やっぱり、攻撃がちゃんと効くみたいデス!」

「そうとわかりゃ、こっちのもんだ!」

 

敵が不死身じゃないとわかり、再び攻撃に入るアスタとカレンだった。しかし…

 

お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛……

「「あれ?」」

 

2人の攻撃に応えた様子も無く、拳を振り上げてこちらを迎え撃とうとする。

 

「うぉお!?」

 

アスタは拳の一撃を防ぐも、今だに攻略方法が見えない。そんな中、今度はユノの魔法が炸裂する。

 

「風創成魔法・疾風の白鷹!!」

 

風の魔力で生成された鷹が、数体の怪物を薙ぎ払っていく。攻撃の命中した怪物たちが、次々に消滅していく。その様子を見て、陽子が疑問の声を上げることとなった。

 

「どうなってるんだ? 攻撃が効いたり効かなかったり、意味わかんないんだけど…」

「そのグール達はな、魔力による攻撃以外は一切効かないのだ」

「つまり、魔力0のテメェ達3人に勝ち目なんて無ぇのさ」

 

疑問に答えた声の主、それはこの怪物の仲間と思しき2体の怪物だった。どちらとも人型だったが、胸と両肩に犬の顔を模した意匠のある赤い怪物と、両腕に犬の顔を模した意匠のある青い怪物、という見た目をしている。

 

「何者だ、おめぇら? 悪魔か、その仲間ってところか?」

「否。我が名はケルベロス、財団Xに作られし人造ファントムだ。貴様らの首を貰いに来た」

「俺はその弟オルトロス。クローバー王国の魔法騎士にクリエメイトども、相手をしてやる」

 

名乗りを上げるケルベロス&オルトロス兄弟。その名に疑問を投げかけたのは、ユノだった。

 

「ファントム……何だそれ?」

「どれ、冥土の土産代わりに教えてやろう。我らの世界にも一部の人間にだけだが、ゲートという魔力を持つ人間が存在する。そのがゲート深い絶望に飲まれると、精神世界内に誕生する魔物、それがファントムだ」

「その後、そのゲートの命を喰らって実体化するんだが、そこでゲートの見た目と記憶も手に入れて、ファントムは人間に成りすますこともできるんだぜ」

 

ケルベロス&オルトロスの律義な説明のおかげで、ファントムというのが何者なのかよくわかった。しかし、それを聞いて綾はあることに気づく。

 

「ってことは……あなた達、元人間ってことですか!?」

「違う。我らの場合、とある学者がある目的のために作った人造ファントムの資料を、先ほど言った財団Xで手に入れて試作した存在だ。故に、人間ベースではないのだ」

「人間に化けられない代わり、財団の兵器ビジネスの為に戦闘力を底上げしてある。てめえらそのテスト相手に選ばれたんだ、光栄に思え!!」

 

綾の懸念は杞憂だったが、同時にケルベロス&オルトロスは臨戦態勢に入った。二体のファントムが右腕に魔力を宿し、それが炎に変わっていった。

すると、ユノが先頭に躍り出て魔導書を構える。

 

「アスタ、下がってろ。こいつらがさっきの奴等の仲間なら、こいつらにも魔力の無い攻撃が効かない可能性が高い。オレに任せろ」

「んだと!? もしかしたらこいつらが知らねぇだけで、反魔法も効くかもしれぇだろ!!」

 

ユノからの忠告に反論しながら、アスタは魔導書から二本目の反魔法の剣"宿魔の剣(しゅくまのつるぎ)"を取り出す。そしてその剣に反魔法のエネルギーを流し込み…

 

「ブラック・スラッシュ!!」

 

斬撃と同時にケルベロス&オルトロスに向けて放った。黒いエネルギーの斬撃が二体のファントムに命中、右腕に宿した魔力が霧散していく。

 

「先手必勝、ここで決める!」

「アスタ、オレも行く…」

お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛……

「な、いつの間に!?」

 

アスタが突撃するとユノも続こうとするも、直後にグールの大群に囲まれ、阻まれることとなった。

 

「アスタ、私も行くデス!」

「カレン、待って…」

お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛……

「ああもう、邪魔よ!!」

 

カレンもアスタに続こうと駆け出す。アリスやノエルも後を追おうとするが、こちらもグールの大群に囲まれて身動きを取れなくなってしまう。

 

「行きますよ!」

「おうよ!」

 

そしてアスタとカレンが合流すると、そのまま二体のファントムに斬りかかる。しかし……

 

「言っただろう。魔力以外の攻撃は効かないとな」

「当然、反魔法の力も例外じゃないのさ」

「な…がっ!?」

「Wow!?」

 

ファントム二体に目立ったダメージも無く、逆に蹴り飛ばされてしまった。人外級のパワーによって、アスタもカレンも大きなダメージを負うこととなる。

 

「お仲間の魔法騎士どもは、そろってグールどもの相手をしてもらう。向こうがこっちに来た頃には、てめぇらを片付け終えた後って寸法さ」

「おい…」

 

オルトロスの発言に対し、アスタが何か物申そうとするのだが……

 

「オレのライバルと仲間、舐めてんじゃねぇぞ」

「あ?」

 

何故かアスタは勝ち誇ったような顔をしている。その様子にオルトロスも疑問を感じるが、すぐにその詳細が判明した。

 

「アリスにシノブ、巻き添え喰らわないよう掴まってて!」

「う、うん!」

「ノエルちゃん、何かやるつもりですね…」

 

ノエルが杖を構えると、そこに強大な水の魔力を収束していく。敵に囲まれているため散会できないので、アリス達を巻き込まないよう指示を出す。

 

「水創生魔法・海竜の咆哮!!」

 

技名を叫んだ瞬間、ノエルの収束した魔力が巨大な水の竜となって放たれ、大勢のグールを撃破する。そしてその水の竜がオルトロスに向けて突撃していったのだ。

 

「カマイタチの三日月・四刃!!」

「陽子から離れなさい!!」

 

その一方でユノも飛翔して上空から、綾と共に魔法でケルベロスに攻撃を仕掛ける。

 

「な!?」

「カレン、離れるぞ! ヨウコも逃げろ!!」

「OKです!」

「わ、わかった!?」

 

そしてアスタも巻き込まれないよう、カレンを連れて退避する。陽子もなんとか、ケルベロスから距離を取った。オルトロスも余りにも強力な魔法に驚いていたが、そんな中でケルベロスが叫んだ。

 

「オルトロス、魔石を使え!!」

「!? あ、ああ! その手があったか!!」

 

ケルベロスは叫んだ直後に何かを投げる。するとオルトロスもそれで察したのか、同じものを投げた。

 

お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛……

「え?」

 

なんと、投げられた石から大量のグールが出現し、ユノ達の魔法を防ぐ盾となったのだ。グールはそのまま消滅するも、ケルベロス&オルトロスは無傷である。

 

「グールは通常のファントムと異なり、この魔石から生み出される。その関係で知能は低いが、こうして雑兵や盾として重宝されているわけだ」

「兄者、助かったぜ! で、生意気な餓鬼どもは……だらぁあああ!!」

 

ケルベロスからグールについての説明がなされた後、オルトロスは両腕から炎と水の二つの魔法が同時に放たれたのだ。

 

「なに…ぐっ!?」

「きゃあ!?」

 

すると驚いて対応に遅れたユノは魔法を諸に食らってしまい、彼の魔法で一緒に飛んでいた綾も落ちてしまう。

 

「「綾(ちゃん)!?」」

「そこに気を取られるとは、戦士失格だな!!」

「しまっ…ええ!?」

 

そこに気を取られたノエル、忍、アリスもケルベロスの魔法を食らってしまう。なんとケルベロスは、口から炎、両腕から風と土の計三属性の魔法を放ったのだ。

 

「二重属性に三重属性、だと?」

「普通ならファントムも一部例外を除けば、一人一属性しか魔法を使えない。しかし俺達は強化改造によって複数属性を使用可能だ。兄者は三属性、俺は二属性だが代わりに身体能力を強化してある」

「ぐっ!?」

 

そしていつの間にかアスタの懐に入ったオルトロスは、律義に自分の魔法について詳細を説明すると、そのままアスタに膝蹴りを入れる。そしてひるんだ彼の胸倉をつかんだ。

 

「てめぇらは財団と協力関係にある組織が探している、聖なる遺体を手にれるために邪魔なんでな。諦めて死を受け入れろ」

「アスタ!」

「貴様らはまだグールの相手をしてもらう。反魔法の小僧を始末するまでな」

 

ユノ達も加勢に向かおうとするが、ケルベロスによって呼び出された大量のグールに妨害されてしまう。しかしそんな中、他でもないアスタが言葉を発した。

 

「誰が、諦めるか…」

「あ?」

「オレは、周りが当たり前に使っている魔法を、子供の頃から魔法を使えなかった。でも、諦めなかったから、最高のライバルが信じてくれたから、反魔法の力を手に入れられた。つまり…」

「つまり?」

 

そしてアスタは叫んだ。己の信条、いつも心に抱き続けたあの言葉を。

 

諦めないのがオレの魔法だ!! 死んでも諦めてたまるか!!!

「そうかい。じゃあ、その魔法を俺で解いてやるよ!!」

 

そしてそこからアスタにとどめを刺そうと動き出すオルトロス。このままではアスタの命も風前の灯火となってしまう……

 

 

 

 

ブォオオオオオオオオオン!!

「な、なんだ!?」

「バイク?」

 

いきなりけたたましいエンジン音とともに、一台のバイクがこちらに接近してきたのだ。カレン達やユノ、ノエルだけでなくファントム達まで視線を向けることとなる。

 

【コネクト・プリーズ!】

 

そしてバイクに乗る青年がベルトに指輪をかざした直後、虚空に魔法陣が出現した。そしてそこに手を突っ込むと、そこから大振りな銃を取り出した。

そして、バイクに乗ったまま銃を乱射……

 

 

 

 

 

「ぐわぁあ!?」

「うわっ!?」

 

銃弾がカーブし、オルトロスに命中したのだ。そのままオルトロスも手を離してしまい、アスタも地面に落下する。

 

お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛……

「! 今だ…」

 

更に青年は銃撃を続け、グールを殲滅していく。するとそれを好機と見たユノが、飛行魔法でアスタの救出に向かう。

 

「ユノ、助かった…」

「ああ。でも、今のあいつ空間魔法で武器を取り出した?」

「みたいだな。でも、何者だ?」

 

加勢に来たと思しき青年の登場に、つい首を傾げることになるが、ケルベロスの口から楚の正体らしき言葉が飛び出す。

 

「現れたな、指輪の魔法使い! よくも弟を!?」

「指輪の…魔法使い?」

 

弟が倒れたことで怒りをあらわにするケルベロス。その彼が口にした単語が気になり、思わず復唱するカレン。そして青年の手についた指輪が目に入り、指輪の魔法使いという呼び名に納得する。

すると、青年がヘルメットを外し、茶髪で整った顔立ちであることがあらわとなった。

 

「お嬢ちゃん、君がクリエメイトでいいのかい?」

「あ、はい。クリエメイトの九条カレンと申すデス。あっちで膝をついてるのが、陽子といいます」

「カレンに陽子か。俺は操真晴人(そうまはると) 、君とお友達の加勢に来たんだ」

【ドライバー・オン!】

 

名乗った青年、晴人は指輪を付け替えてベルトにかざすと、ベルトが手形の意匠をそのままに機械染みた外観に変化する。これこそウィザードライバー、魔法の仮面ライダーが操る変身ベルトにして魔法を発動するための装置である。

するとアスタとユノがカレンの下に駆け付けた。

 

「カレン、無事か!?」

「あ、大丈夫です。このお兄さん、晴人もいるので。そういうアスタ達は…」

「オレもなんとか。ハルトだったか、アンタ味方でいいのか?」

「ああ、そうだ。フルネームは操真晴人、またの名を…」

 

アスタにも自己紹介をしながら、ベルトを操作した。

 

【シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!】

「何、このやかましい音と歌!?」

「ちょっと、うるさいデスけど…確かにかっこいいです!!」

「何だ、このカッケェ歌!?」

(か、カッコいいのか…これ?)

 

突然ベルトから流れたノリノリのスキャットに、陽子はツッコミ、アスタとカレンが称賛、ユノ困惑、といったように様々なリアクションが発生。

しかし晴人は気にせず、仮面ライダーの顔を思わせる縁取りの付いた赤い宝石の指輪を左手の薬指に装着。して、あの言葉を叫んだ。

 

「変身!」

 

直後にベルトにその指輪をかざすと、晴人の真横に赤い魔方陣が出現した。

 

フレイム・プリーズ!ヒー!ヒー!・ヒーヒーヒー!

 

歌と同時に魔法陣が晴人の体を通過、それによって変じた姿。

黒いローブを風になびかせ、赤い宝石に指輪のような縁取りを模した仮面。これこそ魔法の仮面ライダー……

 

「指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザード。よろしくな」

 

そして晴人改めウィザードは名乗ると同時に、先ほど取り出した銃を変形させて、片刃の剣と化した。ウィザード専用の可変式武器、"ウィザーソードガン"である。

そしてウィザーソードガンを構え、決め台詞を叫ぶウィザード。

 

《xbig》「さぁ、ショータイムだ!!




オリジナル怪人
ファントム・ケルベロス
イメージCV:掛川裕彦
財団Xが笛木奏の研究資料を基に生み出した人造ファントム兄弟の兄。両肩と胴に犬の顔を思わせる意匠が見られ、デフォルトで炎、風、土の三属性を使用可能。

ファントム・オルトロス
イメージCV:吉水孝宏
財団Xが笛木奏の研究資料を基に生み出した人造ファントム兄弟の弟。こちらは両腕に犬の顔を思わせる意匠があり、炎と水のに属性を持っている。ケルベロスより使える属性こそ少ないものの、代わりに身体能力が高い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。