約1年ぶりの投稿になっちゃいました。
以前読んで頂いた方はお待たせしました。
それ以外の方はようこそ。
ブランクはありますが、楽しんで頂けると幸いです。
あと、不定期更新ですがよろしくお願いします。
では、どうぞ。
運命の始まり
数年前、とある少年は様々な体験をした。
高校1年生の時に3幻魔と戦い、高校2年生の時に破滅の光と戦い、高校3年生の時に異世界に行ったり、ダークネスと戦ったり。
この3年間で少年は青年へと成長させた。
青年は卒業と共に旅に出た。
旅をするしている内に青年は運命の出会いを果たした。
とある女性と結婚し、子どもを出産した。だが、女性は子どもを出産したと同時に他界してしまった。
青年は今まで自分の目指してきたものと同じように、光り輝くものを目指す人になって欲しいと願い。名前を付けた。
そしてその子どもは将来、未来や異世界。別世界をも巻き込む大きな運命の渦の中に巻き込まれるのであった。
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時は過ぎ、子どもは大きくなり、年は12歳へと成長していた。
そしてその子どもの名前は……
「キラ!」
「何?」
「準備は出来たか?」
父親に支度が出来たのか聞かれ、キラは荷物を鞄の中に入れ終えて答えた。
「うん、出来たよ。そろそろ時間だし、行って来るよ。」
「あぁ、行ってらっしゃい。っと……キラ!ちょっと待て!」
「どうしたの父さん?」
「こいつを持って行け。」
「?」
キラは御守りを渡されるのかと思ったが、思っていた物とは違う物を渡された。
「!?これって……『超融合』のカード!」
「御守りだ、持って行け。」
「良いの?これって大切なカードじゃ……」
「気にすんなよ。ほら、遅刻するぞ。」
「しないよ。父さんじゃああるまいし。」
「うるせえ!」
キラの頭を荒く撫でて、父親は息子を送り出した。
「ほら、行って来い!」
「うん、行って来ます!」
これが、2人のしばらくの間の別れになるのであった。
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今日行われるのはデュエルアカデミアの入学試験であり、会場へと向かっているキラ。
入学試験は2日間あり、1日目は筆記試験。2日目は実技試験。
筆記試験は終わっており、今日は実技試験……つまりデュエルだ。
会場に遅刻することなく到着する事が出来たキラは、自分の番が来るまでデッキ調整をやっていた。
デュエルアカデミアへの入学倍率は高い為、上手く回るように調整しなければ負け、下手をすれば無様な負け方をして不合格なんてのもありえる。
「最後に……このカード!」
家を出る前に父親から渡されたカード…『超融合』のカードをデッキに入れた。
「うん、完成かな。」
デッキが完成したと同時に放送があり、受験番号16番のキラは2番フィールドへと向かった。
フィールドに立つと、色んな視線がキラに向いている。だが、そんな事を気にせず決闘盤を腕に装着して、キラの相手をする先生も決闘盤を構えた。
そして、始まりのブザーが鳴るのと同時に、2人は決闘盤を起動させて叫んだ。
「「デュエル!」」
キラLP4000
先生LP4000
「先攻はお前からだ、受験番号16番。」
「楽しいデュエルをしましょうね、先生!俺のターン、ドロー!」
勢い良くドローをし、最初の手札を確認して今の最良の手を考えて、カードを掴んだ。
「俺は『未来融合-フューチャー・フュージョン』を発動!融合デッキから、『E・HERO フレイム・ウィングマン』を選択!そしてその素材となるカードをデッキから墓地に送る。」
キラはデッキからフレイム・ウィングマンの融合素材となる、『E・HERO フェザーマン』と『E・HERO バーストレディ』を墓地に送った。
「そして俺は『E・HERO スパークマン』を召喚!」
E・HERO スパークマン
ATK1600
「カードを1枚セットしてターンエンド。」
キラはスパークマンを攻撃表示で召喚し、カードを伏せてターンを終了した。
「ふむ、攻撃力1600のスパークマンか…攻撃力はそんなに高くはないな。成績が16位にしてはタクティクスはまあまあか。」
先生の一言にムッとするキラだが、デュエルに勝って見返してやろうと心の中で誓った。
「私のターン、ドロー!私は永続魔法『古代の機械城』を発動。更に『古代の機械騎士』を召喚!」
「アンティーク・ギア!?」
古代の機械騎士(アンティーク・ギア ナイト)
ATK1800
「この瞬間、アンティーク・ギアが召喚された事により、古代の機械城にカウンターが1つ乗る」
古代の機械城
カウンター0→1
「更にマジックカード、『二重召喚』を発動!このカードは通常召喚をもう1度出来るカードだ。古代の機械騎士をもう1度召喚し、デュアル召喚!そして、アンティーク・ギアが再びカウンターが乗る。」
古代の機械城
カウンター1→2
「モンスターを増やさなかった……(デュアルモンスターだから効果持ちになるけど…いったいどんな……)」
「バトル!古代の機械騎士でスパークマンに攻撃!」
古代の機械騎士がランスを振り回しながら突撃してきて、スパークマンはすかさず応戦した。だが、攻撃力の差でスパークマンが負けるのは目に見えている。
「リバースカードオープン!『攻撃の……』発動しない!?」
リバース宣言したのにも関わらず、キラが発動したかった『攻撃の無力化』が発動しなかった。
「古代の機械騎士のデュアル効果だ。このカードがデュアル状態の時、このカードがバトルを行う時に相手は魔法、罠が使えない。」
「そんな!?」
対策を打っていたが呆気なく回避されたキラに、更に畳み掛けるように効果が続く。
「更に!古代の機械城の効果で、『アンティーク・ギア』と名の付くモンスターの攻撃力は300ポイントアップする!」
古代の機械騎士
ATK1800→ATK2100
攻撃力が増した古代の機械騎士の猛威にスパークマンは劣勢を強いられ、隙を疲れて破壊された。
「くっ……スパークマン!」
キラLP4000→3500
「私はこれでターンエンド。」
「俺のターン、ドロー!」
攻撃力2100の古代の機械騎士に勝つには不十分の手札だ。いきなり劣勢になっているが、チャンスを掴むために今は防戦しか無かった。
「『E・HERO クレイマン』を守備表示で召喚してターンエンド。」
E・HERO クレイマン
DEF2000
「私のターン!ドロー!」
先生は引いたカードを確認するとニヤリと笑った。
「残念だが、君はここまでの様だ。」
「どういう意味だよ。」
「君より前の受験番号の生徒達はこのモンスターを召喚する前に私達を倒している。だが、君は不運だ。見せてあげよう!教師に当て得られた最強のカードを!古代の機械城の効果を発動!『アンティーク・ギア』と名のついたモンスターを生け贄召喚する場合、必要な生け贄の数以上のカウンターが乗っていれば、このカードを生け贄の代わりにする事が出来る!」
「古代の機械城に乗っているカウンターは2個…じゃあ!」
「そうだ、上級モンスターを呼ぶ場面は整っている。私は古代の機械城を生贄に捧げ、『古代の機械巨人』を召喚!」
古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)
ATK3000
古代の機械騎士
ATK2100→1800
先生の後ろに古代の機械巨人が現れたと同時に、キラに哀れみの目が向けられた。あいつはもう負けたと……
「行け!古代の機械巨人、クレイマンに攻撃!」
「リバースカードは……」
キラは再びカードを発動出来るか確認するのだが……
「魔法・罠が使えないのは共通効果か!」
「さらにだ!」
古代の機械巨人にクレイマンは呆気なく踏み潰され、爆風がキラを襲う。
「貫通持ち…」
キラLP3500→2500
「そうだ。今君の場には君を守るモンスターはいない!古代の機械騎士でダイレクトアタック!」
古代の機械騎士がランスを振り回し、キラの体を貫いた。
「うわぁぁぁぁ!」
キラLP2500→700
「私はこれでターンエンドだ。さぁ、この場をどう切り抜ける?」
バトルを行っている間は魔法・罠を使えない効果を持っているアンティーク・ギア、更に攻撃力3000であり、貫通持ちの古代の機械巨人。先生の場の古代の機械巨人を何とか倒さない限りキラに勝ち目はない。だが、キラの場にはモンスターがいない。
「俺のターン、ドロー…」
「その様子じゃあ勝ち目はない。次の機会にまた来るんだな。」
確かに今のキラの様子は顔が伏せてあり、体が震えている。諦めムードと先生は判断したのだが、キラは違った。
「何言ってるんだよ…ナイスな展開じゃないか!」
「何?」
「このスタンバイフェイズ時に、フューチャー・フュージョンの効果が発動される!」
「今更フレイム・ウィングマンを召喚して何になる。」
「これで良いんだよ!現れよ『E・HERO フレイム・ウィングマン』!」
キラの場に、かつてキラの父のフェイバリットモンスターが姿を現した。
E・HERO フレイム・ウィングマン
ATK2100
「さらにマジックカード!『O-オーバーソウル』を発動!このカードは、墓地に存在する通常モンスターのヒーローを特殊召喚する!出でよスパークマン!」
E・HEROスパークマン
ATK1600
「バトル!フレイム・ウィングで古代の機械騎士に攻撃!『フレイム・シュート』!」
フレイム・ウィングマンが飛び上がり、空中から古代の機械騎士目掛けて炎を噴出し、破壊した。
「くっ…」
先生LP4000→3700
「さらに、フレイム・ウィングマンがバトルによってモンスターを破壊し墓地に送った場合、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
「何!?」
フレイム・ウィングマンが先生の前に降り立ち、再び炎を噴き出した。
「ぐわっ!」
先生LP3700→1900
「良しもう一息!」
「残念だったな。君は私の古代の機械巨人を破壊出来なかった。メインフェイズにフレイム・ウィングマンとスパークマンを融合し、シャイニング・フレア・ウィングマンを召喚していればまだ勝負は分からなかった。だが、今はもうバトルフェイズだ!」
「アドバイスありがとう先生!だが心配ご無用だ!俺は手札1枚を墓地に送り、速攻魔法!『超融合』を発動!」
「何だそのカードは!?」
先生が驚くのも無理はない。この会場にいる全ての人達が驚いている。何故ならキラが発動したカード、『超融合』を見るのは初めてだからだ。
「俺はフィールドのフレイム・ウィングマンとスパークマンを融合!現れよ『E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン』!」
キラと先生の間に大きな渦が発生し、フレイム・ウィングマンとスパークマンを取り込んだのだが、様子がおかしい。キラが呼び出そうとしているシャイニング・フレア・ウィングマンが現れない。しかも、渦も消えないのだ。渦から突然突風や雷まで発生しだした。異変に気付いた教師達が皆避難勧告を出している。
「つっ!!」
キラの体にも異変が起きた。右腕に痛みが発生し見てみると、渦の様な痣が浮かび上がり、輝いているのだ。
「な、何これ!?」
「デュエルは中止だ!早く君も!」
先生から避難するように言われるのだが遅かった。キラの体は浮かび上がり、渦はの中に飲み込まれて行った。
「うわぁぁぁぁああ!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どれくらい意識を失っていたのか分からない。その間キラは夢を見ていた。
誰かに呼び止められるように叫ばれているが、足を止めずに目の前にある光の扉に足を進めているのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
《クリリ〜ン》
目が覚めると、そこには尻尾にリボンを付けているクリボーがこっちを見ていた。
「(クリボー……?違…う……リボンが……あるから……)クリボン?」
「あ、目が覚めたのね。」
聞きなれない声が聴こえた。
楽しんで頂けたでしょうか?
続きは出来るだけ早く投稿したいと思います。
いつになるかは分かりませんが、すみません。