ラブライブ!サンシャイン!!×ヴァンガード 〜私たちが掴む可能性〜   作:穂乃果ちゃん推し

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第6話《堕天使、降臨》

『うわぁ〜…』

 

 

あの後、ダイヤに連れられて部室へと訪れた5人。その中の状況は惨憺たるモノだった。一瞬目を閉じて、ダイヤは千歌たちに告げる。

 

 

「ここが、ヴァンガード部の部室となりますわ。散らかってる所がありますので、片付けてから使って下さいね」

 

『は、はい……』

 

 

そう告げてダイヤは、生徒会長室へと戻って行く。……その一方で、取り残された5人はと言うと。

 

 

「……片付けよっか」

 

「そ、そうだね」

 

「マルは積み重なっている本を持っていくずら」

 

「ル、ルビィは…物の整理をします!」

 

 

そう言ってルビィと花丸は動き出す。それを見た3人は箒と雑巾を持って、部室内の清掃を始めた。

 

【数十分後】

 

「何とか片付いたね〜…」

 

「これなら活動できるわね」

 

「じゃあ、これを部室前に飾って……と」

 

 

千歌はそう言って『ヴァンガード部』と書かれたネームプレートを部室前に掛ける。……今ここに、ヴァンガード部の活動がスタートしたのだった!

 

 

「……ところで、気になってたんですけど…この部って主に何をするずらか?」

 

「それはヴァンガード部と言う位だし……ヴァンガードの各種大会に出て、良好な成績を収めることだね」

 

「あっ!ルビィに…考えがあるんですけど、良いですか?」

 

「ん?」

 

 

そう言って千歌たち3人は首を傾げる。ルビィの言っている事に納得する事になるのは、次の日になってからであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【浦の星女学院:通学路】〔翌日〕

 

次の日、ルビィと花丸は共に通学路を歩いていた。その前方には、黒い髪を頭の上でお団子にしている女の子が歩いて居た。花丸はそれを見るなり、声を掛けた。

 

 

「よーしこちゃん」

 

「善子言うな!ヨハネよ!…何だ、ずら丸ね?」

 

「やっぱり、善子ちゃんだったずらね。学校に来る気になったずら?」

 

「え、えっと……?」

 

 

善子と呼ばれた少女と花丸の話している事に、若干付いて行けない雰囲気のルビィが2人に問掛ける。それを見た花丸はルビィに善子の事を紹介する。

 

 

「この娘は《津島 善子》ちゃんずら。マルとは幼稚園の頃から一緒の幼馴染みずら」

 

「まっ、そういう事よ。序に、私の事は《堕天使 ヨハネ》と呼びなさい」

 

「堕天使……ヨハネ?」

 

 

言われている事の意味が分からず、首を傾げるルビィ。それを見た善子は花丸に涙ながらに訴える。

 

 

「見事にスベってしまったじゃない!どうしてくれるのよ、また学校行けなくなるわよ!」

 

「大丈夫ずらよ。マルも居るし、今度は先輩たちも善子ちゃんの味方ずらよ」

 

「ずら丸……ありがと!」

 

 

ほんわかムードを二人の間で保っていると、2人の背後からトンデモナイ凄いオーラを纏ったダイヤが現れた。

 

 

「あなたが……津島 善子さんですね?」

 

「は、はい…」

 

「これまでの欠席の理由、確りと聞かせてもらいますわよ……生徒会長室へと来て下さい」

 

「わ、分かりました……」

 

 

その言葉を聞き、ダイヤは善子を生徒会長室へと連行して行く。その姿を見た誰もは『南無三』と思っていたのは、想像に難くないのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ヴァンガード部部室前】〔放課後〕

 

「だ……大丈夫なのよね!?」

 

「ま、まあ……何とかなるずら」

 

 

放課後になり、善子たち1年生はヴァンガード部の部室前に来ていた。目的はもちろん、善子の入部の為である。意を決した3人は、部室の中に入る。

 

 

「待ってたよ〜!」

 

「こんにちは!」

 

「あれ?その娘は?……入部希望者?」

 

 

梨子が善子の事に気づいたので、ルビィと花丸が善子の説明をする。そして善子は2年生の3人に向かって、自己紹介をする。

 

 

「つ、津島 善子……です。よろしくお願いします」

 

「普段は礼儀正しいんずらけど、気を抜くとある事になっちゃうんずら……」

 

『ある事?』

 

 

花丸の言葉を聞いた3人は首を傾げる。すると、花丸は見せ付ける様にお団子の先に黒い羽根を付ける……すると、善子の様子が豹変した!

 

 

「フッ、私は堕天使 ヨハネ……天界より追放されし、悲しき天使……貴女たち、ヨハネのリトルデーモンにならない?」

 

『……』

 

「《津島 善子》の身体は仮初……我が降臨せし時、全ては闇に堕ちるであろう……」

 

「こうなってしまうんずらよ…はい」

 

 

そう言って花丸は黒い羽根を取った。すると、善子は元の性格へと戻った!

 

 

「い、良いんじゃない?」

 

「え……良いの?」

 

「うんうん!とっても可愛いよ!」

 

 

上から順に梨子と千歌が感想を述べる。自身の予想に反していたので、善子は素っ頓狂な声を上げる。そして善子は聞く。

 

 

「え?……こんな私でいいの?」

 

「良いんずらよ」

 

「時々ヘンな儀式するかも」

 

「それも個性よ」

 

「リトルデーモンになれって言う……」

 

「それは……嫌ったら嫌って言う!」

 

 

千歌は善子に向けて、自らの右手を差し出す。そして、善子の目を見てこう言う。

 

 

「善子ちゃん……私たちと一緒に、ヴァンガードしよ!」

 

「よろしく、お願いします」

 

 

そう言って善子は千歌の右手を取る。これでヴァンガード部の人数は6人となった!

 

ーーーーーーーーー

 

「そう言えば…ルビィちゃん、昨日は何か言ってたね?」

 

「そうそう……やり方に提案があるって」

 

「そうでした!」

 

 

梨子に催促されて、ルビィはホワイトボードの前に立つ。そして内容を発表する。

 

 

「善子ちゃんが入部した事によって、部員は6人です!そこで……ルビィは《総当たり戦》を提案します!」

 

「なるほど、つまりは全員が1回ずつ……誰かと戦うって事ね?」

 

「そうです!全員と当たる様に組めば、各々の戦術を見極める事ができます!」

 

 

ルビィが発した提案を善子が要約する。それに納得した5人は、どう組むかの話し合いを始めた。……その結果はこうなった。

 

ーーーーー

《総当たり戦》【善子ちゃん歓迎会!!!】

〔1周目〕

①梨子さんVS善子ちゃん

②千歌さんVS花丸ちゃん

③曜さんVSルビィちゃん

 

ーーーーー

 

「じゃあ……先ずは私たちからね」

 

「よ、よろしくお願いします」

 

『スタンドアップ・THE・ヴァンガード!』

 

 

何時もの掛け声と共に、梨子と善子はファーストヴァンガードを表にする!今ここに、ヴァンガード部内での歓迎会が始まった!




今回はここまでです!如何でしたか?


因みに……2週目からは反時計回りになります。即ち、1周目の第1戦目は梨子VS善子ですが、2週目は善子VS花丸となります!

次回は梨子VS善子の戦いをお届けします!暫くはこの展開となりますので、新たに物語が動くのは、12月上旬になりますので、ご了承ください!


それでは……第13話の内容提案をお願いします!因みにこの回は『T.VF.T(トーキョーヴァンガードファイターズトーナメント)編』のプロローグとなります!それではまた次回にお会いしましょう!
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