転生したら竜魔人?   作:レベル

11 / 17
パプリカという曲ばかり聞くように成った今日この頃(転スラ1期が後半カットが多かったため2期が楽しみでもあり不安な作者です)


初戦闘

  ヴェルドラと別れたリムルとリラは出口を探して歩いていた。

 

  リムルによるとヴェルドラを喰ってから30日が経過しているらしい。ただ歩くのも疲れるのでリラ達は休憩しながら出口を探す。今は休憩中でリムルとリラは新しいスキルや新しい技を獲得できないか試していた。

 

  現在リラはリムルより離れた場所である漫画で見た技の内、2つの魔法を創造しようとしていた。

 

リラ「――片方だけ成功・・・と」

 

  そうポツリと呟く。先に創造しようとした技は魔素量不足で不可能であったが、2つ目に創造しようとした技は成功していた。

 

  リラが次の魔法を創造しようとした時、近い付いてくる気配に気付き、其の方向を見るとリムルが此方に向かって跳ねてきていた。

 

リムル(調子はどうだ?)

 

  リラの足元で止まり、見上げながら話し掛けるリムル。リラはしゃがむとリムルを両手で自分の目線の高さまで持ち上げる。

 

リラ「調子は良い方ですね。リムルは?」

 

リムル(良くぞ聞いてくれたな! 何と新たなエクストラスキルを手に入れたぞ!!)

 

  嬉しそうにリムルは答える。リムルは水を吐き出せたためウォーターカッターが出せるのではと思い試したらしい。

 

  其の途中で体表面を振動させて、水流を作り水中遊泳を行えたらしくスキル『水流移動』を獲得。其の後本番のウォーターカッターは“水の切断“をイメージしながら試したらしく1発で成功。スキル『水刃』を獲得し、『水圧推進』『水流移動』『水刃』を獲得した事でエクストラスキル『水操作』へ進化したとのことだった。

 

リムル(リラは幾つ魔法を創造したんだ?)

 

リラ「7つです」

 

  微笑みを浮かべながら答える。幾つか試してみたが大半は魔素量不足で不可能だった。暫くリラはリムルと互いに獲得したスキルや技を見せ合った

 

 

 

□■□■□■

 

 

 

 

  休憩を終えたリラ達は1本の洞窟を歩く。リムルによると此の洞窟が出口に繋がっていると聞いたためである。

 

  洞窟は暗いがリラは『万物感知』を、リムルは『魔力感知』を使用しているためリラ達には昼間同然に映っていた。

 

  其のまま進むと其処にあったのは大きな門。リムルが扉を壊して開けるか、と提案するがリラは壊したら流石に駄目だと思うと告げて扉に触れて普通に開けようとする。

 

  リラが触れようとした瞬間、扉の鍵が外れる音がリラの耳に届いたためリラはリムルに小声で告げて慌てて、道の端に避ける。

 

リラ「済みません。ちょっと触れます」

 

  しゃがんでリムルに触れながら小声で呟き、創造した魔法の1つを発動する。リラが魔法を発動した瞬間、リムルとリラは透明になる。

 

  魔法名『(いん)』。洞窟を進んでいる中で創造した魔法。効果は透明化と気配隠蔽であり、リラとリラが触れているものが透明になる魔法である。

 

リムル(ほう、透明化の魔法か。覗きし放題じゃないか)

 

リラ(そんな事には使いませんし、使わせませんから!)

 

  少し怒気を含ませてリムルに告げる。そして扉の方に視線を向ける。向けた先では扉が完全に開いており、誰かが入ってくる気配があった。

 

「やっと開いたか。錆付いてしまってら鍵穴もボロボロじゃねーか・・・」

 

「まあ仕方ないさ。300年、誰も中に入った事がないんだろ?」

 

「入ったという記録は残っていません。それよりも、本当に大丈夫なんでしょうか?いきなり襲われたりしないですよね・・・?」

 

「がはははっ! 安心しろ。300年前は無敵だったかどうか知らんが、所詮大きなトカゲだろう!俺はバジリスクをソロで討伐した事もあるんだっ。任せろ!!!」

 

「それ、前から思ってましたが、嘘ですよね?バジリスクってカテゴリーB+ランクの魔物ですよ?カバルさんにはソロ討伐なんて無理ですよね?」

 

「馬鹿野郎!俺だってBランクだぞ!でかいだけのトカゲなんざ、敵じゃねーんだよ!」

 

「はいはい。解りましたから、油断しないで下さいよ?まあ、いざという時は私の”強制離脱”で逃げますけど・・・」

 

「二人が仲いいのは分かったから、そろそろ静にお願いしますよ。あっしの”隠密スキル”を発動させやすんで!」

 

 入ってきたのは男性2人、女性1人の3人組。リラは話してみようかと考えたがリムルがスライムだという事を考えて止める。相手は冒険者の様なためリムルを見たら問答無用で殺されかねないと考えたためである。

 

 リラ達は隠れて様子を伺う。するとやせ気味の男が何かしたのか、見えないというレベルで急に3人の姿がぼやける。リラはやせ気味の男が言っていた”隠密スキル”という言葉からリラの魔法『隠』と同じ様なものと判断した。

 

 其の後、3人が奥へと進んでいき、3人の姿と気配が消えた事を確認し、リラ達は移動を再開する。リラ達は扉を潜り抜け、その場を後にした。

 

 扉を抜け暫く進み、道が複雑に分岐している地点に到達。リラとリムルは話し合って一つの道を選んで中に入る。

 

  入って少し進んだ先に居たのは2匹の禍々しい大蛇。前世の蛇が可愛く思えるレベルで硬度が増して棘とげしい鱗に覆われた真っ黒な蛇である。

 

 リラとリムルは後退しようとする。しかし、2匹の蛇は逃がす気はないと告げる様にリラとリムルを威嚇する。逃げられないと判断し、リラは戦う事を決める。

 

リラ「・・・リムル、1匹は任せます」

 

  リラはリムるから離れて腰を低く落とし、右手を下に向け、左手の掌を前に向ける。

 

 一方、蛇は口を開き黒い煙の様な霧をリラに放つ。リラは其れを軽く横に飛んで回避する。煙が当たった場所が溶けている事を確認し、腐食系統と予想し蛇を見る。

 

『解析鑑定結果

  固有スキル:『毒霧吐息』

  内容:強力な毒(腐食)系ブレス

  効果範囲:角度120度7m延長全域程度』

 

  リラの頭の中に情報が浮かぶ。リラは情報を確認し終えると思いっきり蛇に向かって走り出す。蛇も応戦するかの様に先程のブレスをリラに向かって吐き出す。

 

  真っ直ぐに突っ込んで行くリラ。ブレスに当たる直前にリラの姿が一瞬で蛇の前から消える。蛇が驚いた様に目を少し見開く。其の次の瞬間、蛇の首が宙に舞い、リラは蛇の背後に音もなく姿を現す。

 

リラ(久し振りだけど上手く出来たか。まぁ出来は100点満点中71点くらいかな・・・)

 

  安堵の息を吐き出し、構えを解くリラ。リラが使用したのは生前父親から習った荒木家に伝わると言う武術の技。移動技の『進』と攻撃技の『連脚』の2つである。

 

  『連脚』は凄い勢いで放つ回し蹴り、『進』は向きを変えながら行う素早い突進技である。リラは此の2つの技を『武闘者』と創造した魔法の1つ『付斬(()属性()与)』を使用しながら放ったのである。

 

  リラがリムルの方を見る。リムルは倒した蛇を捕食していた。リラはしゃがんで左手で蛇に触れ、左手をスライムの様に変化させて真似る様に蛇を取り込む。其の結果『毒霧吐息』と黒蛇への擬態化を獲得する。リラとリムルは其の後蛇のスキルや実験を行うのだった。

 




(解説)
『隠』・・・気配隠蔽と透明化の魔法。父親から聞いたハーデースの隠れ兜の効果から。

『進』・・・移動技。突進を向きを変えながら何度も行い、相手の死角に移動する。鬼○の刃に出てくる技『霹靂一閃・○連』の様な技。

『連脚』・・・回し蹴り。本来は首、胴、足に対する3連続で放つ回し蹴り。




次回:『外へ』
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。