お待たせしました〜(やっと書けた。投稿出来た)。
――テストとか滅べば良いのに・・・
コツコツと洞窟内に足音を響かせながら星夜は歩いていた。目指すは対岸である。
星夜(光っていたし彼処が出口の可能性は高いよね)
そう思いながら歩いていた。自分が居た場所から見えた薄紫の光が見えた星夜は出口があるという可能性を考えて対岸を目指していた。
星夜(・・・其れにしても)
歩きながら星夜は辺りを見渡す。辺りには謎の草や怪しく光る鉱石がある。しかし星夜は2つ疑問に成っている事があった。
星夜(何で動物や虫が1匹も居ないんだろ・・・)
――1つ目は生物が居ない事。
星夜は本の知識や親の話から洞窟には何かしらの生物が居ると知っていた。此れくらい広い洞窟内なら熊とかが居る可能性も高い。もし熊が居なくても蛇や蝙蝠、最低でも虫くらいは居る筈なのだ。
勿論星夜は此所が自分が居た世界とは違うという事は察している。だが異世界でも大抵動物や怪物が存在している筈だと思っている。
しかし、星夜が移動を開始してかなり経つが未だに虫1匹見当たらないのである。
星夜(其れに――)
『名称 :ヒポクテ草
用途 :傷薬の原材料
所持数 :1
《配合》
草の汁 + 魔素 = 回復薬
葉 + 魔素 = 軟膏』
星夜が草を見た瞬間、星夜の頭の中に其れらの文字や数字等の情報が流れ込んでくる。
此れが2つ目の疑問。見ただけで名称や用途等あらゆる情報が分かる、というものである。しかし2つ目の疑問に関しては既に理由は思い当たっていた。
星夜(やっぱりあの声にあったスキルとかいう力のせいだよね此れ)
自分が死ぬ間際に聞いた声。其の時に言っていたユニークスキルやエクストラスキルが此の現象の正体だと。
星夜(見ただけで情報が分かるのは大きいし、便利だとは思う。けど・・・)
ヒポクテ草という草から目を離して溜め息を吐く。確かに便利な力だ。
しかし現状使えている力は此れ1つのみ。他にも色々な力を授かっているが他の力は全て使用方法が不明である。
星夜(此の能力・・・自分は解析とか出来ないみたいだしなぁ)
自分の能力の解析を試してみたが結果は失敗。二、三度繰り返してみたが結果は変わらなかった。此の結果から自分の解析は不可能だと結論付けた。
せめて案内人みたいなものが欲しかった、と再度溜め息を吐きながら歩く。
星夜(・・・?)
そんな事を考えながら歩いていていると少し広い場所に出た。其所はヒポクテ草が一面に生い茂っており、その中央には深みのある青色で楕円形の鏡餅みたいな物体があった。
星夜は其の存在を知っている。いや。恐らくは誰でも知っているだろう。何故なら其の存在はゲームによく登場するからだ。
『名前 : ―――
種族 : 妖魔族『
ランク : A-級
スキル : 固有×3,ユニーク×2,エクストラ×2
耐性 : 5』
其の情報が流れ込んでくると同時に星夜は急いで身を隠す。
理由は危険度。星夜は此の世界に付いて全く知らないと言えるレベルだが漫画等の知識からA-の時点で上位で危険だと判断し、隠れたのである。
(其所に居るのは誰だ?)
気配を殺して直ぐ隠れた星夜にそんな言葉が聞こえた。星夜は気付かれた、と判断。直ぐに逃げようと考えたが同時に意思疎通が可能なのでは、とも考える。
(もし誰か居るのなら出て来てくれないか?俺は見た目はスライムだけど危害は絶対に加えない!絶対にだ!)
出て行くか逃げるかを悩む星夜だったが結局悩んでいても仕方がないと思ったのと必死に無害アピールをするスライムの姿を見て無視して逃げたら少し可哀想だと思い、出て行く事を決める。
星夜「は、ハロー・・・」
片言の日本語で話し掛ける星夜。一応逃げる準備として右足を後ろに出す。
(ハロー。先程も言ったが俺はスライムだけど
其の言葉を聞いて星夜は小さく笑い、警戒心を解く。
相手のスライムも星夜が警戒心を解いた事を感じたのか安心した様な雰囲気を醸し出す。そして跳ねながら同じ様に笑い始める。
――洞窟内に1つの笑い声と何かが弾む音が小さく響き渡るのだった
余裕が出来たらもう一作投稿したいよ・・・