ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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今回も時間を飛ばして文化祭編に入って行きたいと思います。







97話目

 

 

 

始業式が終わって二学期が始まってから既に一週間。

特に何かあるわけでもなく平穏な日々を送っていた。

 

そして今日のLHRは少しばかり、変わっていた。

 

 

 

 

 

「はい!やっぱりコスプレ喫茶よ!」

 

「いやいやいや!男子が二人もいてしかもこんだけ美少女が揃ってんのよ!?執事とメイドで行くべきでしょ!?」

 

「はぁ!?馬鹿言ってんじゃないわよ!男子二人に奉仕してもらう!これぞ誰もが求める出し物よ!」

 

訂正。とんでもなく変わっていた。と言うか白熱していた。

既に織斑先生はもう手が付けられないと知っているからか最初から椅子に座って傍観している。山田先生は何故かオロオロ。

 

 

クラス代表である一夏を置いて皆は盛り上がる盛り上がる。

因みに俺はもう意見を言っても無駄そうなので自分の席で静かに座っています。

いやーもう訳分からんね。

何なんだよ男子二人が奉仕するって。

仕事量が半端じゃないぞそれ。

殺す気かよ。

 

執事とメイドって織斑と箒達なら行けるけど俺がやったら悲惨だよ?

怖がって誰も寄ってこないよ?

あとコスプレって何のコスプレすんだよ。

俺が出来るのなんて完全に限られてくるじゃん。

 

まぁ俺達に決定権無さそうだから見てるだけなんだけども。

ほら、織斑ももう好きにしてって顔してんじゃん。

あんな諦めて絶望した顔初めて見たわ。

 

そうこうしているうちに決まって行く。

 

「いくら何でも男子二人に奉仕させるのは労働量的に無理よ」

 

「それもそうか……ならコスプレか執事とメイドね……」

 

皆してうんうん唸っている。そこまで悩むことなの?

頼むからコスプレだけは止めて……

俺は心の中でひたすらに祈っていた。

 

「多数決を取ります……」

 

ゲ〇ドウみたいな感じで重々しく言った。

なんか知らんけどクラス全体の空気が重い。

そこまで深刻な問題なの!?

 

ほらぁ!織斑も完全に投げ出しちゃってんじゃん!

もう決定に従います……好きにしてください……って感じの雰囲気じゃん!

 

「コスプレがいい人」

 

「「「「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」」」」

 

大体クラスの半分ぐらい。

頼む。コスプレだけは……俺が出来るコスプレなんてマジでヘラ〇レスとかそんなんばっかなんだよ……

 

「執事とメイド喫茶がいい人」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」」」」」」

 

これまた半分ぐらい。

数を数えたわけじゃないから分からないけど。

何故か復活した織斑が数を数えている。

 

 

「それでは結果を発表します……」

 

織斑が言った瞬間に誰かが唾を飲み込んだ。

それ程までに静かになっている。

 

「一票の差で……執事とメイド喫茶に決定しました!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」

 

なんで此処まで来てそんな雄叫び声を上げるんですか!?

耳が痛いんですけど!?

織斑先生まで顔を顰めながら耳を塞いでんじゃん。

直撃を食らった織斑は立ったまま気絶してるし。

なんだあれ。ギャグマンガみたいになってんじゃん。

 

「よっしゃぁぁぁぁ!!」

 

「やったぜぇぇぇぇ!!」

 

「ひやっふぅぅぅぅ!!」

 

もう言語を失ったみたいに叫んでおられる。

もうカオスじゃねぇ……?

 

「さぁて!野郎ども!準備を始めるぞぉぉ!!」

 

「「「「「「「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」」」」」

 

皆さん本当にこういう時の団結力が凄まじいのね。

 

 

 

 

 

こうして文化祭の出し物が決まった。

俺個人の意見だけど物凄く不安です。

 

 

 

 

 






因みにですが一応文化祭の出し物で、
コスプレ喫茶編のほうも別で書こうと思ってます。
だって皆のコスプレ書きたいんだもん。(時間が無いから何時になるかわかんないけど)

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