ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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10話目

次の日

また織斑先生とドンパチやった後

部屋に帰ったら簪に心配された。

 

「最近疲れてるようだけど大丈夫......?」

 

そんなに疲れているように見えるか?

うーむ......

自分では分からないものだな

 

「......自分では疲れたという感じはしないのだがな」

 

なんだ?

俺の顔をじっと見て

また顔面凶器とか言われたら泣くぞ?

しかも簪に言われたらダメージは計り知れない。

 

「......やっぱり疲れてるよ。

ちゃんと休んでね?」

 

やはり俺は疲れているらしい

そうなのか......?

 

「......あぁ、分かった。心配してくれてありがとう。気をつける」

 

そう言うと、少し笑いながら簪は頷いた。

 

「うん」

 

 

 

そんなこんなで時間になってしまった。

食堂に飯を食べに行かなければ

 

「......そろそろ時間だ。食堂に行こう」

 

「うん」

 

 

 

食堂に着いて簪と席に着いて食べようとした時、

何というか、こう、のほほんとした子が話しかけて来た。

 

「あ、かんちゃーん!ねーねー、私も一緒に食べていいー?」

 

「本音?でも、輝義がいいならいいけど......」

 

「......構わないぞ。好きな所に座るといい」

 

「ほんとー!?ありがとー!じゃぁここに座るねー」

 

まさかの俺の隣でした。

なんで?わざわざ俺の隣なんだ......

チキンなんだから緊張しちゃうよ!

 

「ねーねー、聞きたいことがあるんだけど聞いていいかなー?」

 

「......なんだ?」

 

俺に聞きたい事があるらしい。

 

「この前、せっしーが一人でご飯食べてた時話しかけてたよねー?なんで一緒に食べてたのー?」

 

どうやらあの時の事を見られていたらしい

見られていないと思っていたんだがな......

 

「......どうしてだろうな」

 

少し俺をじっと見てから

 

「......んー、そっかー」

 

こう言ってからその後は何も聞かれなかった。

世間話をしながら食事をした。

一つ分かった事がある。

簪と布仏は幼馴染みらしい

驚きである。

 

 

 

 

 

今日は放課後は更識先輩が用事があって訓練が出来ないのでどうしようかと思っていた所、織斑から話しかけられた。

 

「なぁ、輝義はさ放課後いつも何してんだ?」

 

「......いつもは更識先輩にISの訓練を見てもらっている。今日は用事があって来れないからないがな」

 

「そうなのか?じゃぁ今日は空いてるんだな!

これから箒も一緒に訓練やるんだけど、一緒にやらないか?」

 

「......いいのか?」

 

「いいも何も全然構わないぜ?なんでそんな事一々聞くんだ?」

 

「......そうか。ならばお邪魔させて貰おう」

 

俺、嬉しすぎて泣いちゃうよ

織斑本当にいい奴やなぁ.....

 

 

アリーナに着くと箒が待っていた。

 

「ん?今日は輝義も一緒なのか?」

 

「おう、今日は空いてるだってさ。

だから誘ったんだ。構わないだろ?」

 

「あぁ構わないさ。一緒にやろう」

 

まさかの快諾

え?いいの?来といてあれだけどさ

 

「じゃ早速やろうぜ!今日は俺も箒もISを借りれたからな」

 

「あぁ、いつも道場でやってるみたいに一対一でやってみるか?」

 

「そうだな、輝義がどれぐらい強いのか気になるしな」

 

 

と、いう事で模擬戦が決まりました。

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

織斑がいきなり飛び込んできた。

しかしなぁ、いつも織斑先生や更識先輩を相手にしているからか、どうしても動きが遅く感じてしまう。

織斑先生なんか常にとんでもねぇスピードで突っ込んで来るからね。俺の二倍三倍ぐらいのスピードでビュンビュンするからね。

あれに付いて行ける人なんていないだろ。

 

「......遅いな」

 

「クソっ、避けられた!?」

 

そんなこんなで箒との模擬戦に。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

織斑と同じで突っ込んできたよ......

なんか突っ込む事がブームにでもなってんのか?

 

 

 

うーむ、織斑も箒の攻撃もなんだが、

何というか、素直すぎる。

もっとフェイントを入れたりしなければ当たらないぞ?

 

「はぁはぁ、輝義、お前、めちゃくちゃ強いじゃねぇか!」

 

「確かに素人とは思えんな。

何か武道などをやっていたのか?」

 

「......いや、特に何もやっていないぞ」

 

「くっそー、輝義!どこが悪い所とか、直した方がいいって所あるか?あったらどんどん言ってくれ!」

 

「私もだ。情けないが、全く攻撃が当たらなかったからな。

攻撃も、攻撃を仕掛けるタイミングも全て読まれていた。

どうか、私にも教えては貰えないだろうか?」

 

二人に頼まれたので、

早速、感じた事を言うとしよう。

 

「......二人ともだが、攻撃や攻撃を仕掛けるタイミングがあまりにも正直すぎる。もっとフェイントを入れたりしなければ当たらないぞ」

 

「そっかぁ......しっかしなぁ、あまり良く分からないんだよな。具体的にどうすればいいんだ?」

 

口では説明できないからな。

よし、見せるとしよう

 

「......見せた方が早い。

織斑、ISを展開してくれ」

 

「わかった」

 

今改めて見て思ったが、ISの展開も遅いな

まぁそこら辺は俺もよく分からないからな。

自分でなんとかしてもらうとしよう

 

「よし展開したぞ!」

 

「......では、見せよう。

行くぞ、剣を構えろ」

 

よし、じゃぁやるか

 

「ふっ!!!!」

 

「なぁ!?」

 

おっしゃ上手くいった

 

「なぁなぁ!!今のなんだ!?いきなり剣が消えたぞ!

そしたら右から来てたのに左から攻撃受けたし!なんだあれ!?」

 

簡単な話だ。

右手に構えていた剣を瞬時に格納してから左手に展開し直しただけのことだ。

これを話すと二人は違う反応をした。

 

「おぉ!!すげぇ!!かっけぇ!!

俺にも教えてくれよ!!」

 

織斑はテンション爆上がり

 

「はぁ、輝義一つ言わせてもらうぞ。

今の技はそう簡単にはできるものではないぞ?」

 

箒には呆れられながらそう言われてしまった。

何故だ?解せぬ.......

 

「他にはないのか?」

 

箒に言われたので少し考えてから言った。

 

「......後は、二刀流とかだな」

「二刀流?」

 

「......あぁ、これも見せた方が早い」

 

って事でやって見せたのだが、

 

「うおぉぉぉ!?すげぇ!!輝義すげぇ!!」

 

織斑は喜んでくれているが、

箒には、

 

「あのな?一つ言わせてもらうぞ。

輝義がやって見せたものは普通は出来るものではないぞ?全く、一夏はやる気満々だが、私にはもっと簡単な物を教えてくれ」

 

なんか怒られた。

しかも人外みたいな言い方されたんだけど......

俺は最初から出来たし、織斑先生も更識先輩も当たり前にやってくるもんだから普通だと思ってた。

今考えてみれば比較対象がおかしいな。

あの二人を基準にするのが間違えだったのか。

 

「......すまない、別のを教えるとしよう」

 

「いいや、責めた訳では無いんだ」

 

「輝義!!早く教えてくれよ!」

 

織斑はまだそんなテンション上がってたの?

喜び過ぎじゃない?

 

「......箒に教えてからだ。

少し待っていてくれるか?」

 

「おう!箒、頑張れよ!」

 

「あぁ」

 

さてと教えますかね

だがなぁ何を教えればいいのか......

 

......あれを教えてみるか

 

「......よし、やってみるからとりあえず見ていてくれ」

 

「わかった」

 

よしやるか

 

まずは突っ込んでからの急ブレーキ

次は飛行している最中にスピードの緩急をつけたり

 

「......ふぅ、こんなものか」

 

どうだ?

これならば出来ると思うのだが

 

「それならば出来る筈だ」

 

よっしゃ出来るってよ!

 

今やった技の説明をしてから織斑に教えに行くとしよう。

 

 

 

織斑まさかのブレオンらしい(驚愕)

しかも剣一本しか無いらしい

えぇ......

二刀流とか出来ないじゃないか

そうすると最初に見せたものになる訳だが、

 

「あれ?出てこねぇ?なんでだ?」

 

格納した剣が展開出来なかったり、

 

「いってぇ!?」

 

展開が間に合わなくて俺にやられたり

 

「なんでだ......全然出来ない......」

 

これでは余りにも可哀想なので、

 

「......織斑、とりあえず展開出来るようにしよう

戦闘中に出来るようにするのはその後からだ」

 

「わかった、ありがとな」

 

「......いいや、構わない」

 

 

 

 

そんなこんなで今日は終わりました。

え?箒さん?一人で頑張ってましたが何か?

 

 

 

 

部屋に帰って飯を食べて、

いざ勉強しようとしたが分からない。

ISなんて関係のない人生を送って来たのだから仕方ないのだが、分からないと織斑先生に何をされるか分からない

どうしたものか......

 

 

ん?

そこにおわすは簪様ではありませんか......!

 

「......簪、すまないが勉強で分からない所があるのだが、聞いてもいいか?」

 

「うん、いいよ。

どこが分からないの?」

 

「......ここからなんだが」

 

「ここはね----」

 

 

 

簪に教えて貰ったら分かるようになった。

すごい

 

 

 

 

 




今作での主人公と一夏君は代表決定戦前にISを使ってます。
一夏君は専用機ではないですが

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