ニヤニヤが止まりませんなぁ!
休憩に入った。
ついさっき織斑に連絡を取ったらどうやら向こうは向こうで楽しんでいるらしい。
弾と蘭が来ているらしく三人で周っているようだ。
俺はと言うと一緒に休憩に入ったセシリアと一緒に行動している。
「輝義さん、私料理部の所に行ってみたいですわ」
「……いいぞ」
セシリアの提案に乗って料理部の出し物のところに行く事に。
確かいい嫁になれるようにだとかなんとかをモットーにしているらしく毎年長蛇の列が出来るほどの美味しさを持つ料理を提供している。
まぁセシリアの料理がどんなものなのか分からないがまぁ行ってみるのもいいだろう。
そして料理部がやっている教室にやってくると混雑していた。
お金を払って好きな物を食べられるシステムだったか。種類の数は四十ほどある。
千二百円でこれだけの種類を好きなものが食えると思うと最高だな。
その料理を取って外に出る。
「とても沢山のお料理がありましたわ。どれもこれもとても美味しそうで……早く食べてみたいです」
「……外に出よう。多分日陰があるだろうからそこで食べよう」
「はい!」
と言う事で外に出て日陰を探しながら歩く。
「あそこなんてどうでしょう?」
「……いいぞ」
セシリアが見つけた丁度いい木の陰になっている場所に座って食べ始める。
俺は取り敢えず目についたものを片っ端から取ってきたものだから何がなんだか分からない。
まぁ美味いから気になんないんだけども。
「この肉じゃが……とても美味しいですわ。味は勿論ですが暖かい感じがしますわ」
「……良かったな」
「はい。輝義さんはどれがお好きなのですか?」
「……全部だな。好きか大好きの二択しかない」
「流石ですわ。肉じゃがはお取りになったのですか?」
「……いや、取っていない」
そう、俺は肉じゃがを取り忘れたのだ。
鯖味噌とか西京焼きとかに釣られてしまってそれどころじゃなかった。
「でしたら私のを少し如何ですか?」
セシリアが分けてくれると言ったが申し訳ない。
でも食べたいしなぁ……
それにここで断ったらダメな気がする。
「……一口貰おう」
「はい!」
セシリアは俺がそう答えただけでとても嬉しそうにする。
そこまで嬉しくなるものか?
「……頂きます」
「お待ちください」
取ろうとしたら止められてしまった。
ここに来てお預けとか泣いちゃうぞ?
「私が食べさせて差し上げますわ!」
若干興奮気味にセシリアが言った。
「……いや自分で食えるぞ」
「ダメですか……?」
断ろうとすれば不安そうな顔こちらをみてくる。
その顔は反則ですよセシリアさん……
断れないじゃないですか。
「……頼んでもいいか?」
「勿論ですわ!」
了承すればさっきまでの不安そうな顔は何処へ行ったのか分からないぐらいの満面の笑みを浮かべながら返事をする。そして俺はそれと同時に思った。
俺ってつくづく皆に甘いなぁ……
「はい、あーん」
そしてセシリアは俺に肉じゃがを差し出してくる。
その顔は嬉しそうな、楽しそうな顔をしている。
今更断ることなど出来るはずも無く。
差し出された肉じゃがを食べる。
「……美味いな」
「それは良かったです」
美味い美味い。
これはいくらでも行けちゃうやつだな。
欲を言えば白米が欲しいが此処は我慢するしかない。
「輝義さん」
「……ん?」
セシリアが俺の事を呼ぶ。
なんだろうか?
「もし、私が肉じゃがを作れるようになったら……食べてくれますか……?」
ふむ……それは試行錯誤の実験台になれと言う事だろうか?
いや、ありえないな。純粋な気持ちからだろう。
断る理由など無い。
「……勿論だ。いくらでも食べてやる」
「はい!お願いしますわ!」
そうしてセシリアとの時間は過ぎて行った。
「それでは輝義さんまた後で会いましょう」
「……あぁ。頑張ってくれ」
セシリアを教室に送り届け別れる。
さて、次は箒との約束だな。
待ち合わせをしているからその場所に迎えに行こう。
こんな感じが数話程続くかと思います。
時間がないのであまり字数はありませんが……
感想、評価等くださいな。