ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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ちかれた……




104話目

 

 

箒の次はラウラ。

今現在俺はラウラと手を繋いで歩いている。

ラウラの場合は背が小さいし迷子になったら大変だからだ。

いくら銀髪とはいえこの人混みではラウラは紛れてしまってわからないだろう。

と言う事でどうするかと悩んで肩車なんてスカートだから出来ない。

まぁ本人は喜んで肩車してくれって言って来そうだけど。

 

「おー!こんなものまであるのか!」

 

「……楽しいか?」

 

「あぁ!軍に居た時は見た事がないようなものばかりだ!」

 

ラウラは興奮気味に飛び跳ねてあっちへこっちへ視線を彷徨わせてる。

そんなラウラを見て何となく子供を持った親の気持ちになりながら歩く。

 

ラウラは本当にいろんなものに興味を持ってあれを見てこれを見て。あっちへ行ってこっちへ行って。

 

「おぉ!凄いな!これがジャパニーズブシドウというものか!」

 

今は剣道部の展示を見て興奮している。

 

「嫁の戦い方とは随分と違うのだな」

 

「……まぁ俺のは我流もいいところだからな。まともな型を習ったわけじゃなくていかに速く鋭く剣を振るえるかという感じだ。本当の剣道は今見ているものが正しい」

 

「そうなのか」

 

「……あぁ。もしやってみたいなら剣道部に来るか箒に頼むといい」

 

「剣道部は分かるが箒というのはどういう事だ?」

 

「……あいつは剣道をやっているからな」

 

「そうなのか。初めて知ったぞ」

 

そう言うとラウラは黙って何かを考えているような顔付きになる。

何を考えているのか分からないが。

 

「嫁よ」

 

「……ん?」

 

ふと名前を呼ばれてラウラを見ると、

 

「確かに箒や剣道部も凄いんだろう。でも私はな?」

 

「……あぁ」

 

「嫁の剣が一番大好きだぞ、強いのは勿論だが誰かを守りたいって意思が凄く伝わって来るからな」

 

こいつはどうしてこう言う恥ずかしいと思ってしまうような事を言えるんだろうか。

少なくとも俺の顔は赤くなっている。

今日は顔が赤くなってばかりだな……

 

「……そうか」

 

そして俺は短く答えただけだった。

と言うかそれしか答える事が出来なかった。

いつも思うがラウラってば純粋過ぎるんじゃなかろうか?

 

 

 

それから腹が減ったとラウラが言い始めたのでたこ焼きと焼きそばを買って一緒に食べた。

その時のラウラときたらモキュモキュと言う擬音が聞こえて来るようだった。

ラウラはいい子。

 

 

その後は取り敢えずラウラを教室まで送り届けた。

まぁその帰りの道も行きとは別のルートだったからラウラの視線はあっちへこっちへと彷徨っていた。

偶にヤベー奴、具体的にはロリコンを見るような目で見て来る奴が居たが。

 

俺は断じてロリコンではない。ロリコンではない。

大事な事だから二回言わせてもらった。

 

 

 

………………俺はロリコンじゃないよな?

 

 

 

 






たったこれだけを書くのに時間が掛かってしまった……
最近は忙しいもんですから書く時間が無いんです。許してくだせぇ……


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