ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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期間が遅れてしまい申し訳ありません。



106話目

 

取り敢えずシャルロットと一緒に教室に戻ると、俺が休憩に入る前以上に列が長くなっていた。

その列の人だかりを謝りながら通させてもらう。

 

「……今戻った」

 

「お、輝義とシャルロット!戻って来てすぐで悪いんだけど今すぐに手伝ってくれ!」

 

「うん!」

 

「……分かった」

 

そう言いながら先程の死んでいた織斑とは違いイキイキとしながら仕事をこなしていく織斑。

言われた通り即座に応援に入る。

まぁなんとなく予想していたとは言え、織斑に集中していた指名は俺と織斑の二分割になる。

圧倒的に多いのは金を払ってまで記念撮影を一緒にしたいと言う人だ。

流石に束さんみたいな人は居ないが。

パシャパシャとどんどん撮って現像していく。

 

ついでに言えばサインを求められる事も多い。

サインの書き方なんて知らないから普通に名前を書く事しか出来ないんだが。そんなもんどうすんのさ?

 

するとそこにスコールさん達が。

 

「こんにちは輝義君」

 

「……こんにちは。回って見てどうでしたか?」

 

「そうね、どのクラスの出し物もとっても凝っていてとっても楽しかったわ」

 

「……それは良かったです。それではお席にご案内いたします。こちらへどうぞ」

 

3人を空いている席に案内する。

 

「あぁ、輝義君、これ知ってる?」

 

座ったスコールさんから見せられたのは一枚の紙。

マドカは既にメニューを開いている。

 

「輝義、お前も大変なんだな」

 

何故かオータムさんは憐れみの目線。

どういう事か分からず、差し出された紙を見てみると、

 

 

『ーーーシンデレラ 灰被り姫 戦場を駆ける戦乙女達ーーー』

 

『ーーーーーー上記の演目を体育館にて公演致します。尚、一般参加型となっておりますが人数の関係上受け付けを終了させて頂きました。誠に申し訳ございませんがご了承下さい。 IS学園生徒会

 

なんだこれ?なんだこれ!?

俺なんも聞いてないんだけど?

あ…そういえば朝の開会式でそんな事を言っていたような……?

 

いや、それよりも物凄く物騒な題名なのが気になるんだが。

なんだ戦場を駆ける戦乙女達って。ものすっごく物騒なんですけど。

 

「その顔じゃ知らなかったようね」

 

「……今初めて聞きました」

 

「ま、頑張ってとしか言えないわね」

 

「輝義、その、強く生きろよ」

 

オータムさん?その態度はなんなんですか?何が起こるのか分からなくて怖いから止めて欲しいんですけど。

 

「もう注文していいか?」

 

……マドカはマイペースなんだね。

 

 

 

 

注文を受けた後、さてどうするかと考えてみる。

大方、これを仕組んだりしたのは楯無さんだろう。そうなってくると断ることが難しくなってくる。

なにせ普段からお世話になっているし色々と面倒を見てもらっているのも事実。

それで断るとなるとなぁ……

しかし練習も何もしていないのにどうするんだろうか?

あれか?周りに生えている木の役とか?裏方で力仕事というのもあり得そうだ。

そんな目立つようなことではなさそうだし、まぁやっても大丈夫だろ。

 

 

 

 

そして再び休憩時間がやって来た。

本音と一緒に周ってから、その後は特にやることが決まっていない。だって皆と一緒に殆ど周ったし。

 

「てるてる〜、いこ〜」

 

「……ん」

 

本音に手を引かれながらあちこちを見て周る。

と言っても殆ど食い物系なんだけど。

 

「うま〜」

 

今だって幸せそうな顔でアイスを食べている。

さっきから見ているが、よく食べるなぁ

綿アメ、リンゴ飴、アイス、パフェと言った菓子類から始まり、普通に焼きそばやらたこ焼き、たい焼き、あんず飴、アメリカンドッグ、イカ焼きetc……

他にも色々と食いまくっているが衰える事がない。

もしかしたら普段の俺の食事量よりも遥かに多く食べっているんじゃなかろうか?

しかしラインナップが屋台なんだよなぁ。

いや、普通にパスタとか色々売ってんだけども何故かこいつはこういうのばっかり選んで食っている。

よく太らないな……

 

「てるてる、変なこと考えた〜?」

 

「……何も」

 

「あれ〜?」

 

こっわ!?何!?こっわ!?

これからは下手なこと考えんのやめよ……

 

 

 

 

「てるてるは今日の文化祭楽しい〜?」

 

唐突に、本当に何の前触れもなくそんな事を聞いてきた。

 

「……急にどうした」

 

「ん〜……何と無くかなぁ?」

 

何と無くか……

まぁ本音らしいっちゃらしいいんだけど。

 

「それでどうなの〜?」

 

「……まぁ楽しいな」

 

「どんな風に〜?」

 

「……今までの、中学までのこう言った行事っていうのは俺にとってはなんて事なかったんだ。周りがただただ騒いでいるだけ。友人なんて一人もいなかったからな。でも今は本音が居て、箒もセシリアもシャルロットもラウラも簪も楯無さんも虚さんも織斑も居る。最高に楽しいな」

 

俺がそう言い切ると普段は細めていて空いているのかどうかすらも分からない目を開けて俺の目をじっと見てくる。

数秒見ると、何時ものフニャっとしている表情に戻って言った。

 

「てるてる良かったね」

 

「……あぁ」

 

そして俺の手を握ってまた食い物巡りを始めたのであった。

 

 




今回はここまで。
次回かその次にシンデレラ編を開始出来ればな、と思っています。


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