ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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114話目

 

 

 

なんだかんだで既にキャノンボールファスト前日になってしまった。

しかし今日は前日という事もあって訓練は休みだ。身体や機体の調整をする為や、連日の訓練の疲れを癒す為と言うのもある。疲れが溜まっている状態では自分の一番の実力を出すことは出来ないからな。

 

取り敢えず俺は虚さんの下に足を運んでいた。

毎日の訓練の整備に加え今日は機体の調整と整備を行ってくれている。

 

「……今日もありがとうございます」

 

「気にしないで。私がやりたくてやってることだから」

 

お礼を言うと笑いながらそう返された。

 

「……何かお礼をしたいんですが」

 

「え?別にいいのよ?」

 

「……いえ、普段からお世話になりっぱなしですから」

 

「って言われてもね……特に何も無いかなぁ」

 

「……そこを何とか」

 

「うーん……取り敢えず今は保留って事でいい?今度思い付いたら、って事で」

 

「……構いませんよ。何時でも行ってください。飛んでいきますから」

 

「ありがとう」

 

と話しながらも手を止めることはない。

それから整備と調整が終わるまで傍で見ていた。詳しくは分からないがやはり誰よりも正確で早い仕事だと思う。

 

 

 

 

 

「……よし、これで終わり、っと」

 

「……ありがとうございました」

 

「うん。それじゃ夕飯食べに行きましょうか」

 

「……はい」

 

作業が終わり二人で食堂に向かう事になり食事を摂って別れた。

その後は明日が早いという事もあって風呂に入って早めに寝てしまった。

準備と言ってもイージスの整備と調整しかなかったがそれも先程虚さんがやってくれたから俺が実際にやる事なんて無い。

 

という事で早めにベッドに入って寝てしまった。

 

 

 

 

 

朝、普段起きる六時よりも二時間早い四時に起きる。

確か開会式が八時だったはずだ。四時間の間でエントリーやらなんやらを済ませなければならない。

 

エントリーの締め切りが確か開会式の一時間半前までだった筈だ。

取り敢えず朝飯を食って制服に着替える。

こういう式典とかの時ってなんで制服を着なきゃいけないんだろうね。

この時期は特に暑いのに。一応夏服だけどそれでも暑いもんは暑い。

 

今日は織斑先生と山田先生が引率で再び俺は織斑先生の運転で専用改造車で会場である場所に向かう。

と言っても後部座席に乗って胡坐をかいて座っているだけだ。

 

「大河、会場まで暫くかかるから寝ていろ。朝も早かったからな」

 

「……すいません。お言葉に甘えさせてもらいます」

 

窓の外を眺めていると織斑先生に寝ていろと言われてしまった。

でも正直これは有難い。結構睡魔が襲ってきているもんだから辛かったのだ。

 

取り敢えず会場に着くまでは寝ていよう。

織斑先生が許可してくれた事だし。

そして目を瞑る。すると数分で寝てしまった。

 

 






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