ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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118話目

 

スタートしてからまだ十数秒。

それだけの時間で会場は大盛り上がりだった。

 

 

 

決められたコース内で決められたルールはあれど武装を使っての妨害は認められている。

 

それがこのキャノンボールファストと言う大会だった。そうなれば皆は色んな手段を使ってくるわけで。それでおのずと狙われてくる人間も決まってくるわけで。

 

それは先頭集団に狙いが絞られている。

特に俺なんかはアホなんじゃないかと思うぐらいの弾幕にさらされている。

 

「なんで俺ばっかり狙うんだ!?」

 

「そりゃあんたが一番厄介だからに決まってんでしょ!」

 

俺が悲鳴を上げれば鈴が当然だと言い返して来た。

そんな馬鹿な!?俺ってそこまでなの!?

 

「それにしても狙いすぎじゃないのか!?」

 

「普通よ普通!一番やばい奴を先にやるのは戦いの常道でしょ!」

 

「申し訳ありません輝義さん!」

 

謝りながらも正確な射撃で狙ってくるセシリア。

今思ったがこのレースって射撃できる武器を持っている奴の方が明らかに有利だろ!

こんなん近接武器しか持ってない俺と織斑は明らかに不利。

 

 

と言うかもう先輩二人も完全に俺をターゲットにしているんですが。

ふと周りを見てみるとシャルロットは皆から離されていた。

 

「……シャルロット、大丈夫か?」

 

何かあったのかと心配してプライベートチャンネルで連絡を取ってみた。

 

「うん、大丈夫だよ?どうかした?」

 

「……いや、随分と離されているから何かあったのかと」

 

「あぁ、それが僕の機体って第二世代でしょ?だから皆と速度差が離れているから置いてかれちゃったんだ。なんとなく分かっていた事だけどね」

 

「……そうか」

 

「だから気にしなくて大丈夫だよ?心配してくれてありがとう」

 

「……そうか」

 

「うん。遊覧飛行って訳じゃないけどそんな感じで楽しむから大丈夫だよ」

 

「……分かった。無理はするなよ」

 

「あはは。輝義は心配性だなぁ」

 

と、シャルロットは笑っていた。

本人が大丈夫と言うのなら大丈夫なんだろうが心配しておいて損をする事は無いと思う。

 

しかしそうして会話している間もどんどんレースは進んでいく。

巨大なアリーナとはいってもISの飛行速度からすれば大した距離ではない。

なのでコース自体は曲がったり上がったり下がったりと様々だ。

 

その中で戦いながらゴールを目指すという感じだ。

 

 

 

 

 

今の順位を見てみよう。

まず俺が先頭、そのすぐ後ろに鈴とセシリアと先輩一人。

それに続いて織斑、先輩が一人。そのまた後ろにラウラ、簪、箒。

更に後ろにシャルロット。

 

織斑は先輩と戦っている。

その先輩も流石と言うべきだろうか、強くなっている織斑相手に互角の勝負をしている。いや、それどころか若干押しているのは気のせいではないだろう。

 

セシリアと鈴は、先輩と一緒に俺に対して空気砲?やらビームやら実弾やらをバカスカ撃ってくる。

俺はそれを全て斬り落としたり避けたりで防ぐ。展開装甲は全て直角に曲がったりすることがある為に飛行制御に回している。

一回二回ぐらいなら自力で何とでもなるがそれ以上になって来ると戦いながらと言うのもあって難しい。それが複数の相手となれば尚更。

 

ラウラは機体に積まれている武装の重さの影響もあってか速度は遅い。

箒は機体自体に乗り始めたのが遅く、本人の操縦技術というものもあるからか遅れ気味だ。

簪はラウラと箒の戦いがあって思うように前に進めていない。ラウラが上手く足止めをしているからだろう。

 

シャルロットは先程の会話通り。

なんかよく分からないが応援されてそれに笑顔で手を振って答えている。

そして振られた手に喜んでいる観客たち。

 

 

 

 

取り敢えず俺の現状はと言うと、

 

「待ちなさい!」

 

「輝義さんは何時も私から逃げますのね!」

 

「一年坊主!くたばれぇ!」

 

「おぉぉぉぉ!!??」

 

追いかけられていました。

金髪の先輩はドカドカ撃ってきながらものすげぇ顔で追っかけて来る。

三人ともそりゃもう撃ってくる。

俺は近接武器しかないから何もできない。いや、射撃武器が無いわけではないが今回は使えない。

 

とは言っていられないのがこの試合。

何とかして手を考えながらコースを進んでいく。

 

 

 





中途半端だけど許して!!
直ぐに投稿するから!



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