ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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17話目

 

鈴と会った翌日。

教室でセシリアと箒、織斑と喋っていると教室のドアが勢いよく開かれた。

何事かとそちらを見ると、ドドーン!みたいな効果音が聞こえて来そうな登場をした鈴がいた。

お前......そんな事したら間違いなく織斑先生に怒られるぞ?

 

「織斑一夏ってこのクラスにいる!?」

 

「り、鈴!?なんだいきなり!?」

 

「いたわね!今度のクラス代表トーナメントの事で来たのよ!」

 

「ど、どういう事だよ?」

 

「二組のクラスの代表私に変わったから!」

 

「まじかよ!?」

 

「まじよ!それで宣戦布告しに来たって訳よ!精々私に当たるまで負けるんじゃないわよ!」

 

鈴が胸を張って言い放った。

しかし織斑はドヤ顔している鈴を放って席に着いた。

他の皆も席に座っている。

俺も座っている。

何故かというと、鈴の後ろにいるあのお方が理由だ。

 

「おい」

 

「ひゃい!?千冬さん!?」

 

恐ろしい雰囲気を纏いながらドスの効いた声で話しかけられた鈴は怯えた声で返事をした。

 

「織斑先生だ馬鹿者。HRがあと、一分程で始まるというのにいい度胸だな」

 

「すいませぇん!今すぐに戻りまぁす!」

 

すごい速さで戻って行った......

人ってあんなに速く動けるものなんだな。

 

 

 

午前中の授業が終わってから皆(と言っても俺、織斑、セシリア、箒、簪の五人だが)で食堂に昼飯を食べに来た。

ちなみに楯無さんも誘ったのだが、仕事が終わってないとかで悲鳴を上げながら断られた。Good luck

 

入り口に来たら、鈴が待ち構えていた。

 

「待ってたわよ一夏!」

 

「鈴、そこにいたら皆の邪魔になるだろ?

先に席取って待っててくれ」

 

「う......分かったわよ......」

 

織斑に注意されてシュンとしながら席を取りに行った。

 

 

皆食べたいものを頼んで鈴が取ってくれた席に向かう。

 

「こっちよ!」

 

こちらに手を振りながら場所を教えてくれる。

ここの食堂広すぎるんだよなぁ......

 

「すまねぇ待たせたな鈴」

 

「別にいいわよ。あ、でもラーメン頼んだから先に食べちゃってるわよ」

 

「全然構わねぇよ。ラーメンのびたらまずいしな」

 

ちなみに俺は日替わり定食特特特盛り。

ここの食堂品揃え半端ないんだよな。

晩飯は何を食おうか?

 

「昨日ぶりね輝義」

 

なんかいきなり話しかけられた。

......いきなりではないな

 

「あれ?鈴と輝義知り合いなのか?」

 

「ん?昨日学園で迷ってたとこを助けて貰ったのよ。

事務室と正反対の方に行っちゃったのよ」

 

「え?事務室と正反対ってめっちゃ距離あるじゃねぇか。

どうやって助けて貰ったんだよ?」

 

「抱えて事務室まで運んでもらったのよ」

 

「まじかよ!?」

 

「まじよ。しかもとんでもない速さで走りながらね」

 

......あまりバラさないでください。

鈴が抱えて運んでもらったって言うところから、

セシリアと簪の視線がすごいんだよ......

不満で仕方がないって顔しながら見てくる。

どうしろと?

 

「確かに輝義凄いからな」

 

「私もびっくりなんてもんじゃないわよ。

ジェットコースターかと思ったわ」

 

「んん!一夏?彼女は誰だ?」

 

織斑と鈴が話していると箒が不満ですって顔で織斑に質問をした。

 

「ん?あぁそういや皆に紹介してなかったな。

セカンド幼馴染の鈴だ」

 

「鳳 鈴音よ、鈴でいいわ。よろしくね」

 

各々が自己紹介をした。

織斑にセカンド幼馴染と言われた時少し不満そうな顔をしたがすぐに元の顔に戻った。

 

「セカンド幼馴染?どういう事だ?」

 

「あー箒が転校した後に鈴が入れ違いで転入してきたんだよ。

中二の時に中国に帰っちまったけどな」

 

「ほう、そうだったのか。まぁよろしく頼む」

 

「えぇ、よろしくね」

 

そんな感じで、昼休みが過ぎて行った。

 

 

織斑達と別れてから。

セシリアと簪からの追求が始まった。

 

「さて、少しお話を聞かせて頂きたいのですが?」

 

「私も聞きたい」

 

「...............はい」

 

顔は笑ってるけど目が笑ってないんだよなぁ......

てか、なんで怒ってんの?

 

「鈴さんを抱えて走ったという事ですがどういう事でしょうか?」

 

「......事務室に行こうとしていた鈴を見つけたのですが、迷子になっていました。待ち合わせの時間に遅れそうだったから抱えて走りました」

 

怖くて思わず敬語になってしまった。

しかもおかしい敬語で。

 

「どのように抱えたのですか?」

 

「......こう、脇に抱えるようにです」

 

「お姫様抱っこしたわけではないと?」

 

「......はい」

 

こうして追求は終わっていった。

.........何故か二人をお姫様抱っこすることになったけど。

まぁ二人とも凄い嬉しそうだったからいいけど

 

 

 

 




IS学園の施設内容

アリーナ十個以上
ISの整備室
ISの装備開発製造室
校舎
馬鹿でかい保健室
体育館
食堂

購買(めっちゃでかい)
スーパー(品揃え半端ない)
モノレールの駅
片側三車線の橋
他多数


IS学園の施設内容を書かせていただきました。
いやー......クソ広いな



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