行くぜ宇宙の果てまで!(今回の投稿話とは全く関係ありません)
FGOのブラダマンテの宝具、お尻やば過ぎません?
本日は二組を交えたIS実習。
皆でアリーナに整列をして待っていると、
我らが織斑先生のご登場。しかもパイロットスーツで。
「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」」」」」
「ち、千冬様の生パイロットスーツよ!!!!」
「あぁ......もう私死んでもいいわ......」
「ヤバイわ!もうあれだけでご飯十杯はいけるわ!」
だから皆おかしいって。
織斑なんか、最前列だから直撃受けていい笑顔のまま気絶してるよ?
え?そもそもなんで織斑先生パイロットスーツ着てんの?
今日の朝練ないからなんでだろうと思っていた答えか?
これから俺、皆の前でボコボコにされんの?
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!???」
何処からともなくまた悲鳴が。
悲鳴?なんで?
山田先生でした。
えぇ......?あの人なんでこっちに落ちてきてんの......?
「はぁ......大河、山田先生を傷一つなく止めてみせろ」
体が条件反射をしてしまう。
朝練で調教されてるからね。逆らえないんだよね。
「......はい」
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!?どいてくださぁぁぁぁぁぁい!」
ゴフッ!?
衝撃と共に物凄い感触がぁぁぁぁぁ!?
な、なんなのだこれは......?
凄すぎる......
はっ!?止まらなければ!
壁と山田先生にサンドイッチされちゃう!
うぉぉぉぉ!?
......止まった?良かった。
「ひゃっ!?あ、あの大河くん?」
「......はい?」
手にはヤバイ爆弾が一つづ乗っかっている。
うぉぁぁぁぁ!?
現行犯じゃん!?言い逃れ出来ない!
周りからの視線が凄い。特にセシリアが凄い。もう殺されんじゃないかってぐらい睨まれてる......
違う、不可抗力なんだ!俺は悪くない!
......おい織斑。うらやましそうに見てんなよ。助けろよ!
そうじゃなくて!?
「えっとそのぉ......胸から手を離していただけると......あっ!別に嫌というわけじゃないんですよ!?ほら、皆の前ですし......二人きりなら......」
両手を離そうとしたら山田先生がなんか言い始めた。
山田先生......
こんな時にそんな事言ったら......
頭に何かを突き付けられた!
後ろからセシリアの声が!?
「ふふふふふふふ、二人きりなら何がいいんですか?何をするのでしょう?とぉぉぉぉっても気になりますわ?良ければお聞かせ願いたいのですが?」
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!?
まじで殺される五秒前!?略してMK5!!!
違う違う違う!?
そうじゃなくて!
すぐさま手を離してセシリアに土下座をした。
「申し訳ありませんでした。
この様な事が二度と起こらない様に致しますので、どうか、何卒お許しください」
自分でも驚くほどスラスラと言葉が出てきた。
しょうがないじゃん?だって今のセシリアめちゃくちゃ怖くてしょうがないんだよ!?
織斑先生にも負けてない!
「そもそも人前で女性の胸を揉むとは何事ですか?
紳士として最低ですわ」
「......はい、仰る通りです」
全く言い返せない......
「それになぜ山田先生なのですか!私ではダメなのですか!?」
待って話がずれてる。
山田先生を見てもまだトリップ中だし......
「オルコット」
「はい!」
織斑先生に呼ばれ返事をするセシリア。
良かった!これで逃げられる!
「そいつに関してはいくらでもやって構わん。
ただし、今は授業中だ。後にしろ」
「はい、分かりましたわ。
輝義さん?逃げないでくださいね?」
「......はい」
逃げ道は全て無くなった......
世界は残酷だ......
「さて、本日の授業だが。大河、前に出てこい」
「......はい」
呼ばれたので前に出る。
しかしなんだろうか?
何も聞いていないし......
あれ?前にもこんな事あったような......?
嫌な予感がする......
「最初に私対山田先生大河ペアの模擬戦を見てもらう」
嫌な予感的中。
皆の前でボコボコにされろという事ですね。分かります。
セシリアさん俺をそんな目で見ないで。
これは俺のせいじゃない。
「では早速始める。しっかり見ておく様に。
山田先生、いつまでやっている気ですか?戻ってきてください!」
「はいっ!?わ、私ったら何を......!?」
山田先生まだトリップしてたんですね......
さぁいよいよ始まる。
「お、大河君?よろしくお願いしますね?」
「......はい」
「では行きましょうか!
頑張って織斑先生を倒しましょう!」
今思うけど本当に年上?
事前の話し合いで俺が前衛を、山田先生が後衛を担当する事に。
俺は接近戦が得意だし(そもそも銃火器を持っていない)、山田先生は射撃が得意との事。
「よし、では行くぞ。そちらから始めて構わん」
しかしいつも通りいかない。
朝練と同様に隙はないし、何より今回初めて誰かとタッグを組むのだ。いつもと同じに動くと間違いなく大変な事になる。
どうしたものか......
すると山田先生からプライベートチャンネルで通信が。
「大河くん、今回は初めてなので難しい事は無しで行きましょう。取り敢えず私に織斑先生を近づけさせないでください。それと可能な限りでいいので織斑先生に私の方へ背中を向けさせてください」
「......分かりました」
「来ないのか?ならばこちらから行くぞ!」
来たっ!!!
狙いは俺だと思っていたら、素通りして山田先生の方へ。
くそっ最初から山田先生に向かわせちまった!
山田先生は逃げながら射撃を行うが、やられるのは時間の問題。なんとかして山田先生から離さなければ!
ドンッ!!!
瞬時加速で無理矢理間に割り込む。
「ほぅ、よく間に合ったな」
「......いえ、ギリギリですよ」
「どちらでもいいさ。割り込んできたんだ、お前から最初に片付けてやるとしよう」
織斑先生がそう言った瞬間に斬りかかってきた。
やっぱり一撃一撃が俺と比べて遥かに速いし重い!
ダダダダダダダ!!!!!!
後ろから銃声が鳴る。
山田先生が合間を見つけて援護射撃をしてくれた様だ。
しかもめちゃくちゃ精度がいい。
正直俺と織斑先生の距離を考えると誤射も仕方ないが、こちらには一発も当たらなかった。
山田先生、いつもはオドオドしたりホワホワしているが今は人が変わった様になっている。顔つきも全然違うし、纏っている雰囲気も全く違う。
驚いていると、
「何を驚いている?あぁ見えて山田先生は元日本代表候補生だぞ?腕は確かだ。」
あの山田先生が元日本代表候補生だった。
驚きだ。人は見かけによらないとはこの事か。
しかも織斑先生が認める腕とはなんとも心強い!
「大河くん、援護は任せてください!」
「......はい!」
俺が織斑先生と斬り合う。
その合間を縫って山田先生が援護射撃をする。
そんな感じで戦ったがやはり織斑先生には敵わなかった。
一瞬の隙を取られ、山田先生を撃破されてしまった。
それを見て動揺した俺もやはりやられてしまった。
模擬戦後、山田先生から、
「初めてタッグを組んだのにあそこまで動けるなんて凄いです!最初に指示した通り何度か織斑先生に背中を向けさせてくれましたし」
すっごい褒められた!
俺嬉しい!
その後の授業はスムーズに進んだ。
「輝義さん?先程の授業の件、しっかり説明して頂きますわ」
「私も聞きたい。話して」
「......はい」
「そんなに胸の大きい女性が好きなのですか!?私では不満だと!?」
昼休みに俺はセシリアと簪に物凄い追求を受けた。
途中から話変わってきてたけど。
そのことを指摘できるほど俺の心は強くなかった。
それ以外はとても平和だった。
山田先生いいよね!
あんな先生が良かった......