ブラダマンテ出せなかった......
次こそは新鯖をなんとしても引いてみせる......!
本日は特に何が起こるでもなく放課後を迎えた。
何かあるとすれば放課後の練習に織斑達が参加している事だろう。
今現在、俺と織斑は楯無さんと三人で模擬戦をやっている。
セシリアは射撃時にビームをグニャグニャ曲げる練習を。
名前なんて言うんだっけ?忘れた。
というかあのビーム曲げられるのか。驚きだ。
箒はISを借りれなかったので何故か付いてきた布仏と一緒に見学中。
鈴はクラス対抗トーナメントが終わるまでは別々に練習する事にした。どうやら織斑がどこまでやれるのか見てみたいらしい。楽しみは取って置くタイプか。
簪は整備室だがなんだかに篭って何やら作業中。
「ほらほら一夏君!?動きが遅いわ!もっと早く!相手の不意を突くようにしなきゃ格上どころか同格の相手にすら勝てないわよ!」
織斑は楯無さんにメッタメタにされて、
アリーナの地面に寝っ転がってぐったりしている。
俺はというと、
「オラァ!!!」
「なんか最近また強くなってきてない!?おねーさんそろそろ抜かれそうで怖いんだけど!」
「......何言ってるんですか。そんなに余裕で話しながら反撃してきているのに」
「あら、嘘じゃないわよ?元々身体能力とかは完全に私が負けているんだもの。優っているとすればISの操縦技術とか戦う能力ぐらいよ。それがここ最近どんどん差を縮めてきているんだもん。抜かれるのも本当に時間の問題よ?」
「......それでもまだ自分は楯無さんには一度も勝てていません。それに一度勝ったぐらいじゃ偶々で片付けられますから」
「相変わらずねー。ま、いいわ。そのうちよそのうち」
未だ楯無さんには勝てず。
悔しいなぁ......
「......セシリア、練習はどうだ?」
「......やはり曲がりませんわ」
相当悔しいのか手を握って俯いている。
「......大丈夫だ。セシリアならば出来るさ。
いつか必ずな」
「......はい!私頑張りますわ」
おぉう......
一言励ましただけでこんなに喜ぶのか......
やっぱりわんわんだよ。尻尾と耳があるように見えるのは俺だけ?
今日は学校も休みだし朝練も放課後の練習もない。
特にやることもないので部屋でゴロゴロしていると、誰かが扉を叩いた。
「更識、部屋替えだ。今すぐ荷物を纏めろ」
織斑先生だった。
今日は休みだからか、ジャージ姿ですね。
しかし部屋替えか......
かなり急だな。
簪も、
「えっ?でもまだ先になるはずじゃ?」
確かにもう少し先になると聞いていたので、驚きだ。
「男女を同じ部屋に入れて置くのはまずいとの事でな。
急遽決定した」
そりゃそうだよな。
慣れたけどこの状況、普通じゃねぇもんな。
「......そうですか」
「すまんな」
簪は悲しそうにしている。
「......簪」
「何?」
「......いつでも部屋に来ていいぞ。
だからあまり悲しそうにするな」
簪は一瞬ポカンとした表情になったが、
すぐに嬉しそうに、返事をした。
「うん!」
よし、これで大丈夫。
......あ、そうだ、織斑先生に一つ頼みたい事があったんだ。
「......織斑先生、一ついいですか?」
「ん?なんだ、言ってみろ」
「......サイズの大きいベッドにしてもらう事は出来ないでしょうか?」
「どういう事だ?」
「......それが、横になると足が飛び出てしまいまして」
実際に寝っ転がって見せてみる。
「......確かに出ているな」
「......はい。ですからどうにかならないかと思いまして」
「よし、分かった。明日には特大サイズが届くようにしよう」
「......ありがとうございます」
やったぜ!
これで足元スースーから抜け出せる!
しかし別に自分がちゃんとベッドに収まれれば、いいからそこまで大きくなくても......
しかし大きい分には特に困らなさそうだからまぁいいか。
簪も荷物を纏め終わったからな。
見送るとしよう。
つっても寮内の引越しだからいつでも会えるんだけど。
翌日。
織斑先生は約束通りに特大サイズのベッドを注文してくれたらしく、しっかり届いた。
しっかし......
デカすぎませんかね?
部屋の端から端まで占めてるんですけど。
縦も大きければ横も大きくなるのは必然な訳で。
部屋の半分を占める結果になってしまった。
いやぁ、投稿でけた。
明日は出来ないかもしれないので。
そこんところよろしくお願いします。
セシリアのビーム曲げるやつなんで主人公が忘れたかというと、作者が忘れたから。
申し訳ねぇ......
次回あたり思い出したら書きます。