ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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投下ぁぁぁぁぁ!!!
ヒューン!!!
ドォーン!!!

ごめんなさい。
全く関係ないです。
だってシリアス長すぎるんだもん。
ふざけたくなるもんです。
会議中にふざけたくなるようなもんです。
......あ、ならない?そっすか......


26話目

 

 

ーーーー side セシリア ーーーー

 

 

朝、輝義さんのところへ行くとまだ眠っていました。

朝行ったら起きていたなんて事はなく静かに眠っています。

どうか早く目を覚ましてくださいな。

 

 

 

授業中に慌ただしい足音が聞こえて来ます。

何事かと思っていると、教室のドアが勢い良く開かれました。

あのドア、自動なのですが......

壊れてないでしょうか?

 

誰かと思い見てみると看護婦さんでした。

私の、いえ私達の頭に最悪の予想がよぎります。

しかしそんな予想は裏切られました。

 

「はぁ、はぁ、大河くんが目を覚ましました!!!!」

 

看護婦さんが一瞬何を仰っているのか分かりませんでした。

クラスの皆さんも、織斑先生も山田先生も言われた事が分からないという表情です。

 

 

だんだんと言葉の意味が分かってきました。

 

私を含めて織斑先生も山田先生も一夏さんも箒さんも病室に向かって走り出しました。

 

 

 

「輝義さん!!!」

 

病室に着くとベッドの上で起きて先生から質問を受けていました。

 

「異常無しと......皆さん、どうぞ」

 

私達に気づいた先生が場所を譲ってくれた。

 

「......どうした?俺が何かあったのか?」

 

その声を聞いた瞬間に涙が出て止まりませんでした。

皆さんも泣き出してしまいました。

 

「な、なんで皆泣く!?」

 

輝義さんは何故私達が泣いているのか分からず、オロオロするばかり。

織斑先生が事情を説明しました。

 

「大河、アリーナで起きた事は覚えているか?」

 

「......はい」

 

「あのあと何が起きたかは?」

 

「......織斑達に運ばれた所までは覚えています」

 

 

 

「そうか......あれから二週間が経っている。お前は二週間も目を覚まさなかったんだ。」

 

「......それは」

 

輝義さんもかなり驚いているようで言葉が続きませんでした。

そして何故私達が泣いているのか分かったようで、こちらに頭を下げました。

 

「......皆、心配を掛けたようだ。本当に申し訳ない」

 

「何故あなたが謝るのですか?あなたは私達を学園を守るために戦って傷ついて倒れたのです。賞賛され、誇る事はあれど、謝罪する理由は一つもありませんわ」

 

 

 

こうして本当の意味で私達にとって学園襲撃事件は幕を下ろしました。まだ犯人は分かっていませんが、私達にはこれでもういいのですから。

 

 

 

ーーーー side out ーーーー

 

 

 

 

また夢を見た。

皆が俺を呼んでいた。

織斑もセシリアも簪も箒も鈴も楯無さんも織斑先生も山田先生も。

皆が俺を呼んでいた。

 

何故だかはわからない。だけど今ここで立ち上がらなければならない気がした。

 

目を開けると久しぶりに見た光が飛び込んできた。

とても眩しい。だけど物凄く懐かしくていつも以上に暖かく感じた。

 

身体を起こそうとするが上手く力が入らない。

そもそも此処はどこだろうか?

自分の部屋でもない。

此処は病室か?

でもなんで病室に?

 

 

......思い出した。

アリーナで俺は無人機と四対一で戦ったんだっけか。

それで織斑達が来て最後の一機を皆が倒して、運ばれた事までしか思い出せない。

 

誰かを呼ぼうにも、声が上手く出せない。

周りを見るとナースコールがあったのでそれを押す。

誰でもいいから来てくれ。今の状況を教えてくれ。

 

 

 

「はーい何ですかー?.........えっ?」

 

俺を見るなりぽかんとしてしまった。

俺何かしたか?

 

「あ、え、大河くん?」

 

声が上手く出せないので頷く。

すると、

 

「せ、せせせ、せ、先生!!!」

 

何故そんなに驚くのだろうか?

奥から声が聞こえる。

 

「何かあった?」

 

「何かあったじゃないです!大河くんが目を覚ましました!!!!」

 

やらなんやら聞こえるがドタバタしててよく聞こえない。

首を傾げていると医師と思わしき女性が慌てて走ってきた。

 

「大河くん?今自分の状況が分かる?」

 

なんとか声を出そうとするが、出ない。

 

「ゆっくり、落ち着いてでいいからね」

 

「......は、い」

 

「分かったわ。とりあえず説明よりも体に異常が無いか調べるわね」

 

聴診器やら何やらで色々やって。

 

「じゃぁ質問するわね。耳はちゃんと聞こえる?」

 

「......はい」

 

「目はちゃんと見える?ぼやけていたり白く見えるとか無い?何かあったら言ってね?」

 

「......見えます。ぼやけてもいませんし白くもなっていません」

 

「異常なしと......」

 

そこで皆がやってきた。

今は授業中のはずだが?

先生は後でまた詳しく精密検査をすると言ってどこかへ行ってしまった。

 

皆が俺を見て固まっているので声を掛けると、

泣き出した。

うぇいうぇいうぇい!?

何故泣く!?

理由が分からずオロオロするしかない。

だってあの織斑先生も泣いてんだもん。

そりゃ困惑するわ。

山田先生は大号泣。

もう皆ワンワン泣いている。

 

 

織斑先生が事情を説明してくれた。

......そうか。

俺は......二週間も眠っていたのか。

 

心配掛けた事を謝るとセシリアに怒られてしまった。

 

「何故あなたが謝るのですか?あなたは私達を学園を守るために戦って傷ついて倒れたのです。賞賛され、誇る事はあれど謝罪する理由はありませんわ」

 

「......ありがとう」

 

これしか言えなかった。

 

 

その後精密検査をして、これからどうするのか説明を受けた。

まだ体の中に銃弾が残っているから手術を行うそうだ。

どうであれしばらくは動いてはダメらしい。

 

全身に傷があった。

ちょっとカッコいいと思う俺であった。

 

 

 

 





終わりだと思った?
残念まだ終わらないよ。
もう少し我慢してね。

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