ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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2話目

さて、織斑先生の登場によりカオスと化した教室も

織斑先生からの一声で静かになった事で

授業が始まった。

二時間目が終了したんだがな?

 

さっきから織斑がこっちをチラチラ見てるんですよ

明らかにビビりながら...

え?俺なんかしました?

顔が怖い?生まれつきだよ悪かったな!

 

などと考えていたら、織斑が金髪の女子に声を掛けられた。

さすがイケメン。外人にもいきなり告白されるのか。

...あ、違ったわ。どうも女尊男卑主義者らしいな

会話の内容を掻い摘むと

織斑が金髪の女子を知らないと言った瞬間にキレ?始め、

偶然ISを使えたのだから調子にのるなだの、

地面に這いつくばって頼めば色々教えてやらん事もないだの言い始めた。

 

なんで分かるのかって?

あの人声でかいんですよ...

ヒステリックかな...

関わらんようにしとこ...

 

 

 

ハイ、フラグ立てました。

俺のとこにも来やがりました。

明らかに怯えながら...

怯えるんだったら来るなよ

こっちも傷つくんだから...

 

こっちに来て俺を見た瞬間に

 

「あ、あなた、

そ、その目付きをなんとかなさい!」

 

ですって。

 

「...すまない。これは生まれつきなんだ。

直せと言われてなんとかできるようなものではないんだ。

許してほしい。」

 

さっきまでの俺の態度?

馬鹿野郎コミュ障の俺が取れるわけないだろ!

ましてや相手は女子だぞ?

これだけ返答出来たんだから褒めて欲しいぐらいだわ。

 

「まぁ!?なんですの!?その態度は!

この、イギリス代表候補生である、

わたくしセシリア・オルコットに対する態度ではありませんわよ!」

 

「このわたくしに話掛けられるだけでも幸運なのになんなんですの!?」

 

「先程の男といい、あなたといい、返事の仕方もろくに知りませんの?」

 

「これだから極東のサルは...

まぁ、 しょうがないですわね。」

 

数分後...

 

「では、また来ますわ」

 

下手に出たら気持ち良くなったのか言いたい事を言うだけ言って

自分の席に戻ってった...

なんだったんだ一体...

というか、また来るとかなんとか言ってたよな?

断りたいけど怖くて断れない...

 

チキンハートな俺だぜ...

........私は悲しい(ポロロン...)

 

 

 

----side セシリア----

 

はぁ...あの織斑一夏という男、

ISを使えるのだから、少しはまともな男かと思っていましたが、

所詮はやはり男なのですね。

 

ISの知識もなく、代表候補生すら分からないと言い始めるし、

挙句の果てには、このセシリア・オルコットの名前すら知らないなどと言い始める始末。

 

これでは何かを期待するのも無駄ですわね。

 

さて、二人目はどうかしら?

このセシリア・オルコットが直々に話をして差し上げますわ!

 

 

 

.........な、な、なんなんですの?

顔は恐ろしいですし、目付きもとても悪い、

怖くて近づきたくありませんわ......

 

はっ!?

まさかこのセシリア・オルコットが男如きに怖気付いている......?

ありえませんわ!!

ここは行くしかありませんわね。

 

いざ、来てみたはいいものの怖くて、

何を話せばいいのか分からなくなってしまいましたわ...

 

と、とりあえずここは

こうでも言っておきましょう!

 

「あ、あなた!

そ、その目付きをなんとかなさい!」

 

さ、さて、どう返してくるのかしら?

 

「......すまない、これは生まれつきなんだ。

直せと言われてどうにかできるようなものではないんだ。

許してほしい。」

 

これだけ言われて何もいい返さないとは、

やはりこの男もそこら辺にいる他の男と変わらないのですね。

顔と目付きが怖いのでどうなるかと思いましたが、

怖がって損をしましたわ。

 

「まぁ!?なんですの!?その態度は!

このイギリス代表候補生である、

わたくしセシリア・オルコットに対する態度ではありませんわよ!」

 

「このわたくしに話掛けられるだけでも幸運なのに、

なんなんですの!?」

 

「先程の男といい、あなたといい、返事の仕方もろくに知りませんの?」

 

「これだから、極東のサルは...

まぁ、しょうがないですわね。

 

しばらく話をして、

 

「では、また来ますわ」

 

と言い、自分の席に戻りました。

またこのセシリア・オルコットと会話が出来るなんて光栄に思いなさい!

 

 

----side out----

 

 

 

二時間目の休み時間に織斑が

ビクビクしながら話しかけてきた。

俺はとても感動している...!

同じ立場で話そうとしてくれる奴と、

会うのは両親や祖父母以来だぞ!?

これのどこが喜ばずにいられようか!

 

「よ、よう!俺は織斑一夏だ!

一夏って呼んでくれ。

その、2人しかいない男子だ、仲良くしようぜ!」

 

な?とてもいい奴だよ...

だがな?織斑よ

俺はコミュ障なんだ。

名前で呼べるわけがないだろ...

 

「.........すまない、織斑。

仲良くするのは構わないが、やはり苗字で呼ばせてもらう」

 

そう言ったら、

悲しそうな顔して、

 

「そっか。まぁ色々あるんだろ?

慣れてきたらでいいから名前で呼んでくれよな!」

 

「……あぁ、分かった。

よろしくな、織斑」

 

握手した。嬉しかった。

いい奴すぎて危うく泣きそうになってしまったよ...

 

すまん、いい奴すぎてちょっとおかしくなっているんだ。

許して...

 

 

ーーside 一夏ーー

 

 

うぅ、どうしよう...

一番後ろの席にいる二人目の男子に声を掛けたいけど、

怖いんだよな....

さっきから動かないけど、目が睨んでるんだよな...

 

でも、二人しかいない男子だし、仲良くしたいからな

よし、行こう!

 

「よ、よう!俺は織斑一夏だ!

一夏って呼んでくれ。

その、二人しかいない男子だ、仲良くしようぜ!」

 

そう言ったら、

 

「.........すまない、織斑。

仲良くするのは構わないがやはり苗字で呼ばせてもらう」

 

って、言われたよ。

まぁ人それぞれだし、色々あるんだろうからな

慣れたら名前で呼んでくれって言ったら

 

少し驚いたような顔をして、

 

「.........あぁ、分かった。

よろしくな、織斑」

 

って言ってくれた。

 

その後、握手して自分の席に戻った。

いい奴に会えたな。

顔怖いし目付き悪いけど全然いい奴だったな。

 

 

ーーーーside outーーーー

 

三時間目が始まった。

今回は織斑先生が授業をするらしい

 

山田先生は教室の端っこで見ている。

ちなみに山田先生はすでに生徒達から

やまやまだの、山ちゃんだの、教師としては

不名誉なあだ名をつけられている。

 

俺?

オルコットと織斑以外誰も近づいてこないからな!

それにオルコットは全然違うし...

あだ名なんてあるわけないだろ。

ちくしょう...

 

織斑先生はやっぱり、

お姉様だの、千冬様だの言われてだけど、

織斑先生と呼べと、ひと睨みしたら、

あら不思議皆さん速攻で従っておりました。

 

 

 

 




今回はここまで
次回に期待してください、

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