ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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束さん回

どうするか色々悩んだ挙句こうなった。


29話目

病室でのんびりしていた。

昨日のうちに銃弾の除去手術も終わっている。

特にやる事もないし、ボケーっとしていた。

 

 

「やぁやぁ!大河輝義くん!」

 

えぇ......なんかいきなり美女が殴り込んできた......

スマホを取り出して織斑先生に連絡する準備をする。

 

「待って待って待って!?それ誰に連絡しようとしてるの!?」

 

「......織斑先生ですが?」

 

「お願いだからそれだけはやめてください。私が殺されちゃいます」

 

まじの土下座なんて初めてみたわ......

 

「分かりましたから、顔を上げてください」

 

「ほんとー!?ありがとー!いやー冗談抜きで殺されちゃうからさー」

 

変わり身の早さ。

まぁそれは置いておいて、

 

「......どちら様でしょうか?」

 

「えっ?嘘、私の事知らないの?大天災篠ノ之束さんだよ?」

 

篠ノ之束......

どっかで聞いた事あるな......

忘れたけど。

 

「......そうですかわざわざありがとうございます」

 

「君反応うっすいねー。大丈夫?」

 

心配された。

むしろ俺よりもいきなり現れた自分の体を心配すべきなんじゃ?

 

「さて、私が来たのには訳があってね。君に言いたいことがあって来たんだ」

 

なんか言いたい事があるんだって。

なんか文句とか言われんのかな......

 

「えっとね、君が戦ったあの無人機は私が作ったんだよ」

 

......想定外すぎる話だな。

 

「それであれを送り込んだのも私だよ」

 

「......本当ですか?」

 

「うん、本当だよ」

 

本当の話らしいな......

さて、どうしたものか......

 

「何故あれを送り込んだのですか?」

 

思わず強めに言ってしまう。

 

「ほんとはね?いっくん、あぁ、一夏くんの事だよ」

 

いっくんとはだれかと思っていたら織斑の事らしい。

 

「いっくんに実戦経験を積んでもらうのに、送り込んだんだ。本来ならいっくんが倒せるレベルに設定してあったんだけどね」

 

「制御出来ているようには見えませんでしたが?」

 

「うん、まさか暴走するとは思わなかったんだ。

それでなんとかしようとしたけど私のアクセスも受け付けなかったんだ」

 

「それで済む話だと?」

 

「うぅん、だって箒ちゃんも、君も死にかけたんだから」

 

確かに俺は死にかけた。

そして篠ノ之博士は俺に頭を下げた。

 

「ごめんなさい......!

君があんな目にあったのは私のせいなんだ......!」

 

声を震わせながら謝罪をして来た。

そして感謝を述べ始めた。

 

「そして、本当にありがとう......!

あの時箒ちゃんを助けてくれて......!

もし私が間に合わなかったら?

もし箒ちゃんが死んじゃったら?

って凄く考えて......

だからありがとうございます......」

 

よほどその時の想像が辛かったのだろう。

声を震わせて泣きながらそう語った。

 

 

しかしここ最近皆泣きすぎじゃないか?

 

「大丈夫ですから、頭を上げてください」

 

そう言うと篠ノ之博士は目尻に涙を溜め微笑しながら頷いた。

 

「うん」

 

こんな状況だが、とても綺麗だと思ってしまう俺であった。

 

「君は、優しいんだね」

 

「そんな事は無いですよ。誰だって俺と同じ事をします」

 

誰でも出来ると否定すると、

 

「うぅん、それは無いよ。誰だって自分の命は大切だからね。君みたいになんの躊躇いもなくあんな事が出来る人はいないよ」

 

そうだろうか?

誰だってあの状況ならああすると思うが。

 

 

しかしいくつか言いたい事がある。

 

「いくつかよろしいですか?篠ノ之博士」

 

「うん?いいよー、特別に許してあげよう!」

 

さっきまでの泣きはどこにいったし。

まぁいい、それじゃ聞くとするか。

 

「博士は何故ISを開発したのですか?」

 

「うん?そりゃ宇宙に行くためだよ?」

 

「なら、何故今回こんな事をしたんですか?」

 

「そりゃいっくんに強くなってもらいためだよ?」

 

「あなたは宇宙に行くためにISを開発したのでしょう?なら何故あのような事に使うんですか?開発者本人が本来の使用用途を間違っている。それではいつまでも宇宙に行く事は出来ませんよ?」

 

「俺もISを使ってドンパチやっているのであまり強くは言えませんが」

 

俺がそういうと、篠ノ之博士は悲しそうな笑顔を浮かべていった。

 

「分かってるよ。だけどね?もうよく分からなくなっちゃったんだよ。私が開発したせいで女尊男卑なんて風潮が流行っているし、私のせいで不幸になる人もたくさんいる。私はこんな事を望んだ訳じゃないのに。なんでだろうね?」

 

「インフィニットストラトス。

意味は無限の成層圏、

どこまでも広がる空。

ISは翼があって、自由に大空を飛び回る事が出来る。

俺は正直これを聞いて、純粋に凄いって思いました。

男には乗れないと知った時はそりゃもう落ち込みましたよ。

誰だって、空を飛びたいと思いますし、少なからずそう思った人はいるはずです」

 

「だけど、俺はISに乗る事が出来た。

乗る事が出来ると聞いてもう嬉しくてしょうがなかった」

 

「知ってるよ。私だってまさかいっくん以外に使える男の子がいるなんて思っていなかったからね。いっくんはちーちゃんの弟だからもしかしたらいけるかもとか考えたけどまさか二人目がいるとは思ってなかったからね。びっくりで君の事ずっと見てたよ」

 

「だから、君がISに乗って飛んでいる時の顔、凄く楽しくてしょうがないって顔してるのも知っているしね」

 

まじかよ。

見られていたらしい。

全然気が付かなかったぜ。

 

「だから、あなたが本当にISをあんな風に使っている事に驚きました」

「しょうがないよ......

私だってこんな事したくはなかった。だけどいっくんは君みたいに強くはない。だから強くなって自分で自分を守ることが出来るようにしてもらわなきゃいけなかった。

ちーちゃんも私もいつでも助けられる訳じゃない。

実際いっくんは一回誘拐されているしね」

 

「なら俺が織斑の事を守ります。箒も、織斑先生も、もちろんあなたの事も」

 

「だけど......」

 

うぅん......

少し発破をかけてみるか。

 

「くどい!あなたはそれでも天災と呼ばれる人間か!?」

 

「っ!」

 

「ISを一人で全て開発した人間か!?」

 

「俺がなんとかしてやるって言ってんだ、そっちも腹を括れ!

宇宙に行きたくないのか!」

 

「行きたい!私だってやりたい事も見てみたい事も沢山ある!

でも他の奴らはそうじゃなかった!ISを軍事利用しかしない!

私はどうすればいいの!?」

 

「私の事を受け入れてくれる人も理解しようとしてくれる人もいなかった!」

 

篠ノ之博士は叫ぶ。

でももう違う。

もしかしたら今までもいたけど気が付けなかっただけかも知れない。

 

「なら、今までやって来たように自分の夢を叶える為に努力したらいい。俺でよければいくらでも力になりますから」

 

「篠ノ之博士のやりたいようにやればいい。

何故あなたは天災と呼ばれているんですか?」

 

「......いいのかな?私が夢を追いかけて」

 

「夢を追いかけてはいけないなんて事は無いですよ。

誰にだってその権利はあります。

そして、叶えたい夢を持った人間の義務だから。

追いかけたくても追いかけられない人なんて沢山いる。

だけどあなたは夢を追いかけて叶えるだけの力がある。

それを使わない手はないじゃないですか。

誰かが文句を言って来たら黙らせればいい。

誰も篠ノ之博士の夢に応援する事はできても、文句を言う権利はないんですから」

 

そこまで言われるとは思っていなかったのだろう。

ポカンとして嬉しくてしょうがないって顔で笑った。

その笑顔は驚くほど綺麗で見とれてしまうものだった。

 

「ありがとう。本当に嬉しいよ」

 

「さぁーて!ここまで言われたんだから早速取りかからなきゃね!」

 

ようやくやる気を出したようだ。

 

「何かあったら相談に乗りますから。

いつでも連絡してください。来てくれてもいいですし」

 

「うん!それじゃ君にはお礼をしなくちゃね!

何か欲しいものはあるかな?」

 

考えてみるが特にないので断る。

 

「......いいえ、特にないので大丈夫ですよ」

 

「えぇー、君って無欲の仙人か何かなの?」

 

「......人並みに欲はありますよ。でもそれは誰かに叶えてもらう事じゃないですから」

 

「君、達観してるねー。

ま、いいや。私の方でなんか適当に見繕っておくよ!」

 

大丈夫だと言っているのに......

まぁその時は有難く受け取ろう。

 

 

「それにしてもてるくんは女たらしだね!」

 

突然の最低野郎認定を受けた。

解せぬ......

 

 

 

ーーーー side 束 ーーーー

 

 

今日は二人目の男性操縦者のところに来ていた。

 

理由は、あの時の事を謝るためと、

箒ちゃんを助けてくれたことに対する感謝を伝えるために。

 

 

あの時の事はよく覚えている。

箒ちゃんに向けらた砲口を見たとき、

思わず手が止まってしまった。

 

凄く怖かった。たった一人の大切な妹を失う事が。

それを想像して一人で泣いた。

何度も何度も。

 

そして箒ちゃんを助けてくれた彼にはちゃんとお礼をしなきゃと思った。

 

数日機会をうかがって見ていたが、まぁ何というか、女たらしって思った。

だって箒ちゃん達だけじゃなくてあのちーちゃんまで落とされるとは

廊下に出たちーちゃんなんて初めて見たよ。

 

 

 

今日はやっと機会が出来たから会いに行こうと思う。

 

 

会いに行ったら、物凄い驚かれた。

 

 

まさか謝りに行ってあんな事言われるとは思っても見なかった。

まだ私の夢を応援してくれる人がいる事に。

私は自分の夢を追いかけていいって言ってくれる人がいる事に。

 

 

 

 

 

 

ちーちゃんやいっくん、箒ちゃんやお父さんやお母さんは私の中で大切な存在だった。それこそこの人達に危害を加えたら国ごと滅ぼす準備があるぐらいには。

 

だけど今日それ以上に大切な人が出来た。

ちーちゃんの言葉を借りるようだけど、

 

 

まさか私が誰かを好きになるなんて思ってなかったなぁ。

多分私の人生で最初で最後の恋だよ。

 

 

てるくんの顔が、声が頭の中にずっといる。

すっごく恥ずかしい......

もっと私を見て欲しいとか、抱きしめて欲しいとか、

その、えっと、チューして欲しいとか色々考えちゃう。

 

でもどうすればいいんだろう?

くーちゃんに聞いてみる?

だめだ、くーちゃんに聞いても押し倒したらどうですかとか言われそう。

まぁいつでも連絡していいって、てるくんのとこに来ていいって言ってたしね。

いくらでもアピールはできるよ!

 

 

 

ちーちゃんにも箒ちゃんにも誰にも負けないからね!

最後に私がてるくんの隣に立つんだから!

 

 

 

 

ーーーー side out ーーーー




ちょっとフラフラしすぎたかな?
まぁでもこれでうさぎさんが落ちたぜ!

どんどんハーレム拡張するぞぉ!



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