ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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34話目

 

織斑先生との会話が終わった後、

部屋に戻ったらデュノアがおった。

なんでや?

しかもなんか荷物広げてるし。

こいつはホモか?

 

「......何故ここにいる?」

 

とりあえず聞いてみたら、まさかの返答に混乱する事になる。

 

「え?ここって1045室だよね?間違ってた?」

 

「......いや、そうだが......

何故俺の部屋にいる?」

 

「あれ?聞いてない?

僕ここの部屋なんだよ」

 

俺なんも聞いてないんだけど!?

 

「......全く聞いてないな」

 

「そうなの?えっとじゃあ」

 

そう言ってこちらにくる。

 

「僕はシャルル・デュノア。これからよろしくね?」

 

そうか......

まだ挨拶もしてなかったな。

アリーナに向かった時も追っかけられて時間が無かったからな。

 

「......大河輝義だ。よろしくな」

 

とりあえず挨拶をした。

 

 

ーーーー side シャルロット ーーーー

 

 

今日は男としてIS学園に転校する日だった。

 

 

お母さんが死んでからお父さんに引き取られて本当に大変だった。

本妻の人に叩かれたり、ISの適正検査で適正がある事が分かって、急遽IS学園に転校する事になって。

本当に大変だった。

 

まさか男として転校するなんて聞いてもいないし、思ってもいなかった。

確かにデュノア社は今経営が大変だって事は知ってる。

ウチはラファールが主力商品で汎用性も高いし拡張領域も広いから、色んな武器が積める。

世界的なシェアも誇っている。

だけど、それでも第二世代だから他国の第三世代には劣る。

乗り手の力によっては通用するけど、やっぱり性能では間違いなく劣っている。

 

それに欧州統合防衛計画(イグニッションプラン)もある。

フランスはこの主力ISの選考レースに完全に乗り遅れてる。

政府はデュノア社に圧力をかけて早く試作第三世代の開発を進めるように言ってきた。

そんな時だった。男性操縦者が現れたってニュースで流れたのは。

そんな時会社は僕という使い勝手のいい駒を見て近付こうとしたのだろう。

僕はIS学園に男になって、送り込まれる事になった。

織斑一夏の白式のデータ、もしくは生体データのどちらか。

無理ならば二人目の大河輝義の生体データを取って来る事になった。

白式は近接特化とはいえ、第三世代機だからそのデータが手に入ればかなりの進歩にはなる。

これがダメでも二人のうちのどちらかの生体データが手に入れば日本が秘匿しているものを手に入れられる。

これを解析して男性がISを使えない理由が分かれば他の男性も使える事にも繋がる。

他の欧州諸国に大きな差をつけられる。

成功すれば政府にも会社にも大きな利益になる。

だけど失敗すれば政府の上層部にも今回の件は食い込んで実行されてるから、間違いなく政府首脳陣は退陣の上牢屋行きになるだろう。

会社も同じだ。

間違いなく倒産か、他の会社に吸収されるだろう。

だけど、皆自分の見たい事や聞きたい事、都合のいい事しか取り入れなかった。

バレれば僕も牢屋行きは間違いない。

だって技術や情報を持ち出そうとしたのだから、産業スパイだし。

不安だなぁ......

 

 

 

うひゃぁ!?

 

いきなり入って来たから焦ったよ〜......

荷物を広げてたから下着とか出してたから慌てたよう......

転校初日にバレるとか洒落にならないってば......

初日からこの調子じゃ不安しかないなぁ......

 

 

 

ーーーー side out ーーーー

 

 

 

 

なんかここ最近色々と巻き込まれすぎじゃね?

デュノアは同じ部屋になるし。

織斑と一緒だと思ってたわ。

てか、こいつ本当に男かよ?

なんかいい匂いするし、男にしちゃ小さいし。

まぁそんな奴もいるか。

 

 


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